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あなたが傑作だと思う芸術作品を教えてください

noname#415の回答

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noname#415
noname#415
回答No.1

文学:藤原定家 (新古今和歌集(およびその時代)を代表する詩人) 作品:勅撰集の選歌を中心とした歌歌 例 :霜まよふそらにしをれし雁が音のかへるつばさに春雨ぞ降る 解説:やまとのくにに来る時・去る時、自然に苛まれる哀しさ。「霜」ではじまるものの歌の季節は春と云う強盗(がんどう)返し、あくまでも架空、歌枕で構築する形而上の芸術、31文字に収斂され封じ込められた宇宙。倭歌<やまとうた>こそは史上最強の芸術… 音楽:ブルックナー 作品:第9番までのシンフォニー 解説:ベートーベンが後世に謎かけた交響曲の一つの達成。第3「英雄」で解き放たれた絶対音楽と、第5「運命」の構築性と第6「田園」の標題性との分裂。第9における声楽採用による交響曲の創造と破壊。標題性はマーラーに継承される。更に声楽封入はヨーロッパの芸術の故郷であるギリシャ悲劇さえ髣髴させて、ワーグナーの楽劇に昇華。そして絶対音楽の究極の構築性はブルックナーのシンフォニーに結晶。 映画:ルキノ・ヴィスコンティ 作品:ルートヴィッヒ、地獄に堕ちた勇者ども、家族の肖像、あまた 解説:ブルジョアの出自なるも反体制的イデオロギーを標榜。ヨーロッパの終末を美的にテーマと映像に描破。滅びるものは、滅びに値するだけ美しく、美しくなければ滅びることはおろか、もとより存在していることさえ認められない。人間の苦悩を謳う哲学と、映画として美しい映像造りの融合。 絵画:セザンヌ 作品:リンゴとオレンジ、水浴、など 解説:印象主義で破壊された絵画芸術の再構築。色と形と云う概念的造型美。先達の継承と発展と批判と、後世への課題を放出。19世紀を総括し、20世紀前半の絵画史を決定した巨人。 今回はこのくらいです。

mori0309
質問者

お礼

hyper-teikaさん、回答ありがとうございます。 小生はもう若くはないのですが、いままで、同じ人や同じ作品を繰り返し繰り返し鑑賞していた ので、もうすこし違う作品のよさも分かるようになりたいと思って、このような質問を投稿しま した。鑑賞のさまたげになると思って解説書や芸術史に類するものは、ほとんど読んでいません でした。それが、結局、我流鑑賞の狭い世界に自分を閉じ込めてしまったようです。和歌も好き ですが人麻呂や西行をまったく自分流に鑑賞していました。 ご回答の内容は簡潔で分かりやすく、とても興味が刺激されます。ありがとうございました。 ところで「倭歌」は正しい(または歴史上使われてきた)漢字表現なのですか? どうも「倭」という字が気になるのですが。(hyper-teikaというネーミング、、、いいですね)

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