• ベストアンサー

国家と暴力団の本質的相違点は?

cse_riの回答

  • cse_ri
  • ベストアンサー率29% (74/253)
回答No.5

国家と暴力団の違いですか、面白いところに目をつけましたね。 私の考えですが、本質的なところではそれほど違いません。 組織の規模が大きいか小さいかの違いだけです。 kamesennninさんが学生か社会人かわかりませんが、歴史の授業 でホッブスという人が、国家は「リバイアサン」つまり怪物である ということを習いませんでしたか。 国家には警察も軍隊もあります。力がありますから、自国や他国の 国民をその力でねじ伏せることは簡単にできます。 実際、独裁国家では、権力者の意向次第で幾らでも暴力を振るえます。 幾つか例をあげましょうか。イラクがクウェートを侵攻したのは、 独裁者フセイン大統領の意思です。 カンボジアで、"キリング・フィールド"と呼ばれるほど自国民を殺害 したのは、当時の支配者であったポルポトの意思です。 その他、第二次世界大戦後の共産国の例だけでも、幾らでもあげる ことができます。 ではその「リバイアサン」を暴れさせないためにはどうするか。 これは怪物を暴れないように縛り付けるしかありません。 では国家という怪物を縛り付ける武器は何かと言うと「憲法」なのです。 憲法とは、本来は国家と国民の契約です。国家が憲法に従うことに よって、その怪物としての力をむやみに振るえなくなります。 特に民主主義国家では、政府が様々な憲法の制約があるので、むやみに 自国民に対して、暴力を振るえないようになっています。 現実のアメリカや日本は、とうてい理想的な国家とは言えませんが、 独裁者の意思次第で国民をどうにでもできる国家と比べれば、はるかに マシというものです。 しかし、憲法は国民を自国政府の横暴からは守ってくれますが、他国の 横暴から国民を守ることには、まったく役に立ちません。 そこで、国家の安全保障政策が重要となります。 自国の軍備を増強するか、幾つかの国と同盟を結んで、他国の侵略に 備える必要があります。 私の見解では、国の政府というのは先ず自国民を保護する義務があると 思います。これができなければ、一国を代表する政府としての価値が ありません。 最近ではアメリカがアフガニスタンを空爆→特殊部隊の派遣まで行い ましたが、かつてのタリバン政権はアメリカと妥協しなければ攻撃を 受けることはわかっていたにも関わらず、アル・カイーダをかばい続け アフガニスタンへの軍事介入を招きました。 私に言わせれば、アル・カイーダを切り捨てれば外交努力で事態を 回避できたハズなのに、それをしないでいたタリバン政権は自国民を 保護する役割を投げ捨てたとしか思えません。アメリカを責める以前に 自国民を保護する役割を捨てたタリバン政権を責めるべきです。 アメリカにしても、自国民を何千人も殺された以上、何かの形でケジメ をつけなければ、自国民を保護する役割を放棄したことになります。 軍事介入をしてでも犯人を裁きにかける努力をしなければ、国民の怒り を抑えることはできなかったでしょう。 最後に、国家と憲法の本質については 『痛快!憲法学』 著者:小室直樹/集英社 を読んで、よく勉強してください。

関連するQ&A

  • 他国を頻繁に誤爆している米国はテロ国家?

    国際法で認められた戦争行為でもなく、他国に多大な脅威を与える行為をテロであると定義します。そうすると、米軍が頻繁に行なっている誤爆というのは戦争行為でもなく、他国に多大な脅威をあたえていますので、テロ行為だと考えます。テロ行為を行なう米国はテロ国家だと考えます。アフガニスタンの市民の住宅地域に誤爆をして50人以上の死者を出しているのに、ブッシュはゴルフをしていました。もし、日本の自衛隊がPKO派遣先で50人もの民間人を爆撃して殺したら、小泉内閣は吹っ飛ぶでしょう。その前に、国中が大騒ぎで、謝罪にすぐに大臣が派遣されるでしょう。しかし、米国のブッシュ政権では頻繁に誤爆で民間人を殺しておきながら、謝罪や関係者の処罰をしたとの話を聞いたことがありません。日本の水産高校の練習船の愛媛丸を米国の潜水艦が沈没させても、その艦長は名誉除隊になり、何の処罰も受けていません。まさに、米国は他国の人間をゴミとしてしか見ていない証拠だと思います。太平洋戦争の末期に人口密集地帯に一般市民の大量殺戮を目的にした原爆を投下した前歴もあります。インディアンをほとんど皆殺しにして建国した米国こそが世界最大のテロ国家だと考えます。

  • 独立国家と植民地

    以前、こちらで「植民地」について質問させていただきました。 そこで、頂いた返信についてなんですが・・・ (以下簡単に) 回答者1) 植民地の形態として(中略)傀儡政権が運営する場合がある。 回答者2) 傀儡政権とは、形の上では独立した国家でありながら、       あるどこかの大国の手下になっているような政権を指します。 とご回答くださいました。 そこで、分からなくなってしまったのは、独立国家なのに、植民地???と。 独立国家とは、「独立」なんだから、他に属するわけではないのでは ないか、と思ったのです。それに、植民地の人が独立戦争を起こして、 独立を勝ち得ると考えていたので、独立国家なのに、植民地とは変な気がします。 そこで、伺いたいのは、 (1点目) 独立国家でも、他国に占領され、植民されれば、植民地になるのですか?また、そういう事態はそもそもあるのでしょうか。 イラクはアメリカに占領されていますが、もし万が一、アメリカ国民の植民がおこれば、イラクは植民地となりえますか? (・・ところで、イラクは独立国家ですよね?) (2点目)また、植民地とは、他国に占領され、植民される場合を指すと認識していますが、傀儡政権の場合は、自国の政権が他国の政権下に あるだけで、植民されてなくても、植民地になるのですか? 以上2点どうぞよろしくお願い致します。

  • 民間人を最も殺害した国家とは?

    前から疑問に思っていることなのですが、 近代~現代において、 戦争、テロ、内乱、飢餓などを問わず、又 自国、他国民を問わず、民間人を何人殺したか? 国家毎の統計的数値がわかりましたら、教えてください。 暴力の連鎖による無差別テロが世界を横行しています。 それは、卑劣で残虐な行為です。 でも、アメリカだってかなり残虐非道なことをやってますよね。(理由はどうであれ・・・) アメリカ大陸原住民への迫害。 肌の色、宗教、イデオロギー差別による迫害。 世界大戦時における 広島・長崎への大量破壊兵器・原子爆弾投下。 日・独・伊への無差別空襲。 テロ支援国家とされる国への民間人への攻撃。 などなど、 『どの国家が、民間人をどれくらい殺害したか?』 という『客観的な数字』で世界を理解してみたいので、 よろしくお願いします。

  • アメリカの民間人殺害はなぜ非難されないのですか?

    アメリカは太平洋戦争で東京大空襲や広島長崎への原爆投下で民間人を無差別に 虐殺しつくしました。 アメリカは、よく他国が民間人を攻撃する事に対して非難をしますが そのアメリカ自身は民間人を大量に殺害しています。 アメリカは、なぜ民間人を殺害しても非難されないのでしょうか? また、日本はなぜその事を指摘しないのでしょうか? 戦争に勝てばなんでも「あり」ではないと思うとります。

  • ならず者国家 

    アメリカは北朝鮮を悪の枢軸国とかならず者国家とか言っていますが(最近は裏で何かよろしくやっているような気がしますが)本当にそうでしょうか?北朝鮮はならずも者と言われるような何をしたのでしょう? ならず者国家はアメリカ自身ではないでしょうか?人類史上類を見ない原子爆弾という人体実験をやり、勝者の論理で一方的に裁き、その裏で薄汚い取引をやり、絶対的な軍事力を背景に他国を経済的に追いつめる。まさに、暴力団かならず者です。それでも、アメリカ発のメディアに悪のりして本当に北朝鮮が攻めてくると思っている日本人が多いのに驚きます。どうして日本人はそんなにアメリカが好きなのでしょう?時事問題とか政治問題はとかく感情的になりがちですが、右翼的、過激的ではない意見が聞きたいのですが。

  • 現在のラテンアメリカについて

    ちょっと昔(20~50年ぐらい前)はアメリカ合衆国はラテンアメリカ諸国に対して経済的植民地にし、傀儡政権を沢山建てていたようですが、アメリカ合衆国のパナマ侵攻以降、アメリカの大規模なラテンアメリカに対しての介入はあるのでしょうか?? また、キューバ、ベネズエラ、ボリビアのような反米国家が増えてきているように見えますが、そのような国家はこれから転覆される可能性は高いのでしょうか??

  • イラク戦争の良かった点

     アメリカの対イラク戦争は「大量破壊兵器が無かった」という点から、アメリカは同時多発テロの恨みを中東の各国に八つ当たりと、戦争すれば儲かるという独りよがりの考えから、多くの民間人を犠牲にしたという解釈がメディアの報じ方としてあるなぁと、ワタシは受け取っています    しかし  この戦争でフセイン政権を倒すことができたことは、世界においての収穫にならないのでしょうか?  アメリカの「すべての国はアメリカをモデルとした、民主国家になるべき。その国家思想を広めるための正義の戦争」という言葉を鵜呑みにするわけではありません。    でも、  フセイン政権下において、独裁者からの圧力に苦しんでいた人が沢山いたのではないでしょうか? 前にドキュメント番組でフセインjrの元側近達が恨みつらみを述べていたのを見て、「この政権が倒れたのはざまあみろだなぁ」と思いました  そういったこの戦争がおきた有意義さというのはまったく無いのでしょうか?

  • ガーナがなぜ安定した民主国家なのかについて

    ガーナについてお聞きしたいことがあります。 ガーナはローリングスがクーデターにより反乱を起こし、首位につくまではエンクルマの独裁体制からはじまり、多くの内戦やクーデターを経験してきました。 このようなプロセスを踏む国は失敗国家になりやすいと思います(他のアフリカ諸国のように)。ところがローリングスが政権についてからは構造調整を受け入れるなどし経済回復した後、民主化を遂げ、現在では公平な選挙が行われる安定した民主主義国家となっています。いったい他の国との決定的な違いは何だったのでしょう?構造調整を受け入れたところがポイントなのでしょうか?なぜ失敗国家とならずに安定した民主主義国家となれたのでしょう? できれば他国と比較しながら説明していただけると助かります。 本当に困っています。よろしくお願いします。

  • 第二次世界大戦時のアメリカについて

    最近アメリカ製の古い戦争映画(WWII題材)を見ていて、それは圧倒的に日本を打ち負かしているような描写だったため、アメリカこそが無敵の帝国主義国家のように見えたのです。 そして結局勤勉で圧倒的機動力を持つ零戦を駆使しても日本はアメリカにしてやられたことに変わりは無いのだと。 第二次世界大戦においてアメリカが日本の本土爆撃を実施したように、アメリカもまた他国(日本以外の)からアメリカ本土に爆撃を行われたり、零戦のように優れた機動力を有する戦闘機を持つ帝国主義国からの攻撃に苦しめられていたという事実はありますか?

  • どの政党に投票したら良いですか?

    わからなくなっちゃったのでどなたか教えて下さい。 今の国家的な利権構造を一度どこかで壊さないと、そのうち国家破綻or沈没する気がするので、自民党以外しかないと思ってました。 何年間も権力を持ち続けていたら、そりゃ天下りや渡り、汚職などが増え続けるのは当たり前です。 ならば民主党かな?と思っていたら、民主党の場合は朝鮮系とのつながりがどうとかという「噂」もあります。参政権問題とか。 あくまで噂ですが、これって反民主の人が流してるのか本当なのかよくわかりません。 共産党の話は理想論はわかるけど、理想を追っている内に日本自体が沈没しそう。社会党はう~ん、公明党はご存じの通り政教分離問題があります。 また自民はアメリカの言いなりなので、民主に変わらないようにアメリカからの策略があるという話も聞くので、やはり民主なのでしょうか? 民主になったところで、彼らも利権が欲しいだけな気もします。 どうなんでしょう? 私の思いとしては、天下りや非効率な公務員制度、癒着などをいったんリセットして、日本のお金を他国に売り渡さない政権を選びたいです。