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マクロ経済学のIS=LMモデルにでてくる経済変数について

noname#14479の回答

noname#14479
noname#14479
回答No.1

難しい質問です。 IS-LMの枠組みでの利子率は一般的な概念であり、 現実にどの金利が当てはまるとは一概にいえません。 ただいえるのはどの視点でとらえるかということです。 例えば、財政という点からの資金調達を考えれば 国債の金利がよいかもしれません。 しかし国債の金利では一般の企業は 資金を調達できません。 企業の行動が重要だと思うなら、 貸出約定金利が適当でしょう。 長期プライムレートもあります。 要は分析の主眼をどこにおくかによって どの金利に注目する関わってくるということです。 一言付け加えますが、 すべての金利は国債の金利に影響を受けますので、 金利の水準にこだわらなければ、 国債の金利で十分だと思われます。 ちなみに私が以前分析したときには、 金融債の金利を用いました。 「現実経済と経済理論とを照らし合わせるのに、 よい本があれば教えてください」 とのことですが、このような本はあまりありません。 強いて役に立つとするものを上げれば、 某新聞の「経済教室」と「やさしい経済学」でしょうか。 (経済学を勉強した私の私見では、普通の人にとって 決して「やさしい」ものでもありませんが) 話題がタイムリーとは必ずしもいえないのが たまにきずです。 自分で考えてみるのが一番早く、確実です。 単純化されてしまっている経済理論では、 現実に照らし合わせたとき、 あっちを立てればこっちが立たない といった事態になることがほとんどです。 今現在の経済についても、 乗数効果の小さい財政政策は無意味、 と主張する人もいますが、 実質ゼロ金利で流動性のわなに陥っている。 だから財政政策が有効だと考えることもできます。 (もう少し複雑な問題ですが、 結論はだいたいこんなところです) 計量経済学の分野も一助になるでしょう。 長くなりましたが、 参考になりましたでしょうか。

Cain
質問者

お礼

ありがとうございました。 >すべての金利は国債の金利に影響を受けますので、金利の水準にこだわらなければ、 国債の金利で十分だと思われます。 抽象理論を用いて現実を観察するときには、水準は分析にあまり関係なさそうなので、おっしゃることは、私には説得的です。

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