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火成岩に含まれる鉱物…

中学生から「火成岩に含まれる鉱物の識別がよく分からない」との質問をされたのですが良いアドヴァイスは何かありませんか?またはポイント・注目すべき鉱物・覚えるべきものなど…。受験がすぐらしいので出来るだけ早くお願いします。

noname#5523
noname#5523

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noname#2353
noname#2353
回答No.1

中学生レベルで覚える鉱物の種類は6つでいいでしょう。 そのうち2つが無色鉱物。6つが有色鉱物です。 まず無色鉱物の(1)「長石」ですが長方形っぽくて角ばったかたちをしています。風化しやすくて,もともとはガラスのようにきれいなのですが,白くなってチョークみたくなってしまっていることが多いです。すべての火成岩に含まれている鉱物です。 (2)「石英」はクオーツという言葉でよく知られています。 風化しづらく硬いです。コロコロしています。白い火成岩である流紋岩や花崗岩に含まれてます。 続いて有色鉱物ですが (3)「かんらん石」味覚唐の純露っていう飴があったとおもうんだけど,それとそっくりです。今までみたなかでは佐渡島のなんだか(小木?)岬(名前忘れた)のオリビンがとてもきれいでした。普通は肉眼ではなかなか確認できませんが,石英とは対照的に黒い火成岩の玄武岩,墓石の黒い石,はんれい岩に含まれています。 (4)角閃石 針のように細長く(長柱状),よく岩石から飛び出ていて指先に刺さることがあります。日光に当てるとギラッと反射します。色は褐色がおおいかな。これは閃緑岩,安山岩にもはいっているし,白い火成岩にも入ってきます。 つぎに,これとよく間違えるのが…(5)輝石です。 同じく褐色がおおいのですが,形は角閃石ほど長方形ではありません(短柱状)。それに日光にあたってもギラッとは反射しません。これもおもに花崗閃緑岩,安山岩にもはいってますが,黒い火成岩にも含まれます。 最後が(6)黒雲母です。 これはわかりやすいです。日光にあたるとギラっとモロに反射します。それは黒雲母の比ではありません(へき開が発達)。形は六角形。これも石英と同じ白い岩石,流紋岩,花崗岩に含まれます。今までみたなかでは奥尻島の流紋岩の中にある黒雲母が見事でした。 受験生なんですよね。鉱物の問題はイラストと一緒に出るケースが多いので,いろいろな問題集をこなして鉱物のイラストに見慣れておく必要があります。こちらはあさってが公立高校入試です。それではがんばってください。

noname#5523
質問者

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詳しい解説をどうもありがとうございました。

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  • Umada
  • ベストアンサー率83% (1169/1405)
回答No.2

中学校の地学でしたら以下のようなことが分かればよいと思います。(ただし私は岩石の専門家でも何でもなく、自身が十ウン年前に苦労して覚えたという程度の知識です) (1)火山岩と深成岩の違い 深成岩はゆっくり冷やされるので、一つ一つの鉱物の粒がはっきりしている。(等粒状組織) これに対し火成岩は急に冷やされるので、斑点のように一部の鉱物のみが析出する。(斑状組織) ゲンブ岩とハンレイ岩の組織写真の例があります。 http://www.web-sanin.co.jp/p/kiseki/kiseki/kiseki.html (2)成分による違い 岩は造岩鉱物と呼ばれるいくつかの基本的な鉱物から成っています。 石英、長石、黒雲母、角閃石、輝石、カンラン石 この順序で覚えてください。石英と長石が無色、あとが有色です。覚えるための語呂合わせもあるようです。こちらをどうぞ http://www.d2.dion.ne.jp/~hmurata/goro/koubutsu.html 各造岩鉱物の写真はこちらをどうぞ。 http://www3.justnet.ne.jp/~hagiya/rformmin.htm 中学校のレベルで造岩鉱物の同定まで要求されるかなあ・・・いずれにしてもNo.1でyo_shiさんが丁寧に答えてくださっていますのでどうぞそちらを参考にしてください。 (3)石の種類と含まれる鉱物 造岩鉱物の構成によって岩石の名前が異なります。      ←多い SiO2の量 少ない→      ←白い   色   黒い→ 火山岩:リュウモン岩 アンザン岩 ゲンブ岩 深成岩:カコウ岩 センリョク岩 ハンレイ岩 SiO2の多い岩石は、石英、長石、黒雲母を主な成分として含みます。(先ほどの造岩鉱物の序列の左側) SiO2が減ってアンザン岩やセンリョク岩になると石英は20%以下に減って長石が主成分となり、また黒雲母に代わって角閃石が増えます。 さらにSiO2の少ないゲンブ岩やハンレイ岩になると、長石、輝石、カンラン石から構成されるようになります。 即ち上記の造岩鉱物の序列で、だんだんと右側の成分が増えてくる、というわけです。構成比がどのように変わっていくかはちょっとここでは書き切れませんので、理科の教科書か副読本を見てください。

noname#5523
質問者

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詳しい解説をどうもありがとうございました。

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