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回答(5件中 1~5件目)
石炭は固形の化石燃料で取り扱いは液状の石油に比べて格段に困難でした。
蒸気機関の燃料として長く使用されたのですが、この点で廃れてしまいました。
特に船舶、軍艦では石炭の積み込みは袋詰めの石炭を人力で積み込まねばならず、真っ黒になる重労働で、しかも長時間高速を必要とする場合の釜焚きも大変でした。 機械化はスペースの関係で困難でした。
石油の場合はこれに比べ短時間かつ殆ど人力を要せず、保管も二重底やタンク内でスペースをとらず、単位当たりのエネルギーも高いのです。
従って石炭の液状化は多くの研究がなされましたが、石油のように安価で大量に供給されるには至りませんでした。
石炭を粉末にし液状として使用する研究も行われていますが、今のところ重油と混合して液状化するか、水と混合して液状化する方法で石炭濃度は60~70%に達しています。
しかしその石炭も輸入に頼っているのが現状です。
投稿日時 - 2006-07-05 11:47:25
お礼
分り易いご説明ありがとうございました!!
投稿日時 - 2006-07-05 15:31:25
石炭は燃えるだけですので、動力源とするには蒸気機関になります。
石油をつかう機関とは出力や効率で比べ物になりません。
固体の石炭にくらべ、液体の石油は採掘や輸送でも便利です。
蒸留やフィルタで各種燃料等が精製できますが、石炭は熱処理だの触媒だのが必要です。
効率や利便性から、石炭では話にならないということですね。
北朝鮮でも石炭が豊富にあるようですが、今だ主力は石油です。
投稿日時 - 2006-07-05 09:01:17
お礼
なるほど!!そう言えば北朝鮮のトラックは石炭で動いているものがあったのを思い出しました!!
投稿日時 - 2006-07-05 15:29:56
石炭は、石油より広い範囲に分布しています。日本国内でも、北海道、常磐、山口、筑豊と言った所に埋蔵されていました。
大陸でも、日本の勢力圏内の北朝鮮・満洲国・内蒙古・河北などの各地に炭坑があり、石炭を勢力圏外から入手する必要はありませんでした。むしろ、採掘した石炭を消費地まで輸送する鉄道(線路、機関車、貨車)や船の方が問題でした。
石油は、日本の勢力圏内では新潟県で僅かに出るだけで、No1の方が言われる需要を満たすには程遠い量でした。石油は、どうしても勢力圏外から輸入する必要がありました。戦前の輸入先は、アメリカと蘭印(インドネシア)です。
石油と同様に勢力圏外から輸入する必要があったのは屑鉄です。当時の日本で、鉄鉱石から一貫製鉄できるのは北九州の八幡製鉄所と満洲国に建設した鞍山製鉄所の2箇所程度しかありませんでした。これだけでは鉄鋼需要を満たせず、アメリカ等から屑鉄を輸入して転炉で溶かし、鉄鋼製品に再生するのが主となっていました。
石油と屑鉄、この二つの戦略物資は、当時の日本が勢力圏内で調達できない「軍事と産業のコメ」に該当するものでした。
投稿日時 - 2006-07-05 08:06:45
お礼
非常に分り易いご説明ありがとうございます!!コメがなければ、国家運営も厳しいですね。
投稿日時 - 2006-07-05 15:28:02
↓ 第二次大戦前から人造石油(石炭から石油を作る)の技術はありましたよ。
発明したのはドイツで、日本でも
北海道の滝川工場などフル操業していたのですが
生産量が少なく時間もかかる。
とても石油にとってかわるというところまでは
いかなかったのです。
内燃機関が、蒸気機関からガソリンエンジンに
切り替わった以上、
石炭に切り替えることは不可能です。
ガソリンは爆発しますが、石炭は燃焼するだけ
性質がまったく違うので人造石油にしないと
代用品にもなりませんよね。
アメリカが対日禁輸処置をした当時、
日本は中国で戦争中でしたので、
ガソリンがないと戦争は続けられません。
牧歌的生活をするだけなら、石炭だけでも何とかなりますが
現実的にはそのような生活レベルの後退は
オイルショックのときも、一度たりともありませんでした。
現代社会には石油がどうしても必要なのです。
石炭では無理。
投稿日時 - 2006-07-05 08:01:18
お礼
なるほど!!時代背景のご説明で分りました!!
投稿日時 - 2006-07-05 15:25:30