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四十九日の起源は?

starfloraの回答

  • starflora
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回答No.6

    まず、七日という数字はどこから来たのか、わたしは知りません、と答えます。あるいは調べると、その起源や理由の記載が出てくるかも知れません。しかし、こういう場合、先に事実があって、後から説明が付いていることがよくあるのです。つまり、先に、七日ごとの供養儀式があって、その理由付けで、後から説明を付けたのが、何が先か分からなくなるということが多くあるのです。     最初に、どこで聞いたか読んだか忘れたのですが、49日というのは、大体50日か40日ぐらいで、自然状態で放置された死者の遺骸は、インドなどだど、肉の部分が溶け落ちて白骨に近い状態になり、ここから、完全に死者の領域に去った、この世とは違う位相の世界に移行したのだというので、この49日前後の数字が意味を持っていたという話があります。また、七日も、一日や二日では、インドなどだと、腐臭もしてくるし、身体も少し崩れかけはじまるが、まだ息を吹き返すことがあり、また、四日五日六日ぐらいでも、息を吹き返すことが時たまあったという事実があります。昔は、人の「死の確定判断」が難しく、「仮死状態」になったのを死んだと思うことがあったのです。死者の世界から帰って来たという話は、この仮死状態からの甦りの経験である可能性が高いです。     火葬をしなかった状態では、五日六日ぐらいしても、身体が腐臭を発せず、崩れもせず、ふと仮死から甦るということもあったのです。しかし、それも限界があり、身体が明瞭に崩れかけ出す七日目頃を境に、区切りが自然に感じられたということがあったのだと思います。日本古代の習慣で、「もがり」というのがあります。この場合も、遺体を横たえ、もがりの儀式をして、魂よばわりしていると、時に、仮死状態から甦ることがあったのです。庶民の場合、すぐ埋葬するので、仮死状態のまま埋葬で、土中で息を吹き返して窒息死とかいう例も、つい最近まで、かなりあったようです。     七日は、実用的には、遺骸が崩れ出すことが明確になる日数で、49日は、遺骸から肉が溶け離れ、骨が露呈する程度の日数ということです。     これが四十九日の七日の七回の考えられる合理的理由です。     これ以外に、古代の文化においては、どこでも「神秘数」とか「永遠数」というものがあったのです。何か重要なことには、この神秘数か永遠数を使ったということです。神秘数は、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12……とあり、これ以降は、42が神秘数だとか、64が神秘数だとか、色々と派生的な神秘数があります。     1と2は、何の神秘数かは、意味が多すぎます。3は、男性神秘数という捉え方が出来ます。4は、女性神秘数としてこの場合、捉えられます。3は、過去・現在・未来の時間を示し、4は東西南北の空間を示し、この合計の7が宇宙神秘数だという説明もあれば、空間は左右前後上下と、中心の点の七つから構成されていて、7こそ宇宙数だという説もあります。     暦だと、太陰暦では、大体一ヶ月が28日ぐらいになります。これを四等分すると七日になる訳で、太陰暦の暦では、七日をユニットとする合理性があったのだと云えます。七日ごとに勘定して行くと、四回で、月の満ち欠けが一周するのです。新月から半月へ、また半月から満月へ、それぞれが一週間、七日だということになります。     バビロニアの60進数は、2,3,4,5、10の倍数になっており、割ることが容易であったので採用されたもので、これは割ることについて便利なので、いまでも天文学や、時間の単位で60進数が使われています。また、60の6倍が360になり、一年の365日と非常に近いので、太陽暦では、60進数は都合がよかったということもあります。     7は、ピタゴラス教団でも神秘数として尊ばれていたとか、完全数の6に1を加えた完全永遠数が7だとか、世界の文化で、神秘数はたくさんあり、その適用例も無数にあります。(世界の七不思議とか、七人の英雄とか……)。     四十九日の七日は、仮死状態であったとしても、限界の日数。49日は、遺体の状態が、「移行」の完了を示す期間の大体の目安を、神秘数7の7倍で表現したのだということが、とりあえずの説明です。しかし、別のそれらしい説明があるかも知れません。  

blueyellow
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 <七日ごとに勘定して行くと、四回で、月の満ち欠けが一周するのです。 ・・・コレ、なんか、シロウトには納得しやすい現象ですよね。 (本当にコレが七日ごとの理由かどうかは別として)  「死」の反対の「出産」のときも、そう言えば「28日」を 1ヶ月として数えますモンね。昔から、いや、昔だからこそ(?) 月の満ち欠けと妊婦の様子がシンクロしてると、ありありと わかっていたのでしょうか?  物理的に腐敗する日数説も、おもしろいと思いました。

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