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えた・ひにんについて

popesyuの回答

  • popesyu
  • ベストアンサー率36% (1782/4883)
回答No.9

7番で回答した者ですけども。 名指しで指摘されちゃいましたね。  んー私が思うに今現在の若い人たちの(一部に見られる)部落などに対する一種の偏見は、昔の人のように血の穢れ思想からくるものではなく、逆差別からくるものと思うのですけど、如何でしょうか。エタ・ヒニンだから云々ではなく、何であいつらは、あんなに特別待遇を受けているのだということです。歴史的にみれば、今まで逆特別待遇(質問者さんの為に一例を挙げておきますと、例えば昔は公共的な工事なども部落地域はおざなり・後回しにされていました)を受けてきた結果そうなった訳で、一つの問題を解決したところ又新たな問題点が浮き彫りになってきたというふうに思えます。差別が広がったのではなく、別のシフトに移ったと。  この問題を語る時、従来通りの被差別事情だけを重点に語るのではなく、こういった事情も抑えるべきだと私は思うのですが。今時、血の穢れ的な思想なんてバカらしいことは誰もが理解していることでしょう。そういう思想に染まってしまった古い世代の考えを改めることは難しいですが、これからの世代はそんな考えに染まることはないはずです。ですが実際に、私の身近な人間にも嫌悪感を持っている人間がいます。そういった人たちには、エタ・ヒニン思想のバカらしさいくら伝えても無駄です。彼らが問題視しているのはそこではないからです。 ということで、質問者さんへの回答として直接的なものではないですが、補足として今なお差別が根強い理由としては上記のような要因もあるのではというのが推測ですが私の意見です。

kayomu
質問者

お礼

私の質問に答えて下さった皆様、本当にありがとうございました。 私は現在高校1年生で、この学校では年に3回、ホームルームで同和問題について 話し合うことが義務付けられているようです。 今回、私のいる斑がその発表斑になりました。 準備期間が非常に短く(なんと一日でした)、情報収集があまりできない中で、 みなさんの答えは大変参考になりました。 また、全体的に情報がすくないぶん、暗くなるまで私達は真剣に話し合いました。 まず、同和教育は必要かということ。 私も友達も、同和教育なんてするから余計意識してしまってよくないんじゃないかと思っていました。 そう思っている人は、多分たくさんいるのではないかと思います。 同和問題の歴史は長いのは誰もが知っている通りです。 江戸時代から(もっと深く平安時代から)のえたやひにんに始まり (私が同和問題についてはじめて知ったのは中学校のときでしたが、  えた・ひにんという言葉は小学校の歴史で習ったので知っていました。  えたの子供はえたに、ひにんの子供はひにんになることが決まっていまし  た。また、差別されてはいたけれど、重宝もされていたのでえたやひにん  とされた人達はたくましく生きた、ということも確か教科書に書いて  あったと思います。) それが今の今まで消えずに差別として残っているのです。 憲法で人権が保証されてからっもう60年近くになるというのに。 解放令からはなんと100年以上たった今でも、差別は残っています。 それは、「ほうっておけばいずれは無くなる」という考えのせいでしょう。 正しいことを知らない場合、間違ったことを教えられて間に受ける人が どんなに多いか。 見てみぬふりをすることで、どれだけの人が苦しんできたことか。 担任の先生に言われてはじめてわかりました。 また、同じことが書いてあるホームページもたくさんありました。 同和教育はやはり絶対に必要です。 次に、同和問題についてどれだけ知っているのかということです。 特にその起源については分らないことがとても多く、 みなさんの答えを参考にしても、まだはっきりしません。 これから学習を重ねるうちに、わかっていければよいと思います。 でもOji_sanの解答により、部落地域の起源がわかって嬉しいです。 ありがとうございました。 もっとも斑のメンバーが熱くなったのは、自分達のことです。 私が住んでいるところにも差別が残っていることを今回はじめて知りました。 斑の中のひとりが「俺は友達が部落出身とか言い出しても、『は?それがど したん』て言うね。だって関係ないやんかそんなん。むしろそんなこと言わ れても逆に意味がわからんし」と言いました。 確かに「部落出身です」と言うこと自体が不思議です。部落とは、差別を受 けている地域のことを指しますが、同時に「劣った地域」みたいに考えている ように思われます。変な話です。見つめるべきなのはひとりひとりなのに、 外側___住んでいるところや家柄____で人を判断するなんて。 その人は本当に絶対差別なんてしないと思うし、彼の言葉に嘘はないです。 しかし、世の中にはきれいごとばかり言うひとがたくさんいて、 実際に差別されている人を見た時に、まわりに流されて自分も一緒になって しまう人もたくさんいます。 それはきちんと考えないから、真剣に考えればどう考えてもおかしいのに 考えないから差別してしまうのです。 ホームルーム当日、 私達の斑はクラスのみんなに真剣に考える機会をつくろうと思って、 一生懸命自分の意見を発表しました。 その結果みんなすごく真剣に聞いてくれて、意見を聞いてもすごくちゃんと 答えてくれて、最後に集めた感想の紙にもほんとにたくさん書いてくれて、 すごくすごくうれしかったです。 その中に、 「同和問題は受け身の学習ではなく、自ら学ばないと本当の理解につながらない」 という意見がありました。本当にその通りです。 私達はこれからも、たくさんのことを学んで、同和問題についての理解と、 そしてひとを正しく見つめ、自分を正しくみつめる目を養っていきたいと思います。 御協力いただき、本当にありがとうございました。感謝しています。

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