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ストラヴィンスキーの詩編交響曲のおすすめ

gould09の回答

  • gould09
  • ベストアンサー率33% (196/589)
回答No.4

nabayoshさん、こんにちは。 回答が遅くなり、すみませんでした。 何度も聴いていたのですが、中々この曲が聴けたような気がしなくて繰返し聴いていました。nabayoshさんコメントを読んで慌てて回答させて貰いました。 自分は、ストラビンスキーの作品は、3大バレエ曲以外は1つも知りませんでした。 今回、詩篇交響曲を聴いてみてとても面白い曲だと思いました。 ■間単に、この曲を聴いた感想を時間経過毎に話してみると 最初に聴いた時から違和感なく自然に聴こえてしまいました。 自分は、歌を歌うようになる前は、合唱が入っている曲は体が受け付けないなかったのですが、自分で歌うようになってからは、逆に、歌が入っていないと聴けない時期が何年もありました。 最近になって、歌が入っていない曲でも違和感なく聴けるようになってきました。 話を戻すと、違和感なく自然に聴こえ過ぎて逆に変でした。 つまり、激しい変化の無い声楽の入った曲としか感じられませんでした。 つまり、管弦楽側の印象がないのです。しかし、今から思うと不思議です。 何度も聴いているうちに、声楽の間から管弦楽の音が聞こえるようになり、もっと聴いて行くとこの曲の印象を決定しているのは管弦楽ではないかと思うほど管弦楽の音で曲全体の印象が変わって感じるようになりました。 そうなって初めて、この曲の面白さがわかったような気がしました。 この曲は、普通の宗教音楽の合唱と伴奏とは全然違う種類の曲だと思います。 特に印象的なのが、1楽章や3楽章で現れる歩くような印象を持たせる音です。その時々によって音の種類が変わってしまってどの楽器ともいえないのですが。 これを聴いていて思い出すのは、ワーグナーのパルジファルが旅に出ていた時に有ったような気がするのですが、最近聞いていないので全然検討違いかも知れません。 ■今回聴いてみたCDは下記になります。 1.アンセルメ(ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/合唱団、モノーラル) モノラルで音質は悪いのですが、聴いた感じはとてもよかったです。 今回は、あまり聴いていない為、詳しい印象までは話せないです。 2.ショルティ(シカゴ交響楽団合唱団) ショルティが亡くなる半年前に録音した、ショルティ最後の録音になるようです。 自分のお進めのCDはこのCDになります。他の2人と比べて何がいいかと言われると困ってしまいます。 3.マゼール(バイエルン放送交響楽団/合唱団) この演奏も良かったです。 これでは、お進めになってないですね。 ただ、思うのは3人とも違う演奏なのですが、基本的には似た演奏のような気がします。 ※シャイーのCDは、生産中止になっていた為、手に入りませんでした。 ■曲の感想 1.第1楽章 この楽章は、足音のように聞こえる楽器の音がすごく印象的で、後半の盛り上がりと共に変わって行く楽器の音がとても面白いです。 自分は、合唱が好きな人なのですが聞けば聴くほど、楽器の方へどんどん耳が行ってしまいます。 2.第2楽章 第2楽章に入ると、第1楽章にあった重い音はなくなり、いきなり天上的な音に変わっているように思います。 きれいな曲です。思わず聞きほれてしまいます。 3.第3楽章 後半の終了よし少し前のゆったりしたテンポで、歩くようなティンパニの音の上に聴こえてくる女性の歌がいいです。 落ち着いたなかで歌われる歌と伴奏がとても気持ちいいです。

nabayosh
質問者

お礼

>回答が遅くなり、すみませんでした。 いえいえ、せかしてしまったようで、かえって申し訳ありません。 >違和感なく自然に聴こえてしまいました。 そうですか。意外にグロテスクじゃないかと思っていたんですが、そんなでもなかったようですね。 >この曲は、普通の宗教音楽の合唱と伴奏とは全然違う種類の曲だと思います。 確かに、宗教音楽的な歌詞ですが、曲想は違いますよね。 >歩くような印象を持たせる音 音楽のテンポにしたがって割とゆっくりと歩いている感じがしますね。 >1.アンセルメ(ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/合唱団、モノーラル) 僕の買ってしまったアンセルメですね。悪くはなかったですが。 >2.ショルティ(シカゴ交響楽団合唱団) >ショルティ最後の録音になるようです。 ショルティの楽曲の構築の仕方は僕も好きです。いつか聴けたら聴いてみようと思います。 >3.マゼール(バイエルン放送交響楽団/合唱団) この組み合わせもショルティと同じでコンタクトはいいんでしょうね。 >※シャイーのCDは、生産中止 そうだったんですか。わざわざありがとうございます。 >1.第1楽章 >後半の盛り上がりと共に変わって行く楽器の音がとても面白いです。 >自分は、合唱が好きな人なのですが聞けば聴くほど、楽器の方へどんどん耳が行ってしまいます。 音色に惹き込まれますよね。盛り上がっていくにつれ、どんどん前のめりになっていくような感じでしょうか。 >2.第2楽章 >いきなり天上的な音に変わっているように思います。 >きれいな曲です。思わず聞きほれてしまいます。 そうですか。僕は第2楽章はきれいな合唱と管弦楽のグロテスクな伴奏がアンバランスで玄妙なハーモニーを出しているように感じましたが。いや、しかし天上的にも聴こえますね。 >3.第3楽章 >落ち着いたなかで歌われる歌と伴奏がとても気持ちいいです。 そうですね。比較的この楽章は落ち着いていますね。ただ聴きとれる「アレルヤ」のハーモニーが好きです。 ありがとうございました。

nabayosh
質問者

補足

さて、本日(2/17)を持ちましてこの質問を閉じさせていただきます。 ご協力ありがとうございました。 ポイントはご覧の通りです。

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