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軟骨前駆細胞の使い分け(トランスフェクト?)

文献を読んでいたのですが細胞の使い分けが良く分かりませんでした。 マウス15.5日胚頚骨から得たプライマリーとATDC5、共に分化段階的には軟骨前駆細胞にあたるのかと思うのですが、これらを使い分けているのは株と初代、ということなのでしょうか? しかしATDC5は遺伝子の過剰発現の影響をみる実験にしか用いられていませんでした。これは、遺伝子導入の影響を見るとき、株のほうが安定しているからということでしょうか?

みんなの回答

  • MIYD
  • ベストアンサー率44% (405/905)
回答No.1

何について調べた文献なの書かれていないので、 一般論でしかありませんが、 株化された細胞はプライマリーと異なる性質を持っている可能性があり、 プライマリーを用いて結果が出るのであれば、 そちらの方が信頼できるデータだと思います。 株化された細胞と比較して、プライマリーの細胞に遺伝子導入するのは困難な場合があります。 以上のことから、 プライマリーの細胞を用いて実験を行い、 遺伝子導入については、 (導入効率がいいかもしれない)株化された細胞を用いたのではないでしょうか。

momomo33
質問者

補足

すみません、Rhoの軟骨分化への影響を見ている論文です。(ATDC5に過剰発現させたのはRho) Figを見ると、プライマリーとATDC5にベクターのみを導入した細胞のアクチン骨格が似ていました。なので、そこから両者が同等とみなし、その後遺伝子導入した細胞を使って実験をしていったと考えてよいでしょうか? 導入効率について「かもしれない」となっていますが、私自身は遺伝子導入の実験を行ったことがなく、プライマリーと株で違いがあるかなどが分からないのです。 ただ一般的に、株は生体とは異なる性質を持つ場合があるが安定している、と考えたのですが・・・。

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