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18世紀あたりの兵隊

noname#4470の回答

noname#4470
noname#4470
回答No.3

隊列についてですが、  指揮官は部下の兵を常に掌握していなくてはならず、命令を正確に実行させる必要がありました。つまり、常に自分の目の届く範囲に、大声で怒鳴って命令が聞こえる位置に部下を集中させておかねばなりませんでした。今と違って、電話や無線はないのですから。  また、隊列は戦闘を左右させる重要な点でした。適正な位置に、砲兵や騎兵を配置し、敵の行動に対して適切に動かす必要があったのです。 例えば、騎兵の前に戦列歩兵を幾重にも置けば、瞬間のチャンスに味方の戦列歩兵が障害となって騎兵突撃ができなくなりますよね。各兵隊を勝手気ままに走らせたら、全体の統制がとれなくなってしまうのです。 そのためにも、兵隊は隊伍を整え歩調を乱さずに歩いていきました。ひとたび、パニックになり暴走すれば防ぎようがなく、それは自軍の敗北に直結しました。 兵士達は目前の恐怖にうち勝つ為にも、走らず一歩一歩歩いて敵に向かい合ったのです。   また、戦闘の場所にもよります。パトロールなどの部隊が森中で敵と遭遇した場合は、地形を考えて、遮蔽物の影から各個に撃ち合うこともありましたが、 おおきな決戦ともなれば、広い広大な場所でなければ数百数千の人馬を、戦わせる事ができません。当然、草原や麦畑のような遮蔽物のない場所での戦闘となります。  たとえば、ナポレオン時代の軍服はバッキンガム近衛兵が来ているのと同じような、原色を使いきらびやかな金モールをあしらったものでした。居場所が分かって撃たれるだろうと思うでしょうが、これには指揮官がそれぞれの兵の配置や優劣が、一目でわかる為のものです。 また、指揮官と兵士はまったく別の階級でした。これは社会的な意味での階級です。指揮官はジェントルマンとよばれ、兵士達は今で言う労働階級でした。 命令するものとそれを実行するものとに区分され、兵は画一的に機械のように使われました。対して指揮官は兵よりも先に立ち、的確な判断を下し、彼らの信頼を勝ち取る必要がありました。ただ部下にやさしいだけではなめられてしまうのです。  兵達は時には、死刑囚、密猟者、強盗、山賊などが、刑事罰と引き替えに入隊したものも多く、そのような荒くれの中に15~16才の若者が見習士官として彼らを率いて行かねばならなかったのです。    

hangyojin
質問者

お礼

またまた回答していただきありがとうございます。 謎が解けました。ホントに感謝です。

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