• 締切済み

官邸外交について

正直、麻生外相の存在感がありませんが、これはいわゆる 「官邸外交」 の影響が大きいと感じております。 私の記憶が正しければ、小泉政権を誕生させた立役者の田中真紀子氏が外相に就任したはいいものの、ムネオハウス疑惑のゴタゴタと小泉総理との関係疎遠化により当の田中氏が更迭され、代わりに無難な川口順子氏が外相に就任した頃から、小泉総理と福田元官房長官による 「官邸外交」 が形成され、小泉総理が日朝国交正常化で金正日と対決するため自ら外交の陣頭指揮を取るようになってからこの仕組みが強化され、現在に至っていると認識しています。小泉総理とブッシュ大統領との個人的信頼の確立もこの仕組みによるところが大きいとも考えています。 私見としては「官邸外交」の形成により、本来外務大臣がやるべき仕事が、総理大臣に取り上げられてしまって外務省の役割が減り、存在感が低下し、しいては外交の弱体化・硬直化の原因になっていると感じています。だから「餅は餅屋に」という言葉もあるとおり、本来是正すべきものだと考えております。 そこで私の認識の再確認の意味も含めて質問させて頂きます。 1)「官邸外交」のメリットはズバリ何か? 2)「官邸外交」のデメリットはズバリ何か? 3)「官邸外交」は現行も存在、機能しているか? 3)「官邸外交」はポスト小泉後どうなるか? 皆様のご回答をお待ちしております。

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  • ipa222
  • ベストアンサー率20% (903/4455)
回答No.1

1 外務省にお任せだったら、国益を無視した外交をするからです。 アメリカを例に取るまでもなく、外交は本来、経済産業等との連携が非常に重要です。 車を買えとか、鉄を安く輸入するなとか、外交と経済は深い関係にあります。 しかし、日本の場合は縦割り社会ですから、外務省と経済産業省はライバルです。一緒に行動することは先ずありません。 それで、経済産業省に強い森派政権では、官邸が外交をリードすることで、外交と経済をリンクさせているのです。 ちなみに、川口順子は経済産業省の官僚出身で、ご主人も経済産業省OBで経済産業省系の特殊法人に天下っています。 そのころ、官邸外交をリードしていた福田官房長官は、丸善石油出身ですね。 2 デメリットは、あまりないと思います。 極端に外交政策を変えると、外交の継続性が希薄になることもありますが、現在はそこまでの変化はありません。 3 官邸外交をリードする人が官邸にいませんから、北朝鮮問題程度でしょう。森派の町村さんも、今の麻生さんも、経済産業系の人物ですし、外務省の国賊外交を許さないというスタンスですから、官邸は大きく動く必要はないと思います。 結局、外務大臣になりたくてもなれなかった福田さんが一時的に行った現象だと思いますよ。 4 わかりません。 一番大きいのが、対中問題です。 福田、谷垣は、中国に屈服する外交をしますので、外務省をより活用した外交になると思いますが、麻生や安倍は外務省任せにせず、官邸がリーダーシップを取ると思います。

nagarjuna
質問者

お礼

麻生さんが現在、外相というよりもスポークスマンに落ちぶれている印象を持ちましたので、質問させて頂きました。別に私も外務省にお任せという事態は良いとは思っていません。餅は餅屋にという立場です。 私見ですが ipa222 さんがいつも連発している 「対中屈服」 というのは、小泉総理の靖国参拝を支持している感情的な中国観を持っている人たちの紋切り型の定規によるものではないでしょうか。私は靖国の問題など小泉政権と中国共産党が国内世論を煽って不満を外に向けるカードに使っているに過ぎない、言わば日中合作劇だとさえ思っています。 現に日中政治関係の冷却は、日中経済関係に何ら深刻な影響を与えていないし、トヨタも天津に進出するし、新幹線も納入されたました。外交として中国に是々非々で当たる事は大切ですが 「市場としての中国」 を国益上無視してはならないと思います。それから昨日黄砂が日本にも降りましたが、中国の環境問題は今後日本にも深刻な影響を与えるのは必定でしょう。そういう点も考慮するべきかと思います。 中国共産党の反日姿勢も問題ですが、この国は言論統制されているので中国人民の本当の民意というものが表立って来ません。韓国だと儒教的な風土から靖国参拝に理解を示す声も少なからずあります。ところが中国はそのような環境にありません。中国の反日感情は中国共産党が意図的に作り出しているものであるので、その政策と、中国という存在そのものは分けて考えた方が客観的かつ適切な態度だと思います。 私個人としては、コテコテ反共主義者のニクソンが電撃訪中して中ソ分断を成功させたように、信条と行動を切り離して戦略的発想が出来るスケールの大きい政治家が日本にも出て欲しいと思います。 とりあえずご回答ありがとうございました。大変参考になりました。

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