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山手線と大阪環状線の目的

nyaochan0221の回答

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回答No.1

環状線には次のようなメリットがあります。 ※デメリットもありますが、あえて述べないことにしておきます。言い出したらきりがないんで。(^_^)ゞ ・乗客にとって終点がないことは、どの駅からどの方向に乗っても目的地に行くことができ、環状線周辺の移動が非常に効率的になる点でメリットがあります。 ・鉄道会社にとっては、同じ型の電車で揃えるという前提があるものの、折り返しをしなくてもいいために電車をムダなく運行でき、万が一遅れなどが生じても普通の路線よりもかなり早く回復させることができます(たとえば、ラッシュ時に電車のおくれを回復させるために、すべての環状線電車の列車番号を定時の状態にずらしてしまうことで一気に回復させる、とか。いろいろ問題があって実際はめったにしませんが)。 ・地域にとっては環状線があることで都市の領域が線状から面状に広がり、開発速度が上がるだけでなく、環状線外の発展がかなり期待できるようになります。 ・結果として普通の路線よりも多くの乗客が利用し、より多くの収益をあげることができます。 これらのメリットを考慮すると、山手線はかなり理想的な環状運転を実現しています。公表はされていないようですが、おそらくJR東日本でもっとも儲かっている路線であると考えられます。 大阪環状線は国鉄時代は山手線、中央快速線、東海道新幹線に次いで収支のよい路線でしたが、JRになってから「はるか」をはじめ直通列車が増え、利用客はのびているものの環状運転のメリットは半減しています(電車の種類が多すぎるうえに、「はるか」や「大和路快速」が事故で止まると環状線はとばっちりを食らってしまう。はっきりいってイケてねえ(-_-"))。でも環状線としてのメリットは十分生かされています。 ちょっと変則的なのが東京都大江戸線ですが、環状線とはいいながら実際は逆6の字運転で折り返しをしているので、都知事が「環状線と呼ぶわけにはいかない」という発言があって、このような名前になっているようです。現実、かなり深いところに駅があったりする関係で実力を十分には発揮していないようですが、一応環状線の参考記録としてあげておきました。 とにかく、環状線は鉄道に限らず、道路などにおいても効率的な移動を実現する手段ということで、日本に限らず、世界各地で見られる形態です。実際、シュミレーションゲームなどで鉄道や道路を運営するときには環状線を作るのがとりあえずの目標になる点においても、かなり評価されていると考えればいいのではないでしょうか(^v^)。

kazefu
質問者

お礼

そういうことだったのですか。 非常の参考になりました。 たいへん分かりやすいご回答をありがとうございます。

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