• 締切済み

不確定性原理と位置・運動量の測定

量子力学で、位置・運動量を同時に測ると Δx・Δp>h程度の不確定さでしか測れないわけですが、 逆にいえばその程度の精度でなら測れるわけです。 さて、運動量-位置のphase spaceにおいて、 xとpがどのように分布しているかを定式化するにはどうすればよいでしょうか? つまり、位置x~x+Δxに粒子がいて、かつ、 運動量p~p+Δpを持っている確率です。 ただし、Δx・Δp>h

noname#108554
noname#108554

みんなの回答

  • motsuan
  • ベストアンサー率40% (54/135)
回答No.2

波動関数をどんな形でもいいのできめれば位置の分布と運動量の分布が決まります。 良く知っていらっしゃるとは思いますが、 具体的には波動関数を位置の関数φ(x)で表せば|φ(x)|^2で位置の分布、フーリエ変換して 波数kの振幅φ~(k)とすると、プランク定数を1として|φ~(k)|^2が運動量の分布です。 言いたいことはφ(x)が規格化できればなんでもありで、フーリエ変換の性質として 不確定性の関係がなりたってしまうということです。 (ここでフーリエ変換といっているのは運動量演算子について境界条件を入れて  固有状態で展開するという意味です。)

  • Mell-Lily
  • ベストアンサー率27% (258/936)
回答No.1

不確定性関係は、シュレーディンガー方程式から導くことが出来ますから、シュレーディンガー方程式そのものが、(電子などの)運動量と位置の分布を与えます。具体的には、波動関数の波束をフーリエ展開すればいいのです。量子力学では、波動関数の波長は、運動量の逆数にプランク定数をかけたものです。波束の長さが、位置の不確定の様子を表し、波長の範囲が、運動量の不確定の様子を表します。

noname#108554
質問者

補足

でも、運動量と位置が独立でない場合はどうでしょうか? xとpが独立して変化するのではなく・・・ってよく考えたら、常にxとpって、独立ですか? つまり、常に、 粒子の位置がx~x+Δxにいて、かつ運動量がp~p+Δpになっている確率=粒子の位置がx~x+Δxにいる確率と運動量がp~p+Δpになっている確率の積 なのでしょうか?

関連するQ&A

  • 量子力学:不確定性原理ΔxΔpの拡張

    量子力学におけるハイゼンベルクの不確定原理について質問させていただきます。 量子力学の教科書に 位置と運動量の不確定性は ΔxΔp_[x]≧h/4π で表され、x(t)=v_[x]t,E(v_[x])=(mv_[x]^2)/2とすると ΔtΔE≧h/4π に拡張される。 とされているのですが、どのようにこの“拡張”を証明できるのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 箱の中の粒子の直線運動量

    量子力学を学び始めてまだ日が浅い者です。 x=0とx=Lにある二つの壁の間に閉じ込められた質量mの粒子について、量子数nをもつ箱の中の粒子の直線運動量の平均値pが0になることを証明したいのですが、解法がわかりません。 どなたか教えていただけないでしょうか?

  • 不確定性原理

    単純な質問で申し訳ありませんが… 今、量子力学を学んでいるのですが、量子は位置と運動量を同時に確定できないとありますが、ようするに我々から見て微視的物体の運動は確定されないことですよね? では量子サイズの生物がいると仮定すれば、その生物にとって不確定性原理は当てはまるのでしょうか?

  • 不確定性原理について教えてください。

    不確定性原理について教えてください。 当方、理科も数学も高校で習った程度のものです。 間違いがあったらごめんなさい。 ある粒子の位置と運動量を同時に求めることはできないと聞きましたが、 それはどのような数式であらわされるのでしょうか。 また、位置と運動量は人間が測定できないだけの話で、 人間のかかわっていないところでも、きちっと両方とも決まっているのでしょうか。 それとも、人間が観測するまでは、位置と運動量は決まっていないのでしょうか。 (これは何か感覚的に違和感があるのですが。人間がかかわるまで、何かがあいまいなまま、存在しているなんて) コペンハーゲン解釈によると、粒子の運動量と位置を同時に正確には測ることができないという事実に対し、それは元々決まっていないからとのことですが、 僕にはどうもこれがよくわかりません。 粒子の位置と運動量がもともと決まっていないなんてことが、自然界にあるのでしょうか。 人間には同時に測定できないだけで、人間が見ていないところでも、ある瞬間の 位置と運動量は同時に完璧に決まってる気がするのですが。 シュレーディンガーの猫にしても、猫の悲鳴とかで、箱をあけなくても生き死にはわかると思うのですが、 そんな単純なものではないのでしょうか。 なんだか、すごく興味はあるのに、奥深い世界に迷い込んだようで、困っています。 浅学ですみません。 よろしくお願いいたします。

  • 座標表示から運動量表示への変換

    量子力学の座標表示から運動量表示へ変換するときは次の置き換えをします  x → ih d/dp (ただしhはhバーを表わす)  -ih d/dx → p しかしこうするとx^(3/2)は(ihd/dp)^(3/2)ということになります。3/2回微分するというのはどのように考えたら良いのでしょうか。分数階の微分というのもどこかで見た気はしますが。

  • 素粒子の状態(不確定性原理の認識再確認)

    素粒子の状態(不確定性原理の認識再確認) 不確定性原理によると、素粒子の運動量が大きくなる ほど位置の不確かさは減少し、運動量が小さくなるほ ど位置の不確かさは大きくなるようです。 電子の場合だと、速い電子ほど粒子(点)っぽく、遅い 電子ほど雲(確率分布)っぽいと思ってよいですよね。 そうすると、完全な点でもないし、完全な確率分布でも ない中間状態もあることになるのかな?と思うのです が...そう考えてよいですか? そのような状態でうろうろ動くように見えることもあるの ですか? それとも確率分布か、点かの二者択一で しょうか?

  • 運動量の演算子について

    量子力学において、運動量の演算子p^ = -ih∇(hはプランク定数を2πで割ったもの。エッチバーを表記できなかったため、代用しました) だと教わりました。これは、波動関数ψ=Aexp{ (px-Et)i/h } (Eはエネルギー) に対して、 -ih∇ψ=pψ になるからである、という説明を読みました。ここで質問です。 ψの共役複素数である、ψ*=Aexp{ -(px-Et)i/h }に対しては、 ih∇ψ* = pψ* となることから、p^ = ih∇なのでしょうか? それとも、p^は場合によらず、p^ = -ih∇なのでしょうか? ご回答よろしくお願いします。

  • 不確定性原理

    幅bのスリットに電子ビームが入射する。ビームの運動量をp、その方向をz軸、スリットに沿った方向をx軸とする。 1.スリット直後の電子についてx方向の位置を測る。その不確定性がΔx=0.289bとなることを示せ。 2.スリット直後の電子についてx方向の運動量p(x)を測る。その平均値<p(x)>を計算せよ。 3.不確定性関係を使ってp(x)の不確定性Δp(x)を見積もれ。 4.上の結果より、スリットを通り抜けた電子はz方向の運動量成分p(z)に加えてx方向の運動量成分p(x)を持つようになる。電子ビームの角度拡がりを見積もれ。|Δp(x)|<<p(z)=pとせよ。 分かりにくいと思いますがお願いします。

  • 宇宙線の波長は何故測定されるのですか?

    よく実験で空から到来してくるμ粒子やτ粒子の波長を測定したりしますが、測定する粒子は一つなんですよね?しかも波長というのは量子力学で出てくる波動関数(確率波)の波長なわけですよね?存在確率の強度を表す波が何故測定されるんですか? 僕の今の感じでは 粒子の存在確率は波で表される。 しかし実際は粒子は一つで通り道も一つ。 つまり一定の運動量で直進している。 運動量がわかれば波長もわかるが直接波長を測定することはできない。 どこがまちがってますか? よろしくお願いします。

  • 箱モデルと不確定性原理についての質問

    一次元の箱モデルを考えます。 粒子の質量はm 0=<x<=a この条件によってエネルギー固有値Eと規格化された波動関数Ψが求まります。 E=n^2*h^2/(8*m*a^2) Ψ=√(2/a)sin((nπ/a)x) (1)n=1のときのエネルギー准位について、粒子の運動量pと位置xがおおよその近似で 不確定性関係を満たすことを示せ。 (2)境界点を含む箱の外側におけるポテンシャルが一定の有限値に変わると(箱の内部はU=0), 粒子の運動やエネルギー准位はどのように変化すると予想されるか (3)三次元の箱に閉じ込められた粒子のエネルギー准位を求め、箱の稜の長さがすべて異なる直方体の場合と、すべての稜の長さが等しい立方体の場合を比較したとき、本質的に大きく異なる点は何か 実は4問ありましたが、もともとの(1)はエネルギー固有値Eと規格化された波動関数Ψを求めよという問題で自力で解けました。 で、今書いてある(1)からどうやってやっていけばいいかわからなくなりました。 p=h/(2a)まで求まって、これにxをかけるとp*x=(h/2)(x/a)<h/2という不確定性原理と正反対な結果に なってしまいました。 (2)はトンネル効果が起こるだろうと思います。粒子の運動は箱の外まで広がるだろうと思いますが、 エネルギー准位はどう変化しますか。 (3)はまったく打つ手がありません。一次元のものしか習ったことがないので... では、ご指導をよろしくお願いします!