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殿様の性生活

noname#3096の回答

noname#3096
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回答No.6

 日本の男色は、主に「少年愛」を中心にしたものですね。織田信長と前田利家,武田信玄と高坂弾正昌信のことを書かれている方がいらっしゃいますが、これもまず、利家や昌信の少年時代のみのことと言ってよろしいと思います。 「稚児」という言葉をご存知でしょうか。日本には、古来から神霊は幼い子供の姿を借りて現れる、という信仰がありました。神社の祭礼で白塗り化粧に金の烏帽子の「稚児行列」をご覧になったことのある方は多いでしょう。神が降りるための仮の肉体を、「尸童(よりまし)」または「依憑(よりわら)」と呼びます。日本の男色の風習の背後には、この「少年は神霊の化身」という信仰があります。  奈良時代、貴族の子弟が幼少のうちに寺に入り、僧の日常生活の手助けをすることが制度化されていました。寺院はもちろん女人禁制ですので、男児を使ったわけです。さらに時代が下ると、貴族に限らず俗人の男児が寺に預けられ、成人まで学問修行をしながら僧の供侍をすることが一般に行われるようになりました。いわゆる小坊主とは違います。これら有髪の少年達を、寺稚児,垂髪,渇食(かっしき)などと呼びます。  頭を丸めた殺風景な僧侶達のなかにあって、有髪の少年達は特別な存在であったようです。この僧と稚児の間に、同性愛的な恋愛感情が生まれる場合もありました。  このような稚児を寵愛する風習は、奈良・平安時代にはかなり広く仏教界に広まっていました。さらに公家などの貴族の間にも、美しい少年を傍に召し使わせる風習が広まりました。  鎌倉時代から室町時代にかけては、この僧侶と稚児,または公家と稚児の間の交情を描いた、一種の恋愛小説が流行しました。これを「児物語(ちごものがたり)」と呼びます。中でも最高傑作と呼ばれるのが「秋の夜の長物語」(作者不明)です。  平安時代から鎌倉時代にかけて武士が隆盛すると、今度は武士に稚児寵愛の風習が飛び火しました。武将の身辺の用事を務めるいわゆる「小姓」という身分がありますが、小姓は世話係であり,秘書であり、伝令役であり、ボディーガードです。さらにその中でも特別に寵愛を得た美少年の小姓は、閨で夜伽の相手もしました。これが「稚児小姓」です。  織田信長と前田利家・幼名犬千代とがその種の関係であったことは、信長自身が利家の前で「昔はお前と…」などと発言し、大いに赤面させたという記録がありますので事実でしょう。ただし若い頃のことで、犬千代は満13歳で信長の小姓となり、信長は4歳年上ですから、そのころのことでしょう。  実のところ、織田信長と小姓・森蘭丸の間に本当に男色関係があったかどうかははっきりしません。具体的な証拠はありません。信長と蘭丸は31歳も歳が違い、晩年の1~2年仕えただけ(信長は満48歳で死亡)ですから、可愛がっていたことは事実ですが、閨に引き込むほどの元気は信長にはもうなかったかもしれません。  一方、武田信玄と高坂弾正昌信・幼名春日源助との間に男色関係があったことは、明白なる証拠があります! 武田晴信(信玄の前名)が源助に送ったラブレターが残っているのです。内容を見ると、これがまた愉快です。晴信が弥七郎という別の小姓に言い寄ったという噂が立ったため、源助が嫉妬して怒り、それを晴信が必死でなだめ、絶対浮気はしない、愛してるのは君だけだよ~、と言っているのです。  その他、宮本武蔵の養子である伊織と造酒之介も、どうも剣術の弟子ではなく稚児であった疑いが大です。  長くなるのでこのへんで一旦切ります。次は江戸時代から後のことを書こうと思います。

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