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パンコムギの倍数体について

2倍体である一粒コムギ(AA)とクサビコムギ(BB)が交雑して(AB)ができ、倍数化して、4倍体である二粒コムギ(AABB)ができて、これと、2倍体であるタルホコムギ(DD)が交雑したのち倍数化して、6倍体であるパンコムギができるという話なのですが、さっぱり話が分かりません。普通の遺伝とどこが違っているのでしょうか。よろしくお願いします。

  • s-word
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  • ramurame
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回答No.1

もしかしたら、「普通の遺伝」=「形質の遺伝」であるのに、 ここでは「ゲノムの遺伝」を取り扱っていることで混乱されていらっしゃるのでしょうか? 「普通の遺伝」が何を意味しているのか教えていただければ、問題点がもっとはっきりすると思いますが、 ここでは、ゲノムの遺伝と言うことで解説させていただきます。 2倍体なら、体細胞の染色体数は2nで表されることはご存じだと思います。 ここでnは染色体の数ですが、nをA、B、Dで表したと思えば分かり易いと思います。 (ただし、nは数であるのに対して、A、B、Dはグループの名前のようなものである点に注意) A、B、Dは、ゲノム構成が異なるために異なるアルファベットで表しています。 A、B、Dはゲノム(染色体のセット)なので、それぞれに対して劣性のa、b、dがあるわけではありません。 一粒コムギの配偶子(胚のう細胞[A]と花粉[A])同志の組み合わせならA×AでAA、 同様にクサビコムギ同志ならB×BでBB、タルホコムギ同志ならD×DでDDです。 これが、一粒コムギの配偶子[A]とクサビコムギの配偶子[B]が組み合わさったのでA×BでABとなります。 ABが倍数化してAABBになれば、その配偶子のゲノムはABになります。これにタルホコムギの配偶子[D]が組み合わさってABDになり、 更に倍数化してAABBDDになってパンコムギになります。 異なるゲノム同志での交雑がなぜ起こるのかは、分かりません。 また、なぜ倍数化が起こったのかも分かりませんが、パンコムギの発生は推定BC5000年と古いので、 自然に突然変異を起こしたものと思われます。

s-word
質問者

補足

ramurameさんお返事どうもありがとうございます。すいません、質問が不親切でしたね。「普通の遺伝」というのは教科書の一番はじめに出てくるような遺伝です。例えば、Aa×Aa=AA:Aa:aa=1:2:1 のような形の遺伝です。 >(ただし、nは数であるのに対して、A、B、Dはグループの名前のようなものである点に注意) そうだったんですね。A,B,DをAaBbDdの遺伝子の優性の記号だと勘違いしておりました。グループのことだったんですね。そうすると、例えば、Aaを倍数化すると、AAaaになると考えて良いのでしょうか。よろしくお願いします。

その他の回答 (1)

  • ramurame
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回答No.2

やはり一つの形質についての遺伝と混同されていたようですね。 既に御理解されたようですが、念のためもう一度確認しておきますと、 A、B、Dは、それぞれ、7本の染色体が集まったグループ(n=7のゲノム)に付けられた名前です。 (余談ですが、n=7はコムギとその近縁種の場合です。イネとその近縁種ならA~Fはそれぞれn=12ですし、  ナタネとその近縁種なら、Aはn=10、Bはn=8、Cはn=9。) >例えば、Aaを倍数化すると、AAaaになると考えて良いのでしょうか。 Aaというからには、2nの個体の中の、ある相同染色体上の一つの対立遺伝子と考えてよろしいですね? 例えば、配偶子から誘導した半数体をコルヒチンで倍加すると純系(全ての遺伝子がホモ)の 個体が得られることはご存じでしょうか?(いわゆる半数体育種法) この例と同じように、Aaを倍加するということは、Aという遺伝子を持つ染色体と、aという遺伝子を持つ染色体が、 それぞれが倍加することになるので、AAaaになります。 一つお詫びです。先の回答に「胚のう細胞」と書きましたが「卵細胞」の誤りです。失礼しました。

s-word
質問者

お礼

ramurameさんお返事どうもありがとうございます。すいません、やはり誤解していたようですね。遺伝に対する苦手意識を払拭することができて良かったです。どうもありがとうございます。 >例えば、配偶子から誘導した半数体をコルヒチンで倍加すると純系(全ての遺伝子がホモ)の 個体が得られることはご存じでしょうか?(いわゆる半数体育種法) 前に問題で出てきたことがあります。花粉を卵と交雑せずにそのまま育てて、その成長体と他の植物を交雑しても受精卵ができなくて、コルヒチン処理をすれば、正常な受精ができるという問題だったと思います。ちょっと不安なので、その問題をもう一度見直しておきますね。では!失礼します。

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