• ベストアンサー

燃料電池

 燃料電池というのが21世紀の主流になるらしいのですが、既存の内燃機関(ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなど)と比べると環境に対する影響度はどれくらい小さいのでしょうか?分かりやすいように教えていただければ幸いです

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.1

最近話題になっている酸素ー水素系の燃料電池では、電気を出した後できるものが、水なので有害な排気ガスが出ないということがあります。 また、できた水を電気分解すれば、元の量の水素と酸素になるので上手に作れば、排出物を環境中に出さなくてもよくなります。 また、取り扱いやすくするために、燃料に水素を使わないで、メタノールなどを使うメタノール燃料電池などもありますが、これは二酸化炭素と水を出します。この電池では、二酸化炭素と水からメタノールを再生することはできないので、消費するだけの一次電池です。 あと、エネルギー効率が高いことが特徴です。 内燃機関ではエンジンで回転を、原子力や火力では熱で水蒸気を作り、タービンを回して発電する仕掛けは同じです。ですから、発生させた熱エネルギーの半分以上は電気にはならず、しかもそのまま溜めておくと装置を壊すので、環境中に捨ててしまいます。これによって回りの気温が上がったり、海なら海水温を上昇させて、生態系に変化を起こすなどの熱汚染を引き起こします。 しかし、燃料電池では、熱はあまり発生せず、持っている化学エネルギーの9割以上が電気になります。ですから、同じ出力なら、熱汚染は非常に少なくてすみます。 あと、発電施設の大きさも火力発電や原子力発電に比べるとボイラーや放射能遮蔽材やタービンなどの付属物が少ないので、大幅に小さくできます。 ちょっと変な言い方をすれば火を使わないので、その分火事の心配が減るというのも利点でしょうか? しかし、欠点もあります。ちょっと極端な言い方だと、性能のいい電池は動作温度が高いことで、これは扱うのにやかっかいです。あと、反応させるのに使う触媒が、汚れに弱いことなどです。でも研究も進んでおり、しかもこれらの欠点を補ってあまりある利点があるのできっともっともっと実用化されるでしょう。特に最近では、常温で個体電解質ポリマーを使って電卓くらいなら使えるシート状電池なんてのもできてます。 また、燃料となる水素やメタノールなどをどうやって供給するかというのも大きな問題の一つです。 これを火力や原子力で供給したのでは話にならないですから・・・。 非常に高いエネルギー効率で作れればいいけど・・・でも排ガスや廃棄物の問題が出ますね。 実際は、太陽光で水を分解する研究、微生物によりメタノールを作らせる研究など、そちらの方もすすめられており、それらとセットになったシステムになってゆくでしょう。

その他の回答 (1)

  • marimo_cx
  • ベストアンサー率25% (873/3452)
回答No.2

myeyesonlyさんに付け加えておきます。 家庭用と仮定して実際に使う場合においてのメリットは、 ・触媒反応で燃料から直接電気にするので不完全 燃焼がないのでガソリンエンジンより排気が圧倒 的に(人体に対して)無害 ・ガソリンエンジンの発動発電機のように 燃料 > 熱エネルギー > 運動エネルギー > 電気 ではないので効率が高く、発電部分が騒音は出さ ない ・小規模発電が出来るので都市ガスで発電すれば 自宅の燃料電池で電力がまかなえ、発電機が自宅 にあるので廃熱は大規模発電所のように捨てるこ となく自宅の給湯・冷暖房に使える こんなんでしょうか? 最後に書いたように、発電機自身の効率もさる事 ながら発電に伴う副産物である熱エネルギーも使 うことが出来、少なくとも従来必要だった風呂の 湯沸かし用の燃料は要らなくなります。 このような仕組みをコージェネレーションシステ ムというのですが、従来はがんばっても規模の大 きなコンビナートでしか出来なかったのですが、 家庭用燃料電池が実用化されれば家庭でも容易に コージェネレーションの恩恵にあずかれ、ひいて は社会全体のエネルギー効率が向上してトータル で環境負荷が減少することに繋がります。 ちなみに、燃料電池自動車よりも先に家庭用燃料 電池が先に実用化されるのではないかと目されて いるのですが、またいつものごとく既得権益を守 るための法規制にはばまれそうな雲行きらしいで す。(というか、関係法令を改正しないと家庭用 マイクロコージェネレーションシステムは無理な んですよね……) さぁて、日本はまた先進諸国で後れを取るのでし ょうかねぇ?原子力発電所なんて作っている場合 ではないのに……。

関連するQ&A

  • 燃料電池車の熱効率は何%?

    環境にやさしいということで研究されていますが、燃料電池車の熱効率は何%くらいでしょうか? また、将来的(燃料電池車が実用化される頃)にはどの程度まで改善されるのでしょうか? また、BMWやマツダが開発している内燃機関の水素エンジンの熱効率はどの程度でしょうか? 1/14の日刊工業新聞で廃熱利用(暖房・給湯)ができる家庭用の燃料電池でも37%という記事が載っていました。(外出先で読みましたので数値はうろ覚えの可能性あり) いずれにしても電気から水素を製造する現状では、発電・水素製造を考えると熱効率は低いと思うのですが・・・?

  • なぜ燃料電池車?

     今燃料電池で動く車等が盛んに研究されているようですが、燃料電池車のメリットは何でしょうか?  素人考えでは電気なんか作らずに水素と酸素を燃焼させてエンジンを回したほうが効率が良さそうな気がするんですが・・・・  燃料電池車ってガソリンエンジンで発電機を回して、 その電力で車を動かすことと本質的に同じでは・・・うっ効率悪そう・・・(笑)  皆様、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

  • 燃料電池についてです。

    水素エンジンは,水素を燃やしてエネルギーを得ていますね。 燃料電池は,水素と酸素を,ただ触れさせるだけで電気を取り出すことができるのでしょうか? つまり,水素と酸素を混合させただけで,電気が生じるのでしょうか? いくつかのサイトを見たのですが,いまひとつわかりませんでした。 燃料電池のしくみをご存じの方がいらっしゃいましたら,どうぞ宜しくお願い致します。 中学生でもわかるように説明していただけると幸いです。

  • 燃料電池は石油燃料よりずっとクリーン?水素の取り出し方?

    燃料電池はクリーン?水素の作り方? 燃料電池について興味があっていろいろ自分なりに調べてみました。ちょっと燃料電池について興味があって、過去ログや自動車会社のページを見ていたのですが疑問があります。 (1) トヨタ・本田などのページをみると、燃料電池の水素はメタノールやガソリンなどから取り出すようです。そうだとすると、どっちにしろ、水素を取り出す過程で二酸化酸素が出ると思います。クリーンになったといえるのでしょうか?石油燃料との比較の問題でしょうか?硫黄などが出ないから? (2) たとえば、メタノールなどをそのまま燃やす場合と、環境へのやさしさやエネルギー効率はどう変わるのでしょうか?

  • 燃料消費率と負荷

    平地より坂道のほうが効率よく走れるように、エンジンは負荷が高いほうが燃料消費率が下がり、より燃料を効率良く使えるようになりますが、なぜ負荷が高いほうが効率がいいのでしょうか? わかりやすくせつめいしていただけるととても助かります(><) また、もしお詳しい方がいましたら、内燃機関の空燃比と天下時期がエンジン性能に与える影響についても簡単でいいので、教えていただけるとうれしぃです(_ _*) よろしくお願いします(><)

  • 自動車の燃料電池の将来性について教えて下さい

    燃料電池の将来性について教えて下さい。 自動車に燃料電池を使おうとしても、リチウムの絶対量が少ないため実用的ではないとの事を以前どこかで見聞きしたのですが事実でしょうか? ホンダの水素燃料や、三菱の電気エネルギー自動車のCMを見て疑問に思いました。 次世代で主流になる可能性の高い燃料は何でしょうか? ガソリンからどうシフトしていきそうなのか教えて下さい。 (技術的な問題だけでなく、利権など経済的な背景もあると思いますが) こんなキーワードで調べてみなさいという回答でも結構ですので、宜しくお願いします。

  • 燃料電池車の維持費予想

     こんにちは、honiyonです。   燃料電池車の実用化に向け、着々と開発が進んでいるものと思いますが、いくつか疑問な点があります。   ・燃料電池車にはエンジンがありません。自動車税は排気量で決められていますが、燃料電池車はどうなるのでしょう?   ・燃料の水素は実売いくら位になるのでしょう?   ・一般向けにはいつ頃販売され、価格はいくらになるのでしょう?   ・以上を総合して考え、維持費はガソリン車と比べて低くなるのでしょうか?   全て現段階では予想しか出来ないと思いますが、識者の方々のご意見を伺えればと思います。   宜しくお願いします(..

  • 燃料電池車という回り道について

    日本っていう国はどうしてそうなんだろうなとすごく疑問に思っていることがあります。 トヨタミライは水素を燃やして発電して電気を作ってそれで走りますね。 日産Eパワーはガソリンを燃やして発電して電気を作ってそれで走ります。 これって、石炭を燃やして電気作って走る電気機関車みたいな変な話ですよね。見せかけでエコだと謳っているような変な感じ。 つまり、わざわざすごくめんどくさいことをしているんです。 ハイブリッドだってモーターとガソリンエンジンの両方を積んでものすごいテクノロジーとメカニズムで動いているわけでしょう。 なにがなんでも内燃機関を積まないと気が済まないんでしょうか。 電動アシスト自転車はどうですか、電気モーターを積んでいるのにそのモーターは脚力に反応してアシスト程度に回る、っていうこれまた余計なすごいテクノロジーで動いていますよ。 これ、全部最初からバッテリーとモーターだけ積んでいれば済む話です。 全部回り道をして、余計なパーツを積んで、過剰なテクノロジーで過剰なコストをかけて駆動しているんです。 何で日本ってそういう事ばかり考えるんでしょう。 中国なんて自転車にバッテリーとモーターだけを積んであっという間に普通の自転車なんてなくなってしまったんです。 自動車だって同じこと。電池とモーターで走るんだからそれでいいじゃないですか。 なんでわざわざガソリンで電気を発電して走るみたいな余計なことを考えるんでしょうか。

  • エンジンブレーキは燃料を消費しない?

    ディーゼルエンジンは、エンジンがかかっていてもエンジンブレーキの時は燃料を消費しませんが、ガソリンエンジンも同様に燃料を消費しないと聞きました。本当でしょうか?これが本当ならエンジンブレーキを多用することが省燃費運転につながることになりますよね。

  • ディーゼルエンジンの燃料の戻り配管について

    職場にある非常用発電機のディーゼルエンジンにはエンジンから燃料タンクに戻る「戻り配管」というのが付いています。 これはディーゼルエンジンとしては一般的な構造なんでしょうか?(私が前見たガソリンエンジンには付いていなかったと記憶しています) どうして戻り配管は必要なんでしょうか?