「運命」の指揮についての話

質問

昔何かの本で読んだエピソードです。
外国から非常に高名な指揮者が来日し、日本の楽団の指揮をとってもらうことになった。演目はベートーヴェンの「運命」。ところがこの指揮者の指揮というのがあまりに動きが個性的で何が何だかわからず、演奏が始まる前にくねくねと変な動きがある。一体いつ演奏を始めればいいのかわからない。「出だしがわかりません」とはっきり言いたいのは山々だが、相手は「道端の小石にさえ意味を見出す」とまで言われている、哲学に一家言持っている世界的に有名な指揮者なので、みんな恐れ多くて尋ねることができない。そこでその楽団のマネージャーが、その指揮者とよく「運命」を演奏している外国の有名な楽団のところにいって聞いてみたところ、「あの人の最初の動きは無視して、大きく腕を振り上げるところがあるからそこから数えて一、二、三で演奏を始めたらいいですよ」と教えてくれた。しかしマネージャーは音楽の素人だったので、「一、二、三」を「一、二の、三」と伝えてしまったため、演奏の始まりが半拍遅れてしまった。公演が終わると指揮者は楽屋で座り込み、「東洋のこの国ではなぜ運命が半拍遅れてその扉を叩くのであろうか」と考え込んでしまったという。
何だか今考えると作り話くさいですが、
（１）この話が載っているのは何という本でしょうか？
（２）この話は実話ですか？　実話だとしたらその指揮者は誰なんでしょうか？

回答No.2

masaodisan · ベストアンサー

モデルとなったのは、ドイツの指揮者・フルトヴェングラーですね。

お礼

フルトヴェングラーですか。名前は聞いたことがあります。
ありがとうございました。

回答No.3

masaodisan

書き忘れました。日本人では、近衛秀磨という指揮者(近衞文麿の弟です)が「フルトメンクラウ （振ると面食らう）」と言われました。

回答No.1

naoisky

作り話です。
この話（「運命交響曲」ので出しの部分のこと）のモデルになった指揮者はいます。

お礼

その指揮者が誰か教えていただきたいのですが・・・。