• 締切済み

生体内でのL体、D体

生体内に存在する乳酸やアミノ酸はL体ですが、どうしてL体のものでないといけないのでしょうか。D体ではダメなのでしょうか。存在していないのでしょうか。

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数5

みんなの回答

  • Sbacteria
  • ベストアンサー率42% (55/129)
回答No.3

#2です。 誤解されると困りますので、追記しておきます。D体は存在しますが、それ自身がL体の拮抗阻害剤になるので、細胞中にフリーで存在している訳ではありませんし、存在量は非常にわずかです。ラセミ化されたアミノ酸は、例えば細菌ではペプチドグリカンの構成に使われたり、種々の生理活性ペプチドの合成に使われたりします。 下記URLを参考に勉強してください。 http://www.kitasato-u.ac.jp/fish/contents/lab/l31/d_amino/d_amino.html

  • Sbacteria
  • ベストアンサー率42% (55/129)
回答No.2

存在するかどうか?と言う質問なら、存在します。 ラセマーゼという酵素があって、L体をD体に変換します。また、タンパク質に取り込まれたアミノ酸でも、時間経過によってラセミ化が生じる事はあり(アスパラギン酸が有名)、老化と絡めて議論されています。  タンパク質合成は、リボソームで行われます。ここでは、ペプチドをつないでいくわけですが、その時のアミノ酸はt-RNAが運んできます。そして、このt-RNAにアミノ酸をチャージするのが、t-RNAアミノ酸合成酵素です。t-RNA(立体的にはL字型をしている)のアミノ酸ポケットにL体が選択的に結合する事が、生物の構成アミノ酸の光学活性のオリジンです。実験で、すべてDアミノ酸でタンパク質の合成をして、それが鏡像体になることを示した研究者がいたと記憶していますが、生物体の中では、起こりません。一番大きな理由は、立体構造による選択でしょう。

sas1030
質問者

お礼

ありがとうございます。 体内にもD体が存在するですかぁ。そしてL体を選んで結合するからL体のものがほとんどなのですね。ラセマーゼという酵素も知らなかったので勉強になりました。

回答No.1

すべてL体です。 なぜD体が存在しないのか分かりませんが、 地球上の生体にはL体しか存在しておらず、 D体は化学合成によってのみできると昔学校で習いました。 その時の教師は「きっと初めてアミノ酸を合成したり利用した原始の生物が選んだのがL体だったから、それ以降生物はすべてL体を利用するようになったんじゃないかなぁ。」と言っていました。不思議ですよね。 本当のところは私もよく知りません。

sas1030
質問者

お礼

ありがとうございます。 最初の原始の生物がL体ということですかぁ。自分もいろいろ調べて宇宙からの円旋光という光が当たってL体ばかりになったとかいう説を見つけました。 生物の誕生は宇宙起源なのでしょうかねぇ。まだまだわからないことが多いですね。

関連するQ&A

  • L体とD体

    糖はD体、アミノ酸はL体の異性体で構成されますが、異性体のD体とL体の見分け方を教えてください。

  • R体S体とD体L体はどう違うの?

    アミノ酸のD体とL体 サリドマイドのR体とS体 いずれも鏡像異性体という?のでしょうか? 使い分けはどうするのでしょうか? サリドマイドのR体とS体が混合されていたサリドマイド事件(光学分離がされていなかったためにおきた)を アミノ酸のD体とL体が、違う性質を示すという説明が妥当なのでしょうか?? また、鏡像異性体と光学異性体は同じことだと思っていましたが、違いますか??? もしご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。 よろしくお願いします。

  • D体とL体

    お聞きしたいのですが、D体とL体は鏡像関係によるもので、d体とl体は旋光性による違いによる表記だと理解しているのですが、この2つはD=d、L=lとなるのでしょうか。

  • グリシンにL体D体が存在しない理由

    グリシンについてなんですけど、グリシンにはL体D体が存在しないことは分かるのですが何故存在しないのか説明することが出来ません。なぜ存在しないのか理由の分かる方教えてください!!(>Д<)

  • 2糖などにおけるα体やD体 存在する?

    単糖、例えばグルコースやフルクトースなどでは α体、β体 D体、L体が存在するため α-D-グルコースなどのような名前になりますよね 一方、2糖や多糖なのですが マルトース、スクロース、ラクトースなどには 名前にα、β、D、Lがつきませんよね? これはなぜですか? これらの糖にはα体、β体、D体、L体が存在しないのでしょうか?

  • D-アミノ酸について。

     深海の生物の水溶性化合物中に含まれるアミノ酸を マーフィー法を用いて絶対立体配置の決定を行ったところ D-アミノ酸の存在も確認できました。それで、D-アミノ酸 なんですが、L-アミノ酸と比べて塩濃度や水圧が高い所では、 D体の方が浸透圧調整をするのには都合がいいらしいのですが、 僕は具体的にはわかっていません。どなたか知っている方は いらっしゃいませんか?

  • 環状構造からD体L体を見分けられますか?

    今、生化学を勉強しています。 そこで疑問に思ったのですが、アルデヒド型グルコースであれば、D体L体が見分けられるのですが、環状構造になった場合、D体L体を見分けることができません。 どのようにして見分けたらいいのでしょうか? ご回答お待ちしおります。よろしくお願いします。

  • L-アミノ酸とD-アミノ酸の違いは?

    L-アミノ酸とD-アミノ酸の違いは何ですか?

  • 生命体の進化

    生命体の進化とアミノ酸との関係を教えてください。んぜ生命体はL型アミノ酸は吸収できてD型アミノ酸は吸収できないのですか?なぜ地球上すべての生物はLーアミノ酸なんですか?

  • L体-αアミノ酸について

    タンパク質で用いるアミノ酸はすべてα-アミノ酸で グリシン以外は光学活性でL体ですが、 これをタンパク質の構造形成の面から説明・解読していただけないでしょうか? α位の炭素でアミノ基・カルボキシル基をもたないとα-ヘリックスでの水素結合、βシート構造での水素結合を結合させにくいんでしょうか? L体のみ、というのは、他の質問でも論議されていました。 これを構造上から解析することは可能なのでしょうか?