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p-トルイジンが出発物

rei00の回答

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  • rei00
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回答No.4

 既にお解りのようにも思いますが,「考え方も教えてください」とありますので補足を。  p-トルイジンから一度に 2,4-ジクロロトルエンが合成できるかどうかを考えます。この反応を知っていれば終了ですが,おそらく無いと思いますので,何段階かで合成する事になります。  つまり,クロロを1つづつ入れていくわけですが,2つの経路が考えられます。1つは,4位アミノ基をクロロに変えた後,2位にクロロを入れる経路。もう1つは,2位にクロロを入れた後に,4位アミノ基をクロロに変える経路です。  前者の経路については,他の方々の回答がありますので,私は後者の経路を考えてみました(そう,私,天の邪鬼です)。  まづ,p-トルイジンのクロロ化ですが,これはアミノ基の強い o,p-配向性のために3位に(場合によっては5位にも)起こり,目的の化合物は得られません。目的の2位クロロ体を得るには,アミノ基をメタ配向性のグル-プに変える(例えば,ニトロ基に酸化する)必要があります。その後,2位にクロロ導入,4位のニトロ基をアミノ基に変換(還元),4位アミノ基を「ジアゾ化→Sandmeyer」でクロロに変換,の一連の反応で目的の化合物が得られます。  実際に可能かどうかは分かりませんが,教科書的にはこの経路も充分考えられます。アミノ基とニトロ基の相互変換,クロロ化,Sandmeyer 等は有機化学の教科書に出ているはずです(少なくとも,ヴォルハルト・ショア-には出ています)。

puriko-1
質問者

お礼

ありがとうございました。基礎からしっかり勉強します。

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