• ベストアンサー

変旋光について

糖の変旋光について教えてください!! ラクトース、マルトース、セロビオース、トレハロースそれぞれの水溶液の中で旋光性が変化する(変旋光)のはどれですか? 色々な文献を調べているのですが分からないので、知っている方がいたら教えてください。お願いいたします。

  • 化学
  • 回答数4
  • ありがとう数5

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.3

rei00 です。  ayubatake さんの勉強のためにヒントだけと思ったのですが,hikaru_mac さんの回答がありましたので,補足しておきます。  まづ「旋光性」の意味はご存知でしょうか。化合物が偏光面を右又は左に回転する現象です(hikaru_mac さんの説明は,この「旋光性」の説明です)。この性質を示す化合物を「光学活性化合物」といいます。  問題の「変旋光」とは,『旋光性をもつ純粋な物質を溶かして溶液にしたとき,何らかの互変異性化をおこして,その比旋光度が経時的に変化すること』(「理化学辞典 第5版」岩波)です。  具体的にグルコ-スで説明してみましょう。グルコ-スは結晶状態にはα-グルコ-スとβ-グルコ-スの2種類があります。たとえば,α-グルコースの結晶を水に溶かした時,初めは,比旋光度+111°を示しますが,放置すると+52.5°で平衡値(終極値)に達します。一方,β-グルコースの結晶を水に溶かした時は,初め比旋光度+19.2°を示しますが,やがてα-グルコ-スの時と同じ+52.5°で平衡値(終極値)に達します。  この現象は,水溶液中でα-グルコースとβ-グルコ-スが開環したアルデヒド構造を仲立ちとして平衡を保っているために起こります(「新・化学ノ-ト」↓の「4.有機化学関係 3.糖類 」を参照下さい)。つまり,この平衡が起こるには,開環したアルデヒド構造をとる必要があります。開環したアルデヒド構造をとるには,アノマ-位(糖の1位,開環構造でアルデヒドになる位置)がフリ-(別の糖などが付かない OH の状態)で存在している必要があります。  後は,教科書あるいは下のペ-ジなどで各二糖の構造をご覧になればわかると思います。

参考URL:
http://www.geocities.com/yoshihitoshigihara/ch_conten.htm
ayubatake
質問者

お礼

さらに詳しい説明、ありがとうございます。 URLもとても助かります。 まだまだ勉強不足で・・・。本当にありがとうございました!!

その他の回答 (3)

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.4

三度 rei00 です。  hikaru_mac さんへのお礼の「そっか・・・。光学異性体を持たないものを探せばいいんですね。」が気になりましたので,よけいな(?)一言を言わせていただきます。  質問にある「ラクトース、マルトース、セロビオース、トレハロース」は,全てグルコ-スが2個つながったものです。そのつながり方が異なるために別の名前がついています(つまり異性体です)。ですので,全て光学異性体を持ちます。 > hikaru_mac さん  お書きになっている説明は「光学異性」あるいは「旋光性」の説明であり,「変旋光」ではないと思いますが。「変旋光」と「偏光」を勘違いされていませんか。

回答No.2

すぐに解答してほしいと言うことなので、自信はあまりないですがお答えします。(正確なことは今日中にお調べいたします。) -- 光学異性体は御存じですか? 光学異性体を持つ物質(糖)は、変旋光します。 ちなみに任意の物質の光学異性体が同じ量ずつ入った容器(ビーカー)を通った光は変旋光しません。 理由は、光学異性体同士をA、Bと区別すると、Aだけの時もBだけの時も同じ角度ずつ逆まわりに変旋光します。それで、同じ量混ざっていると左回りと右回りが同じ角度ずつで結果的に変旋光しないのです。 ようするに光学異性体を持たないものを問題の四つの糖から探し出せばいいのです。

ayubatake
質問者

お礼

そっか・・・。光学異性体を持たないものを探せばいいんですね。 ありがとうございました。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.1

 変旋光が何故起きるのかはご存知ですか。糖のピラン環のまき直しに伴うα-アノマ-とβ-アノマ-間の平衡化によります。  という事は,変旋光が無いのは,フリ-のアノメリック位を持たない化合物ですね。  後は教科書等でそれぞれの構造をお探し下さい。

関連するQ&A

  • 変旋光 見分け方

    変旋光を持つ糖と、持たない糖の見分け方がわかりません! http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=168676 ここで理解できなかったため、質問させてください。

  • 溶解度の値(糖化製品)

    糖液の溶解度(水に溶ける量)を調べています。 マルトース(麦芽糖)、スクロース(砂糖)、ラクトース(乳糖)・セロビオースなどの二糖類を調べているのですが、ラクトースとセロビオースの15℃、20℃、25℃の溶解度が分かりません。 ご存知の方がおられましたら教えてください。 よろしくお願いします。

  • 化学

    この問題がわかりません! 二糖類であるマルトース、スクロース、ラクトース、トレハロースの混合物がある。この混合物の還元性を調べたところ、質量パーセントで60%が還元糖であった。また、この混合物171gを完全に加水分解したところ、21.6gのガラクトースと18.0gのフルクトースが得られた。この混合物中のマルトース、スクロース、ラクトース、トレハロースの混合比は、全体を100としたとき?:?:?:?である

  • 糖の還元・変旋光について

    フェーリング試薬を還元する糖は、必ず溶液が変旋光を示すと言えるでしょうか? お願いします。

  • 比旋光度とモル比の関係

    通常のD-グルコースの水溶液が[α]=+52.7°の比旋光度を示して、 α体が+112.2°、β体が+18.7°を示し、両者を水溶液に放置して変旋光 によって再び+52.7°に戻るとします。この場合平衡混合物中のα体と β体のモル比はどうなるのでしょうか?

  • スクロースの旋光度測定について

    高さ約8cmの試料瓶に10%のスクロース水溶液を入れ上下に偏光板をはさんで簡単に旋光度を測定しようとしました。光源は赤色ダイオードの光です。何も入れていないときとスクロース水溶液を入れたときと全く変化がありません。リモネンを入れると30度くらい回転しました。スクロースなら少しくらい回転してくれてもいいと思うのですが,この方法根本的に何か間違っているのでしょうか。もう少し濃くしないとダメなのでしょうか。教えて下さい。

  • 2,4-ジニトロフェニルヒドラジンについて

    2,4-ジニトロフェニルヒドラジンとグルコース、マルトース、フルクトース、ラクトースを反応させました。各糖はアルデヒド基を持っているので2,4-ジニトロフェニルヒドラジンを還元し、結晶を生じることは分かるのですが、マルトースは結晶が生じませんでした。マルトースは還元糖なのになぜ結晶を生じなかったのでしょうか?

  • 糖の還元性について、反応速度の違い

    実験でグルコース、フルクトース、ラクトース、マルトース、スクロースを1、フェーリング液2、トーレンス液3、フェニルオサゾン溶液 を使い還元性について調べました。 どの実験についても反応するまで糖によって時間がばらばらであるのはなぜなんでしょうか? 反応するしないは還元性のあるかないかで説明ができるんですけど、時間の違いを説明することがどうしてもできません。 お願いします。

  • ブドウ糖の比旋光度[α]Dを求める問題です。

    ブドウ糖(C6H12O6)約4gに対応する容量を正確に量り、アンモニア試液0.2mlおよび水を加えて正確に100mlとし、よく振り混ぜて30分間放置した後、旋光度測定法により20±1℃、層長100mmで旋光度αDを測定する。ブドウ糖(C6H12O6)の量(mg)=αD×1895.4と表される。 上記の式からブドウ糖の比旋光度[α]Dを求めてください。 途中の計算の解説もよろしくお願いします。

  • 下記の旋光度測定の記述でアンモニア試液を加える目的

    下記の旋光度測定の記述で、アンモニア試液を加える目的は何ですか? 『ブドウ糖(C6H12O6)約4gに対応する容量を正確に量り、アンモニア試液0.2mL及び水を加えて正確に100mLとし、よく振り混ぜて30分間放置した後、旋光度測定法により20±1℃、層長100mmで旋光度αDを測定する。』