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人事改革について(人事改革が現れた背景)

yohsshiの回答

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  • yohsshi
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回答No.2

>人事改革について、その背景 従来の人事制度と変更することが必要になったのは、企業経営における環境が大きく変化したことにあると考えます。これだけですと、1行で終わってしまいますのでもう少し、私なりに深く掘り下げてみます。 1.インフレ(右肩上がり経済)の終焉とデフレの出現 1990年頃まで、株価が右肩上がりのトレンドで上昇していたことに代表されるように、インフレ状態にあったと考えられます。一方で足元の2~3年においては、株価が下落していることに代表されるようにデフレ状態にあると考えられます。インフレ下においては、物を作って直ぐには売れなかったとしても時間が経てば物価指数の上昇(貨幣価値の下落)で何れ売れるという見込みが立ちました。この場合、シェアをどれだけ拡大できるかという面に企業経営の力点が置かれ、労働生産性の低い人であってもいないよりはシェア拡大に貢献できるという意味があったと考えられます。これに対して、デフレ下では、売れる以上のものを作ってしまって時間が経てば物価指数が低下し、損失を発生させるという部分が問題となってきました。この状況においての企業経営は、効率(少ない費用で最大の効果を与えること)重視となってきています。従って、人事面では利益を生み出すことのできないような労働生産性の低い人は不要であるとの考え方が台頭しています。 2.米国と日本のリストラに対する考え方の相違 米国においては企業が不要と判断した人がいた場合、解雇という方法を用いることに何ら抵抗がありません。しかし、日本においては数年前まで終身雇用という制度が前提であった(30~40代以上がそうでしょう)ことから、米国型リストラを導入することが憚られました。しかし、効率性を上昇させるために給与制度に能力給や実績給を導入し、労働生産性の高い人と低い人の給与格差をつけるようにして費用に対する利益を拡大することを図っています 3.ITによる中間管理職の不要論 企業において、部店間の意見調整や役員と部下の間の情報の流通において中間管理職というものは必要でありました。しかし、メールによる同時通報や掲示板機能などを社内に配置することで、社内ネットワークに精通した中間管理職の必要性が著しく低下したと考えています。情報の共有化を構築できれば、中間管理職の仕事の大半がなくなります。この結果、部下の評定を行うという仕事だけが残りますが、これも実績給や能力給の導入とともに必要性が薄れています。中間管理職をなくしてフラットな組織にすることが今後の人事改革としては重要な案件だと考えています。 私が考えるところではこのような点です。他にも理由はあるとは思いまし、掘り下げ方も未熟ですので、肉付けしていただければ良いものがかけるのではないでしょうか?

liner
質問者

お礼

有り難うございます!!!こんなにすばらしい答えがくるなんて(^。^) ちょうど、息詰まっていたところなので何か光が見えてきました。 このアドバイスをかてに、これからの卒論作業頑張りたいと思います。 本当に有り難うございました。

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