• 締切済み

最近の「玄関」事情・・・

「框」について調べてます。というか疑問です。 私の家は22年前に建てられたもので、家の玄関は土足部分と床との段差(框)が高いと思うんです。というか、ふつうかな・・。それは湿気を防ぐために、家自体を高い位置に作るためにできた段差なのですか? しかし、最近はバリアフリーを考えられてか、段差の低い框をよく見るんです。それは、湿気の問題が別の仕組みで解決できてるのですか?なぜ、低くできるの? 上にも疑問をいっぱい並べましたが、私が一番聞きたい事は、この「框」は日本の靴を脱ぐ文化からきた構造なのか、湿気の解決から来たものなのかどちらですか?それとも、どっちでもない・・・。 最近はバリアフリーを考えて低くしたのだから、框が高いというのは、何十年か前の流行・・・? お宅の「框」はどれくらいの高さでしょう? 疑問がいっぱいですいません。

みんなの回答

  • K8823
  • ベストアンサー率76% (10/13)
回答No.2

 あなたがお調べの「框」は、「上がり框」といいます。框は、周囲を固める部材のことで、床の間の框、建具の框などがあります。  本来、日本の住宅の畳の上面は、地面から55cm~60cm位の高さにあります。そうしないと床下の湿気が取れないため、畳にカビが生えたり、土台や、柱が腐ったりします。 近年の人に優しい?低床住宅の欠陥は、先の方が説明して下さいました。  畳の高さに合わせて、廊下や玄関の迎え付けの高さが決まってきます。玄関の土間から上がり框の上端までの高さは、40cm~50cm位でしょう。  高さがあるので、来客に対しては、お上がり下さいという表現になります。主人が、正座して、客に挨拶出来る高さがあります。低床住宅では、主人が正座してお辞儀などしたら、おかしな格好になってしまいます。上がり框では、些細な用事の時は、主人は正座して、客は框に腰掛けて話すと、丁度良い感じになります。これが本来の玄関の姿であると思います。  上がり框までは、一度に上がるには、高すぎますから、土間に沓脱石(くつぬぎいし)を置くか、式台(しきだい)を設けます。  中世の公家や武家の住宅では、色代(しきたい)の間という挨拶のための部屋がありました。やがて、武家社会では、入り口の土間に、低い床が張られ、そこに要人が乗った駕籠が据えられ、降りたため、そこが挨拶の場となり、その床が色代の間の代わりとなり、式台(しきだい)となったそうです。  現在でも、格式を高く見せる場合や料亭などには、立派な式台がありますし、一般住宅でも一段目の板を式台といっています。昔は、武家、寺院以外の庶民は、式台を付けることは、許されませんでした。民家では、框を使って目立たない上がり口を造りました。これが上がり框となったと思われます。現在は、式台も框もデザイン的な要素が強いので、好みで、式台を付けたり、上がり框にしたりします。客が玄関を入って、最初に目にするのが式台や上がり框ですから、しっかりした見栄えの良い木を選びます。  以上、お役に立ちますでしょうか。    

dararin
質問者

お礼

御返答頂きありがとうございます。 「框」の歴史まで教えて下さり、大変ためになりました。旅館なんかでも上がり框はしっかりしてますよね。良い木っていう感じもします。湿気対策とはいえ日本の伝統はやはり日本人にとって、この上ないものだと思います。いい玄関って素敵ですよね・・・。

  • rakki
  • ベストアンサー率47% (662/1392)
回答No.1

ズバリお答えしましょう。 何十年か前の流行、ではありません。 日本の伝統建築様式から来ています。 湿潤な日本の風土を考えたときに、基礎と土台の間隔は非常に重要な意味を持ちます。 戦前に建てられた多くの民家は、束石を使い、土台を持ち上げ、床と地面の間に十分な空間を取っていました。 土台の周囲も、がらんどうで通風性がよく、人が通り抜けられるほどの空間を有しています。 このため、粗悪な木材を使わない限り、シロアリに食い荒らされることもありませんでした。 翻って、現在の住まいはどうなっているでしょう。 コンクリートで基礎全体を覆ってしまい、土台と基礎の隙間も無くしてしまっています。 必然的に、シロアリの住処となります。猛毒の殺虫剤を散布することが当たり前のように行われています。 さらに、バリアフリーが流行語になり、何でも段差を取り去ることが人にやさしいと勘違いしてしまって・・・。 建築物の立場になって考えると、今の住宅はかわいそうです。中に暮らす人間の身勝手で作られていて。 つい数十年前までは、住宅のことを第一に考えて建設していたことを考えると、最近の建築事情は異常です。 建築産業全体が儲け主義に走ってしまい、良い住まいを提案し作り上げるといった本来の使命を果たしていません。 「百年住宅」を売り物にしている住宅メーカーがあります。 私達のように、本来の住宅建築を目指している物の目から見ると、「恥の上塗り」にしか見えません。 百年しかもたない住宅を作っています、と宣言しているわけですから。 民家の話で言えば、百年しかもたないものは欠陥住宅です。二百年でも当たり前の世界です。 ではなぜこのように、脆弱な住宅が一般的になってしまったのか。 「框」の例に象徴されるように、人が自分の利便性ばかりを追及して、建築構造の健康に気配りすることを忘れているからに他なりません。 バリアフリーは流行ですから、しばらくすると廃れるでしょう。 そうなっては障害者にやさしい住宅はなくなるかというと、そうではありません。 これからは、「ユニバーサルデザイン」でしょう。 障害のある方も、健康体の方も意識することなく使いやすい設計があるはずです。 さらにこの仲間に、家そのものも加えるべきです。家が置かれている周辺環境も加えるべきです。 土地を買って家を建てる。これまでの住宅建築のあり方が変わりつつあります。 『土地に合った家を建てる』 框の高さの問題は、家の構造上だけの問題ではなく、「環境」における「住まい」のあり方を問うていると思います。

dararin
質問者

お礼

ズバリお答え頂きありがとうございます。 障害者のために作られたバリアフリーは、子供の教育に良くないと思うんです。段差がなくなって、骨が弱くなるのではないかと・・・。親が自分の老後のために・・・っていうのも考えものですね。これからのユニバーサルデザインが人間にとって最善のものであって欲しいと思います。 実は私、大学でデザインの勉強をしてるんです。だから今後ユニバーサルデザインのものを商品にしていくのが夢なんです。 今回はいろいろと返答頂きありがとうございました。

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