• ベストアンサー

膜タンパク質融解法について

7回膜貫通型受容体の研究をしていて、細胞中よりこの受容体を可溶化してwestern blotをしようといろいろ試したのですが融解できていないのか全く上手くいきません。もし融解法を知ってるかたがいたら方法や試薬の濃度など教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • TCA
  • ベストアンサー率49% (115/231)
回答No.3

以前扱っていた膜タンパクを可溶化した時には、Nonidet P-40とsodium deoxycholateが入ったバッファーを使いました。バンドが検出されないとの事ですので、目的のタンパク質自体が分解されている可能性があります。私はバッファーにプロテアーゼ阻害剤を添加し、細胞を回収する操作はすべて氷上で行い、回収したlysateは液体窒素で急速凍結してから-80℃で保存していました。このlysateと*3サンプルバッファーとを2:1で混合し、加熱処理した後に電気泳動します。 参考サイトの文献ではHEK293に対して同じような組成のバッファーが使われています。 Westernの検出はHRP標識の二次抗体を使ってECL法で行いました。ECLは検出までに時間が掛からず、感度が良いのでお勧めです。

参考URL:
http://www.jbc.org/cgi/content/full/277/8/6590
motomotomeyu
質問者

お礼

ありがとうございます。一度この論文と同じ方法で融解を試みてみます。

その他の回答 (2)

  • TCA
  • ベストアンサー率49% (115/231)
回答No.2

差し支えなければ、下記の点について補足をお願いいたします。 ・どのような細胞をお使いですか? ・lysisに使用してうまくいかなかった界面活性剤は? ・Westernの検出方法は?(二次抗体など) ・陽性対照として他の膜タンパクの抗体で検出された事はありますか?

motomotomeyu
質問者

補足

細胞はHEK293で、受容体をトランスフェクトしました。 lysisに使用した界面活性剤は0.1%SDSと1%triton-Xです。検出法は1次抗体がマウスのモノクロで2次抗体がウサギのanti-マウスIgG抗体です。 対照はおいてません。融解法はシリンジで30回ほどピッペッティングしてそのまま2*サンプルバッファーとまぜてます。膜タンパクを扱うのが初めてなもので、、、

  • MIYD
  • ベストアンサー率44% (405/905)
回答No.1

もし予想される分子量よりもずっと上にバンド(スメア?)が検出されているのでしたら アグリゲーションをおこしている可能性があります。 4*SDS sample bufferを入れた後でボイルしないで4℃O/NでSDS化すると改善されることがあります。

motomotomeyu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。スメアとかではなく、全く検出されません。PCRをおこなって確認してものがあることは間違いなさそうなのですが、、、、なにか融解法でいい方法ありますか??

関連するQ&A

  • Gタンパク質共役受容体が細胞膜に組込まれる仕組み

    Gタンパク質共役受容体は細胞膜を7回貫通していますが、どのようにして細胞膜に7回も貫通して組み込まれたのですか?(組み込むのですか?)。本やネットで調べましたが、わかりませんでした。 もし御存じの方おられましたら、形成過程の詳細の程、何卒宜しく御願い致します。

  • 大腸菌での細胞膜タンパクを可溶性画分から回収するにはどうすればよいでしょう?

    約60KDaの一回膜貫通型のタンパクをBL21で発現させようと思っています. うちの研究室はもともと遺伝子とかタンパクには縁のない研究室なので、大腸菌およびプラスミドなどを扱っている人がおらず、独学で研究しています. ゆえに、ほとんど人に相談することもできず四苦八苦しております(汗) 目的は、タンパクの全長かつタグフリーの状態で回収することです. 現在までにGSTタグ(pGEX)で、低温(15-25 ℃)、IPTG濃度(0.1-1 mM)などで検討を行いましたが、ほとんどがinclusion bodyに入っているようで(ウエスタンブロットで確認済み)なかなか可溶性画分から目的の回収量(できれば数 mg)に至りません.(10L cultureで200 ug程度) また、最終的にGSTタグをグルタチオンカラムに保持した状態でのプロテアーゼによる切断を行ったのですが、どうやらタンパク質の疎水性が高いためかタンパクがロストしました.というか、膜タンパクはそもそも溶けないのでしょうか? このような状態なのですが、なにかよい解決法があれば教えて下さい. ちなみに、inclusion bodyからのリホールディングをスモールスケールで試してみたのですが、アルギニンと酸化型グルタチオンがないと凝集が起きやすく、またコストも馬鹿にならないように感じました. (研究テーマが研究室のメインとはややズレており、なかなか研究費が降りないため、できうる限り低コストな策があればありがたいです) また、目的タンパクの性質(pKa、親水性?疎水性?、立体構造など)を調べる方法やソフトがあれば教えて下さい. ちなみに、Protein Data Bankで調べてみましたが、残念ながら登録されていないようでした.

  • 膜たんぱく質でのα-helixについて

    細胞膜に存在するいわゆる膜たんぱく質では、細胞膜を貫通している部分はα-helixの構造を取る場合が多い。この理由なんですが、私は「このらせん構造によって、水素結合に関与する原子の直線的な配置が可能となり、その配置によって水素結合が最大の強度となり、したがってらせん構造が非常に安定となるから」と考えたのですが、どうもうまく説明出来てると思いません。良い回答法を教えて下さい。

  • タンパク抽出について

    細胞からタンパクを抽出してウエスタンブロットをする予定です。 今、KITを使用して歯根膜細胞からタンパク抽出をしているのですが、PBSでの細胞回収で遠心してもペレットが沈澱しません。 プロトコールには450×g 5分と記載されていますが、沈澱しないので10分しましたがだめでした。 どのようにしたらよいか教えてください。 よろしくお願いします

  • サリドマイドの受容体について

    生物の授業をしていて、受容体のことを知り、サリドマイドには受容体があるのか気になったので質問します。 ずばり、サリドマイドの受容体は存在するのでしょうか? もしくは、受容体は存在しなく、細胞膜を貫通してDNAに直接作用しているのでしょうか? 教えてください

  • ウエスタンブロット法によるアクチンの検出

    ウエスタンブロット法ではタンパク質のサブユニットが検出される。タンパク質がユニットに解離しているのは、どういう理由ですか? 試薬の作用も含めて説明していただけると嬉しいです。

  • 不溶性蛋白の可溶化(組み換え蛋白の発現)

    いつもお世話になっております。 組み換え蛋白をGST融合蛋白として発現させる系をおこなっております。 目的の蛋白が不溶姓にでてくるのですが、これを可溶化させるために次の方法を考えております。 1、界面活性剤を用いて再可溶化 2,cold発現ベクターでの発現 これ以外にこうやったら可溶化したよ、という方いらっしゃいましたらお教えいただけたら幸いです。 最初の可溶化はPBSにリゾチームを添加したもので凍結融解を10回くりかえして行っています。

  • Lowry法でタンパクを定量するとき、コンデンスミルク状の沈殿ができて困っています

    培養細胞を2*TNEバッファーで溶解し、あるタンパク質をウエスタンで検出しようとしています。1レーンあたりのアプライ量を等しくしたいので、ローリー法で定量しようとしていますが、コンデンスミルクのような沈殿ができてしまいます(できないときもありますので、このへんがよくわからないんですが・・・)。 定量するときには、タンパクサンプルをmilliQ水で1/20に希釈してから行っているので、界面活性剤やその他の沈殿しやすそうなものの濃度はかなり薄まっているとは思うのですが、コンデンスミルク状のものができるときがあります。 このままODを測定しても、ちゃんとした値になるはずもないし、ちょっと困っています。自作の試薬で行っています。フェノール試薬のみ、出来合いの製品を購入しました。 この件について、解決策を知っているかたいらっしゃいましたら、教えてください。定量できればなんでもいいです。ローリー法にこだわりはなく、1レーンにアプライする量を調節できればそれでいいんですが。よろしくお願いします。

  • 大腸菌での組換え蛋白質の発現

    分子量約100kの蛋白質をHis-tagとの融合タンパク質として 大腸菌に作らせていますが、封入体に入ってしまっているようです。 ブロットオーバーレイ(ウエストウエスタン)のプローブとして使いたいと思っています。 機能不明なので、高次構造が大事かどうかも不明ですが、 ちゃんとしてるにこした事はないと思っています。 こうゆう場合、本などを見ると、 低温で培養してみる GST等とのfusionに変えてみる ドメインごとに発現させる 等のことが書いてありますが、下2つは結構大変ですよね。 以上のような可溶化条件の検討に努力を費やしたほうが良いのか それとも、尿素やグアニジン塩酸のようなもので 強引に可溶化して、リフォールディングに努力を費やした方が良いのか 教えてください。  

  • 細胞分画の方法で困っています。

    初めて質問させていただきます。 培養細胞を核、サイトゾル、膜画分(細胞骨格を含む)に分画する方法を調べていると「Triton X-100で細胞を可溶化させ、不溶化画分を膜フラクションとする」と書かれている論文を見つけました。しかし分画に使用する溶液はTriton X-100とだけ記されておりTriton X-100の濃度やその他の組成が全く記されていません。どなたかTriton X-100を用いて膜だけを分画する手法を知っているなら教えて下さい。