• 締切済み

示差熱分析で

硝酸カリウムを常温から加熱していったところ、融解によると思われる相転移が確認できました。 ところが、その状態から加熱を止め冷却していったところ相転移によると思われるピークが2つでました。 一定の温度幅で過熱・冷却を繰り返していて、加熱では相転移が一度で冷却では相転移が二度あるとはどういうことなんでしょうか? また、状態変化によらない相転移は何でしょうか?構造相転移でも起こっているのでしょうか?

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数2

みんなの回答

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.1

硝酸カリウムはご質問のようなことが起きる物質として割合有名です. どの温度で異常が見えたのかわかりませんが(書いとて下さいよ!重要な情報です), 融解ではなくて,構造相転移ではないでしょうか? 融点は 333℃ です. 硝酸カリウムはαβγの3構造があり 加熱 α →(128℃)→ β 200℃くらいから冷却 β→(124℃)→γ→(100℃)→α と変化します. 転移温度は理化学辞典を参照しました. 熱力学的には温度を決めれば一番安定な構造が決まるわけですから, こういう現象は奇妙な気がします. ただし,1次相転移では過冷却現象がおこるなどからわかりますように, 熱力学的に一番安定(つまり自由エネルギーが一番低い)状態が必ずしも 実現されるとは限らない場合があります. ある温度でA状態よりB状態の方が安定だとします. ただし,A状態からB状態に移るには一度エネルギーの高い状態(峠)を経由しないといけない, となるとなかなかB状態に移りにくいことになります. 峠の高さはいろいろな要素によりますが, A状態とB状態の対称性が違っていたりすると高くなる場合が多いようです. ところで,nabetyan404 さん, 構造相転移なんていう用語をご存知のレベルなら, 理化学辞典なり化学大辞典なりで「硝酸カリウム」を引いて調べるべきです. 上の回答の後半はともかく,前半は直ちに情報が得られたはずですよ. nabetyan404 さんは大学生かと思いますが, 上のようなことをきちんとやるのが大学生の勉強姿勢というものと思います. レベルが高くなればなるほど,あなたに教えられる人間は減ります. 多少ともよい仕事をしようと思ったら, 自分で解決しなければいけないことの連続ですよ.

nabetyan404
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 今は実験のデータを解析している途中なのでまた硝酸カリウムの温度を出してなかったんです。今度何かを質問するときは自分でできるところまで調べてからにします。ちょっと前に理化学辞典で調べてみたら書いてありました。 確かに人に頼ってばかりでは良くないですね。そのアドバイスをしっかりと覚えておきます。

関連するQ&A

  • 示差熱分析(起電力について)

    先日示差熱分析に関する実験を行いました。 その際温度と起電力を測定したのですが、時間が経つにつれてピークとは関係無く起電力が段々と(ほぼ直線的に)下がってしまいました。 DTA曲線は状態変化が起きる時に変動する他は一定値になるはずなのにこうなってしまうのは何故でしょうか? 最初は標準物質と試料の比熱の違いで段々と温度差ができてしまったのかなと思ったのですが、それではもともと曲線が一定値になるはずがないので間違いなのだと思います。 機械によって上昇したり下降したりすると言われたのですがよくわかりません。

  • 化学 溶解度の変化

    硝酸カリウム KNO3 の温度による溶解度の変化を表している。60 ℃ の水 100 g に硝酸カリウムを 90.5 g 溶かし,この水溶液を 30 ℃ に冷却した。このときに析出する硝酸カリウムの質量とその物質量はいくつか。 ただし,式量は KNO3 = 101 とする。 水100gに対する溶解度 60℃ → 110g 30℃ → 40g 私の計算では 110-40=70gですので、90.5-70=20.5gとなりますたが違うようです。 こちら、解説お願いします。

  • 熱伝導度について

    大学の実験でアクリル板と塩化ビニル板を恒温槽を用いて加熱、または冷却し、中心温度を測ることによって熱伝導度を求めました。 過熱する過程から得た熱伝導度と冷却する過程から得た熱伝導度が一致しません。 そのことについて考察したいのですがよく分からないので教えていただけませんか? 他の講義で習った「熱境膜」の項目あたりだとは思うのですが・・・。

  • 物質の融点と固液平衡

    私の持っている参考書には 「固体を加熱していくと,ある温度で液体への状態変化がおこる。融点とは融解がおこる温度であるとともに,固体と液体が共存し,両者が固液平衡の状態にあるときの温度でもある。」 と書かれています。 ここで、温度が融点に達して融解が始まり、そして固体全部が融解し終わるまでに、時間がかかると思います。 その間、固体と液体が共存しているのは分かるのですが、ずっと固液平衡の状態なのでしょうか?? だんだんと液体が増えていき、最後には液体だけになるのに、固液平衡なのでしょうか??

  • 水の凝固点について

    水の凝固点について教えて下さい。 1)水だけの冷却曲線を見ると(過冷却の内状態)温度が0℃で凝固が始まり、すべて水が凝固するまで温度は一定に保たれます。これは凝固熱と融解熱が等しいということで理解できますが経過時間毎における凝固点は一定と考えていいでしょうか。 2)凝固点では凝固する分子数と融解する分子数が同じということが知られています。 これは凝固点で水=氷+熱の平衡で水が氷となり凝固熱を出す。この凝固熱は融解熱に使われないで冷却を防ぐのに使われるとすると氷は増えるが凝固する分子数と融解する分子数が同じということに矛盾するように思います。また融解熱に使われると氷は増えないことにならないでしょうか。 2点について宜しくお願いいたします。

  • ガラス転移温度に関して

    講義にて ガラス転移温度は、加熱速度を上げると 上がり、 加熱速度を下げると 下がり、 冷却の速度を上げると 上がり、 加熱速度を下げると 下がる ということを習いました。 どなたかこの理由がお分かりになりませんか? 分かりやすく教えて頂けますと大変助かります。

  • 塩浴(ソルトバス)の作製方法、取扱上の注意点

    ある実験で、280℃の温度にフラスコを長時間加熱する必要が出てきました。 この温度になると、シリコンオイルバスでも厳しいと思われるため、 昔使用していた塩浴(ソルトバス)を思い出しました。 硝酸塩浴でしたが、どのように作製したか記憶があいまいです。 たしか、硝酸カリウムと亜硝酸ナトリウムを混ぜて作ったような・・・ そこで、実験化学講座などを調べましたが、作り方や使用上の注意点は 載っていません。 塩浴(ソルトバス)の作製方法と使用上の注意点などが載っている 文献を教えてください。 私の記憶では、ヒーターの付け方が悪いと、表面は冷えたまま、中が融解するため その圧力で融けた塩が噴出したことがあります。 塩浴を使用して安全に実験を行うため、ぜひともご教授をお願いいたします。

  • 状態変化で,融点や沸点で温度が一定に保たれるしくみ

    水の状態変化で,氷をゆっくり加熱していったときに, 融点や沸点で,状態変化が終わるまで,温度が一定に保たれます。 教科書では,加えた熱が,すべて状態変化に使われるからとだけ書いてありますが, そうなるしくみがわかりません。 なぜ温度が上がらずに一定になるのでしょうか。 教えてください。 よろしくお願いします。

  • 冷却やか熱設備の温度変化について

    お世話になっております 生産現場で使われる設備のなかで 冷却及び加熱設備のものがたくさんありますが、 私の経験で築いた場合には温度を上げるとか下げる時にもちろん物質や設備の種類により違うと考えますが、ほとんどものが設定温度(冷却及び加熱)まで達する過程の変化トレンドを見たら線形ではなくほとんどが非線形でした、他の人は実際でも線形だと意見を上げていますが、私の考えが問題でしょうか? もちろん設備の目的や目標は線形で温度コントロールができればよいですが実際では非線形(推移線では線形にできるかも知れませんが)もしかしてわたしの意見ように温度変化が非線形ならば理由は何ですか?なお、線形ができるためには何が必要しますか? そして理論的ではなく実際の産業現場であんな場合には温度変化の挙動は線形か非線形のか知りたいですが教えていただきませんか? ぜひ宜しくお願いいたします。

  • 冷却曲線について

    金属を融解したあとの冷却の様子をプロットした冷却曲線についてですが、この冷却曲線上に温度が一定になる所があるのですが、なぜこんな現象が起こるのですか?できれば相律を使って説明してもらえませんか?