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グノーシス主義

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 すみません、グノーシス主義で言う「アイオーン」と「アルコーン」の意味を教えてください。
 アイオーンはいわゆるキリスト教でいう「天使(全体を通しての)」のようなものなのでしょうか? 
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回答 (全2件)

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レベル4

ベストアンサー率 50% (1/2)

グノーシス主義では、「上なる世界」と「下なる世界」という二元論的発想をしますが、この「上なる世界」に存在する複数の神的実体を「アイオーン」と言います。また下なる世界(グノーシスでは劣等領域になります)を支配する複数の邪悪な実体を「アルコーン」と言っています。ただし、通常「アルコーンたち」ではなく、「アルコーン」と単数形で表現される場合は、世界や人間の身体と魂を不器用に創造した劣等神デミウルゴスを指すようで ...続きを読む
グノーシス主義では、「上なる世界」と「下なる世界」という二元論的発想をしますが、この「上なる世界」に存在する複数の神的実体を「アイオーン」と言います。また下なる世界(グノーシスでは劣等領域になります)を支配する複数の邪悪な実体を「アルコーン」と言っています。ただし、通常「アルコーンたち」ではなく、「アルコーン」と単数形で表現される場合は、世界や人間の身体と魂を不器用に創造した劣等神デミウルゴスを指すようです。


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レベル13

ベストアンサー率 61% (647/1050)

    グノーシス主義は、「この世」に悪や悲惨なことがおびただしくあり、またそのような「この世」を、自分の故郷・本来的世界と認めることのできない人が構想する実存的な宇宙観・人間観です。「この世」は悪の世界で、悲惨な世界であり、肉体も魂も、死と共に滅び朽ちてしまいます。このような「この世」は、本来的世界ではない、またこのような人間のあり方は、本来的な「真の人間」のありかたではないという実存的自覚から構成さ ...続きを読む
 
  グノーシス主義は、「この世」に悪や悲惨なことがおびただしくあり、またそのような「この世」を、自分の故郷・本来的世界と認めることのできない人が構想する実存的な宇宙観・人間観です。「この世」は悪の世界で、悲惨な世界であり、肉体も魂も、死と共に滅び朽ちてしまいます。このような「この世」は、本来的世界ではない、またこのような人間のあり方は、本来的な「真の人間」のありかたではないという実存的自覚から構成された考えだとも言えます。
 
  なぜ、「この世」や「現に生きる、人間の存在」がこのように悪や悲惨や不幸や、不条理に満ちているのか、その答えとして、グノーシス主義は、「この世」や「人間の存在」が、不完全な、或る意味悪に満ちた「偽の神」あるいは「超霊的存在」によって創造されたからであると答えます。
 
  人間は本来、このような悪と闇と悲惨の世界に生きる、悲惨な死に行く存在ではなく、「本来的人間」は、善の光明に満ちた、永遠の世界で、霊的至福で生きることが可能な存在なのだと考えます。つまり、人間には、「救済」の可能性があるということです。「救済」を語るのは、すべての宗教がそうであり、宗教は人間の救済を説いているとも言えます。グノーシス主義の「救済」が、他の宗教と異なるのは、宗教一般では、世界や人間を創造したとも言える「超越者・神・至高者」への「信仰・帰依」が重要な意味を持つのに対し、グノーシス主義では、自己の内部に存在する「光の霊」と、何故、この世が、このように悪に満ち、悲惨であるのか、人間が惨めな存在であるのかについての真実の「知識(グノーシス)」の認識を重視するということです。真実の「認識(グノーシス)」を得れば、人間は、自己のうちにある「霊」によって、信仰などなくとも救済されるという考えです。
 
  アイオーンとは、ギリシア語で、元々「ある期間・ある時代」などの意味で、「永遠」というような意味も持っていました。グノーシス主義では、この世は、「偽の神」や「低次の霊」が創造した不完全な世界だと考え、この世の「上」というより、「霊的彼方」に、完全にして、光・善の神あるいは超霊的原理が存在する「永遠界」とも呼べる「場」を考えます。これはプラトーンのイデアー界にも似ています。そしてプラトーンのイデアーが、美や真のイデアーと上昇して行き、最終的に「善のイデアー」へと収束するのに似て、グノーシス主義では、完全にして善なる超霊的原理あるいは霊格を考え、これを「アイオーン」と呼んだのです。究極のアイオーンは、「知られざる上の神」とも、「原初の父(プロパトール)」とも、あるいは「ビュトス(深淵)」とも呼ばれましたが、永遠界(グノーシス主義的イデアー界)を構成するのは、このプロパトールだけではなく、グノーシス主義の諸派で色々な神話が構成されていますが、「複数の至高アイオーン」が、プロパトール以外にも、この永遠界に存在すると考えられました。
 
  アイオーンは、本来は、完全で、善なる永遠の原理、あるいは超霊格だとも言えます。複数が考えられていますので、「諸アイオーン」とも呼びます。
 
  人間のうちの「光の霊」とは、この諸アイオーンの「光の霊」と同質なもので、本来、人間の霊は、「永遠界」に住んでいたのであり、あることを契機に、地上あるいはこの世に落下して、惨めな肉体と滅びる魂を持ったのだとされます。人間の救済は、アイオーンの霊の一部が、自分の存在のなかにあるということを「認識(グノーシス)」することで可能となるとされます。
 
  そしてアルコーンは、これはギリシア語で、元々「支配者」という意味で、わたしは、アルコーンは、「低次の堕落したアイオーン」だと考えています。すべてのアルコーンが、そうではないとしても、アルコーンのなかでも力持つ者は、永遠界のアイオーンと、ほとんど同じ超霊的存在・原理だからです。
 
  キリスト教やユダヤ教の「天使」との関係で言えば、アルコーンたちが、天使にも該当すると言えます。ただし、アルコーンは、「堕天使」だということになります。永遠界の諸アイオーンは、神あるいは神的原理ですから天使ではなく、「善の天使」というものをグノーシス主義で考えれば、それは、人間の「救済」のために、永遠界から、霊の姿でこの世に訪れる、救済のアイオーンの「この世での姿」ということになります。キリスト教的グノーシス主義では、キリストが、永遠界からの救済の使者で、キリストは、不完全なこの世の成り立ちや、不完全な人間の起源を教えたとされますから、永遠界=アイオーン界から派遣された、天使だとも言えます。しかし、そのキリストも、永遠界における真実の姿は、超霊的原理である高次アイオーンであって、天使ではありません。
 
  アルコーンは、不完全で愚かで劣悪な霊だとされますが、それは、完全なるアイオーンに比べてそうなのであって、人間にとっては、星の世界に存在する、恐るべき力を持った霊・悪霊・いわば悪魔だとも言えます。(そして、彼らは、人間が、自己の本来的な「光の霊」に目覚め、認識を得て救済されることを妨害するために、奸智をめぐらして宇宙的隠蔽工作や真実の歪曲、更に実力行使で、人間の内なる霊の永遠界への帰還の阻止を行っていると言いますから、ますます悪魔・悪の霊であるということになります)。
 
  この世や、不完全な人間の肉体・魂を創造したのはアルコーンたちで、グノーシスの諸派で色々な意見がありますが、「第一のアルコーン」と呼ばれるアルコーンが、まず最初に生まれ、彼から、多数のアルコーンが生まれた、あるいは創造されたとされます。この第一のアルコーンは、プラトーンの著作から取られた名称として、「デーミウルゴス=造物主」とも呼ばれ、またヤルダバオートとも呼ばれます。キリスト教的グノーシス主義では、旧約聖書の創造神ヤハウェこそが、このデーミウルゴスだと考えられました。この場合、新約聖書でイエスが教えた「愛の神」である「天の父」とは、永遠界のプロパトール(原初の父)であることになり、ヤハウェと、イエスの語った「父なる神」が同一の神であるとする、原始キリスト教にとって、このようなキリスト教的グノーシス主義の教えは脅威であり、それ故、彼らは、グノーシス主義を異端として、これを排斥しようと試みたのです。
  
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