• ベストアンサー

同化と異化について

同化と異化においてのATPの流れについて教えてください。 同化では、無機物を有機物にするときにATPが利用されると思うのですが、同化してできあがったものにはATPは含まれているのでしょうか。また、同化でできた生成物を異化するときにATPが出てくると思うのですが、これは、同化された物の中にある物なのでしょうか。よろしくお願いします。

  • s-word
  • お礼率86% (456/526)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mimorita
  • ベストアンサー率44% (151/343)
回答No.4

純粋に科学的にお話すれば、ATPは複数のリン酸を 直鎖的につなぐ「高エネルギーリン酸結合」の中に エネルギーを備蓄します。この結合をすることで、 高位エネルギーをこの結合内に費やし、逆にこの結合を 切り離す事でエネルギーを外へ開放します。 ATPとADPという言葉がそこにありますか? ADPに1個この結合を増やしたものがATPです。 つまり、ADPからATPになるという事は、それを作る 結合内に、エネルギーを保持したという事と考えてください。 と、いう話を前提にしてもっと砕いてお話しましょう。 同化と言う経路について、ATPと絡めてお話すると、 同化と言うのは、外からとり入れてきた色々な材料を 備蓄用にパックする事。場合によってはここでも ATPからのエネルギー供給が必要な事もあるし、 余剰になったエネルギーでATPが出来る事もあります。 異化と言うのはこの備蓄材料から体の細胞がエネルギーとして 欲している「お料理」を作るのと同じ。(このお料理が=エネルギー) ATPは、いわばお皿なんです。 エネルギー(=御料理)がのっていない、空のお皿がADPで、 (AMPもそうですけど、そこまで平らげるのはあまりないので) 料理ののったお皿がATPと言えるんです。 異化して出来たお料理ののったATPは体中の細胞でこの お料理を配送して、ADPと呼ばれる空のお皿になり、次の お料理が盛られるのを待ちます。 もう少し職業的に表現すると、同化と異化は厨房のお仕事で、 ATPはウェイターさんに当るんですよ。 つまり、お料理を持っていないウェイターさんがADPと 言う事ですね。厨房で、材料を料理用に備蓄する事が同化。 お料理を作るのが異化ならば、そこでウェイターさんを 一緒に作るわけではないですよね。 つまり、そういう関係なんです。 なんだかイメージの話ばかりでごめんなさい。参考になります?  後は、自分で調べてみてイメージを膨らませてみよう。

s-word
質問者

お礼

>同化と言う経路について、ATPと絡めてお話すると、 同化と言うのは、外からとり入れてきた色々な材料を 備蓄用にパックする事。場合によってはここでも ATPからのエネルギー供給が必要な事もあるし、 余剰になったエネルギーでATPが出来る事もあります。 異化と言うのはこの備蓄材料から体の細胞がエネルギーとして欲している「お料理」を作るのと同じ。 わかりやすく例えてくださって、理解しやすかったです。 保存食が同化で料理が異化だとすると、ATPは料理がのったお皿に当たるんですね。エネルギー=ATP だと思っていたのですが、どうやら違っていたのですね。エネルギーをのせるお皿ですか。ご回答くださってどうもありがとうございました。

その他の回答 (5)

noname#21649
noname#21649
回答No.6

>同化と異化に置いてのATPの関係についてお聞きしたかったのですが、ADPという物を理解しないと行けないのでしょうか。すいません、 入試程度として ATP → →ADP (訳の分からない化合物が中間にできて) 原料 → →製品 で十分ではないでしょうか。(ATPからADPができる。同時に原料から製品ができる程度の内容)エネルギー保存則により.原料の合計と製品のエネルギー総量は同じでなければなりません。しかし.原料よりもエネルギーを多くもつ製品を作る場合には.エネルギーを与えなければなりません。これがATPであり.エネルギーを与えた後.みずからはエネルギーの低いADPの形態になるのです。「触媒」とは厳密な意味では異なりますが.生体全体で見るとADPからATPを合成する部分もありますので.広い意味での「触媒」という説明が合った時期もあります。 入試が関係ないのであれば.ATPの構造.生成物の構造の話を理解する必要がありますが.生化学を専門とする大学生程度.または.生化学に関係する大学院生程度の内容になってしまいます。したがって.「大学入試程度」の場合には.「構造を理解する」必要があるかどうか.わかりません。 >センター試験に生物を勉強しているの センター入試には多分でないでしょう。生物系大学によっては出す場合がありますが。 ただ.私の入試の知識は子供の受験(せんたー入試の前の共通一次の前の各大学が個別に試験をしていた)の頃の話となるので.現在の水準とは異なります。したがって.「入試の回答として適切であるか」はわかりません。

s-word
質問者

お礼

ご回答くださってありがとうございます。edogawaranpoさんとmimoritaさんの御説明のおかげで、ADPとATPの関係がイメージですが、わかることができました。問題にはでないかと思うのですが、参考書の説明の中には、出てくることがあるので、どのような物かわかることができて良かったです。 >ただ.私の入試の知識は子供の受験(せんたー入試の前の共通一次の前の各大学が個別に試験をしていた)の頃の話となるので.現在の水準とは異なります。したがって.「入試の回答として適切であるか」はわかりません。 すいません、入試のことを意識しすぎたみたいです。ここは、そういうところではないですもんね。でも、あまり生物を知らない私にも、わかりやすく教えてくださったみなさまのおかげで、疑問点を克服できたことをうれしく思います。どうもありがとうございました。

noname#21649
noname#21649
回答No.5

植物における炭酸同化と炭酸異化とのお話なので. 今の教科書に物質の構造などが記載されているかいないか.不明ですが ATP アデノシントリホスフェート アデノシン3燐酸 ADP アデノシンジホスフェート アデノシン2燐酸 という物で.アデノシン(巨大な分子量の有機物)に燐酸が2つついているか.3つついているかの違いです。 一方.炭酸同化で生成する物質は.6単糖なんとか燐酸(6たんとう1燐酸.6たんとう2燐酸とか)です。(普通の一般向け説明では.燐酸を省略して書いてある場合が多いです。また.結合しているのは燐酸だけではなく.正体不明の巨大分子(担体)が結合しているようです)。 この時点では.ATPに含まれていた燐酸をどこかについています。アデノシンと2つの燐酸はどこかに流れていき.ある場所(特定の酵素がある位置)で燐酸と結合して.再度ATPになり利用されます。 この中間体(6たんとうなんとか燐酸等)が.直接異化に使われると.ATPの一部分の燐酸がつながっていますので.このつながっている燐酸をADPが取り込んで.ATPになる場合は.利用されたATPの一部が取り出されたことになるでしょう。 ただし.出てくるものは.燐酸だけです。ATPが直接中間体に結合していることはありません(アデノシンが結合していない)。 また.中間体が利用される可能性は比較的低く(化学平衡となっている反応中間体で.かつ.同化と異化において共通の部位(たとえは膜表面の同じ酵素)を使う場合.や.中間体が移動できる範囲にそれぞれの酵素が存在する必要がある).生成物(ぶどう糖等)が利用されている場合には.ほとんど燐酸が残っていません。生成物を利用する場合には.燐酸すらも利用されるのはまれです。 燐酸の動きは.私が生化学に関係していたころ(10-20ねんまえ)では.反応が早すぎて何がなんだかわからないのが現状でした。したがって.実際と異なる場合があります。 最後に.一つ.炭酸異化(呼吸)では >異化するときにATPが出てくる のではなく.異化するときに.ADPからATPを作るのです。 この時に必要な燐酸は.多くの場合きしつ(酵素の周りの液体状のもの)中に溶けている無期燐酸を取り込みます。 または.後の反応で利用するように.最初の頃の反応で無機燐酸を結合させて.後になって.燐酸をADPに移動します。 漢字が思うように変換できません。間違った漢字を使っている場合がありますので.辞書で確認してください。

s-word
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。すいません、ADPとATPとの関係ではなくて、同化と異化に置いてのATPの関係についてお聞きしたかったのですが、やはりADPという物を理解しないと行けないのでしょうか。すいません、センター試験に生物を勉強しているので、基本的なことまでで大丈夫だと思うので、詳しく御説明していただけるのはうれしいのですが、少しわからないところもあります。御無理をいって申し訳ありません。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.3

 s-word さんは高校3年生ですね。「生物」の受験勉強でしょうか。でしたら,教科書をお持ちだと思うのですが,そこには出てきませんか。  ネット上の参考になるペ-ジをあげておきます。「第2部 生体内の化学反応」の「第3章 異化=呼吸」と「第4章 同化=炭酸同化と窒素同化」をご覧下さい。  これらをご覧になればわかると思いますが,「同化」や「異化」には直接 ATP は出てきません。  ATP は生体内にあった ADP(アデノシンから合成されます)が「異化」の過程で生成するエネルギ-を使って作られます。  一方,生体がエネルギ-を必要とする時には,ATP を ADP や AMP に加水分解して放出されるエネルギ-を使用します。この時生じる ADP や AMP は,ATP を合成する際に使用されます。  いかがでしょうか。

参考URL:
http://village.infoweb.ne.jp/~hispider/biology/titlepage.htm
s-word
質問者

お礼

ネット上の参考になるペ-ジをあげておきます。「第2部 生体内の化学反応」の「第3章 異化=呼吸」と「第4章 同化=炭酸同化と窒素同化」をご覧下さい。  これらをご覧になればわかると思いますが,「同化」や「異化」には直接 ATP は出てきません。 ----------------- お返事していただいてどうもありがとうございます。あおのようなすばらしいページがあったのですね。初めて知りました。ありがとうございます。それええと、早速第2部のの第3,4章の続きをたのですが、ATPは横から出ていると思うのですが、あれはあくまでも横からで呼吸気質から 直接出てきていないということでしょうか。

回答No.2

あまり良く分からないんですが、少しでも参考になれば、と思って書き込みました。 ATP(アデノシン3リン酸)というのは、 <アデニン>―<リボース>―<リン酸>―<リン酸>―<リン酸>   ※アデニンはDNAを構成する時の塩基(A,T,G,C)の一つのAの事。   ※リボースは糖の一種の事。RNAに使われている糖と同じもの。 という、構造をしたヌクレオチドの一種です。そして、リン酸どうしの結合が切れる時に高いエネルギーを放出します。放出すると、ADP(アデノシン2リン酸)となり、またリン酸(H3PO4)とエネルギーとを使ってATPになる。これを繰り返します。いわば、エネルギーの専用貯蔵庫みたいなものです。ほとんどの場合、ATPはエネルギーの受け渡しだけで、自身が他の反応に参加することは無いと思います。よって、ATPの形で生成物に含まれている事は無いと思われます。(ただし、RNAの合成にはアデノシンが使用される事もある。↓参照)     ATP ⇔ ADP+リン酸+エネルギー  ・・・(1) ここで、ATPはどこから来るのか?ということになりますよね。 <アデニン>―<リボース>の部分はRNAの一部と同じですよね。よって、ATPはRNAの合成にも使われるんです!このことから、推測すると、DNAやRNAのヌクレオチドの合成のように作られて、ADPやATPという形で生体内を移動し、同化する時には(1)の左から右の反応が起こり、合成するエネルギーとして使用し、食物として取り入れた栄養分を分解(異化)するときは、右から左の反応を通してエネルギーを貯蔵するんではないでしょうか? まだ、分からないところや、間違ってるとおもった所があったら質問してね!

s-word
質問者

お礼

ご回答してくださって、ありがとうございます。あまり深いところまで、詳しく知らないので、わからないところもございましたが、「ATPはエネルギーの受け渡しだけで、自身が他の反応に参加することは無いと思います。よって、ATPの形で生成物に含まれている事は無いと思われます。」ということですね。すいません、切り張りして。ATPって光合成の時に使って、呼吸の時に出てきますよね。呼吸で出てくる、ATPは呼吸気質の中にあったと思っていたのですが、違うのでしょうか。

noname#21649
noname#21649
回答No.1

範囲が広すぎるので. 「何の」同化と異化か教えてください。

s-word
質問者

補足

すいません、同化にもいろいろあるんですね。植物の同化なのですが。光合成や呼吸の所に出てきました。

関連するQ&A

  • ATPについて

    同化や異化をはじめとして、色々な分野でエネルギーの単位として「ATP」という物質がでてきますが、実際にどのようにエネルギーとして使われるのでしょうか? 例えば、好気呼吸でグルコース1分子あたり38ATP作られ、身体を動かす時のエネルギーとして使われる…などの文章が教科書にありますが、実際、ATPがどのように使われて筋肉が動いたり、エネルギーとして使われるのでしょうか?ATPが燃えるとも思えないし…。どなたか、教えてください。

  • 同化と異化について

    大学で演劇論の「同化と異化」についての単元で レポートが課されたのですが、手元にある参考書に ないので質問させていただきます。 「「同化するための異化」を論じよ。」とのことなんですが 同化と異化が相対する説明しか受けてないのでよくわかりません。 私は演劇もしていないなので舞台でそれを感じ取ることも出来ません。 わかる方できれば教えてください。よろしくお願いします。

  • 有機物と無機物

    有機物と無機物 中3男子です。 明日の授業で、有機物と無機物を持ってこいと言われました。 実験で使うらしいですが、有機物と無機物はどんな物がありますか???

  • 生物基礎の問題です

    葉緑体におけるATPを仲立ちとしたエネルギーやり取りについて正しいものをすべて選べ。 (ア)ATPの合成により生じる化学エネルギーを利用して有機物を分解する (イ)ATPの分解により生じる化学エネルギーを利用して有機物を合成する (ウ)有機物の分解による化学エネルギーを利用してATPを合成する (エ)光エネルギーを利用してATPを合成する この問題の答えは(エ)だけで合ってますか?

  • カルビンベンソン回路

    カルビンベンソン回路でATPとCO2から有機物を生成するときにCO2が固定されるのはなぜですか? また還元剤であるHはどう使われるのですか?

  • 中学生理科の問題です。

    中学生理科の問題です。  自然界における物質の循環の問題です。  土の中の無機物のうち、窒素を含む無機物は、緑色植物のからだのなかで、ある有機物を合成するのに利用される。ある有機物とは何か。ひとつ選びなさい。 1.でんぷん 2.タンパク質 3.脂肪 答えは2のタンパク質です。  ・どうしてタンパク質だけなんでしょうか?でんぷんも脂肪必要だと思うのですが。。。   問題の意味もわかっていないということでしょうか。   よろしくお願いします

  • 質問を解いてみたものの解答に自信がありません...。(代謝など)

    1:筋肉中では激しい運動をしたときピルビン酸から乳酸を生じるが、これを”ホモ乳酸発酵”と言いますか? 2:解糖系の10の酵素反応は前半と後半の2つに分けて考えることができるが、これは何に基づいて分けているのか? という質問に対して、”準備段階、ATP生成段階” という答えでよいですか? 3:ミトコンドリアに存在する2種類のシャトル系のうち3ATP生成に関わるシャトル系は、”グリセロリン酸シャトル”であっていますか? もしかして、質問が2ATP生成に関わる~?だったら、答えは”りんご酸アスパラギン酸シャトル”となるのですか? 4:クエン酸回路の2面性というと、同化と異化のことですか? 5:アミノ酸代謝のアミの基転移反応でアスパラギン酸とαケトグルタール酸から生成される2つの生成物とはどんなものですか? 6:グルコース以外の糖で、解糖中間体に変わり解糖経路で代謝されていく糖タンパクに由来する単糖にはどんなものがありますか? という質問に対して、”マンノース”という答えであっていますか? 7:クエン酸回路、電子伝達系はミトコンドリア(内膜)、尿素回路はミトコンドリアと細胞質、ではペントースリン酸経路、どこに局在しているのですか? 8:細胞質で生成したNADHをミトコンドリアの電子伝達系で酸化するために働いている機構のうち複合体1(complex1)に電子を渡すものとはなんですか? 9:C14のミリスチン酸を合成するためには脂肪酸合成系のサイクル数は6回でよろしいのでしょうか? ※以上の質問はレポートとかではありません。

  • たんぱく質の異化と同化

    たんぱく質は常に異化と同化が繰り返されているらしいですが、異化とは細胞が死んでたんぱく質が分解されること、同化とは細胞分裂で新しい細胞が作られることを意味しているのですか?たんぱく質の異化がどんなときに起こるのかがよくわかりません。

  • 有機・無機化学の参考書

    有機・無機化学をこれから始める(ゼロから)ので、その参考書でお勧めのものがあったら教えてください。 理論化学は岡野先生の物が分りやすかったのですが、有機・無機化学はどうでしょうか?

  • 発エルゴン反応 吸エルゴン反応

    異化においては発エルゴン反応で自由エネルギーを放出する。 吸エルゴン反応においては同化で自由エネルギーを吸収する。 自由エネルギーの放出が同化における秩序を保つよりも大きいので結果としてエントロピーは増大するということでしょうか?あと開放系での話ですよね? これをもし人間だけで考えると異化において放出された自由エネルギー(姿を変えて水、二酸化炭素)は人の外にでてしまうので人の中ではエントロピーは増大しないというこてですか? 宜しくお願いします。