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動摩擦力の問題です。

平面上にABを底辺とした、∠Aがθ∠Bが90°∠Cに滑らかな滑車をつけた 直角三角形ABCの台があります。動摩擦係数をμとした斜面AC上に質量が Mの物体Pを置き、それに質量を無視した糸をつけ、滑車にとおし、他端に質量 mの物体Qをつなげ、鉛直につり下げます。はじめ、物体Pを手で抑え、そして 放すと物体Pは滑り落ちた。このとき、重力加速度をgとすると滑る物体Pに 働く、摩擦力はいくらか? という問題です。回答は… F=μMgcosθ  と、なっているのですが、私は、物体Q(糸)が角度θ方向にmgで引くので、 物体Pに鉛直上向きにその分力のmgsinθが働き物体Pの重力が Mg-mgとなり、回答は… F=μ(Mg-mg)cosθ   と、考えました。 私はこの考え方のどこで間違ったか気づきません。どなたか分かりやすいように 解説してください。お願いします。

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  • dyadics13
  • ベストアンサー率53% (22/41)
回答No.1

斜面方向と、斜面と垂直な方向に直交座標を取って、 物体Pの運動方程式を作ってみましょう。 まず斜面方向の運動方程式は、 物体Pには自重の斜面方向の成分と 物体Qの重さと摩擦力が働きますので、 物体Pの加速度をα1、動摩擦力F、 斜面下向きを正とすると次のようになります。 斜面方向:Mα1 = Mg sinθ - mg - F 式1 次に斜面に垂直な方向を考えると、 物体Pには自重の斜面垂直成分と、 斜面からの垂直抗力Nが働きますので、 このときの加速度をα2、三角形ABC内部から 外向きを正とすると運動方程式は 次のようになります。 斜面垂直方向:Mα2 = N - Mg cosθ (= 0) 式2 斜面垂直方向には三角形の斜面で束縛されていて 運動しませんから、式2は0と置け、垂直抗力Nは N = Mg cosθ 式3 となります。 動摩擦力Fは垂直抗力のμ倍ですから、式3より F = μ Mg cosθ 式4 となります。 式1と式2を見比べればわかるように、 物体Qの重さは物体Pに対して斜面方向にしか 働きません。摩擦力に関係する垂直抗力には 物体Qの重さがかからないので、 結局摩擦力は式4のように表されます。 しっかりと運動方程式を組み立てれば この手の問題は理解できるものと思います。

siroyagikuroyagi
質問者

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これから、勉強して頑張ります。 有り難うございました。

その他の回答 (2)

  • dyadics13
  • ベストアンサー率53% (22/41)
回答No.3

少し補足します. >物体Q(糸)が角度θ方向にmgで引くので、 >物体Pに鉛直上向きにその分力のmgsinθが >働き物体Pの重力がMg-mgとなり この部分で思考の飛躍があるようです. 「何が」,「何に対して」,「どのように」働くのか ということを段階的に整理して考える必要があります. siroyagikuroyagiさんの考え方は,物体Pの重力を考える時に 物体Qによる外力を含めてしまったので答えが 正しくなくなったのです.ここでは「自重」と「外力」を きちんと分けて考えなければならないのです. 物体Pの重力は(慣性系において)あくまでMgです. この条件の場合,物体Pの重力はいかなる外力が 働こうとも小さくなったり大きくなったりしません.

  • brogie
  • ベストアンサー率33% (131/392)
回答No.2

あなたが疑問に思っていることについて答えます。 >回答は… >F=μMgcosθ  >と、なっているのですが、 これは正解です。 >私は、物体Q(糸)が角度θ方向にmgで引くので、 >物体Pに鉛直上向きにその分力のmgsinθが働き ここが間違いです。物体Qは糸の張力として働いていますから、その糸の向きで、上向きです。 >物体Pの重力が >Mg-mgとなり、 物体Mに働く力は重力Mg、斜面からの法抗力N、摩擦力μNと糸の張力mgです。 N=Mgcosθですから、 摩擦力はμMgcosθです。 滑り落ちていますから、摩擦力は運動方向の反対向きの上向きです。 運動方程式は斜面方向について(下向きを正に) Ma=Mgsinθ-Mgcosθ-mg です。

siroyagikuroyagi
質問者

お礼

これから、勉強して頑張ります。 有り難うございました。

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