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決定的な違い

robkingの回答

  • robking
  • ベストアンサー率60% (3/5)
回答No.11

初めまして。まず質問の内容から分析しようと思います。    生物学的見地における、人間と他の生物との決定的な相違点は何か?そしてそれの体系的定義をする、という感じですよね。    いまある生物学の中で最も普遍的な概念は「ゲノム」だと思いますけど、要するに「高分子DNAの設計図」ともいえる物です。あらゆる生物はこの「ゲノム」としての記述が可能で、大腸菌の場合なら「大腸菌ゲノム」で、人間ならば「ヒトゲノム」と呼びます。塩基配列として表され、A・T・G・Cという4種類の文字列として記号化されます。つまり生物ならばこれらたった4種類の構成要素から成り立ち、構造の違いが生物の特徴を顕著にする理由であると説明出来ます。もしある人Aの「ゲノム」を解読したら、別の人Bの「ゲノム」との誤差は1パーセント以下である為、Aの「ゲノム」を標準の「ヒトゲノム」として標本化出来るのだそうです。ゴリラのゲノムはヒトのそれと5パーセント程の差異が認められると聞いたことがありますが、その5パーセントが決定的違いを与えているのだと考えると、驚きです。説明はかなり大雑把ですが、興味を持たれましたら遺伝子についての書物などを読まれてみてはいかがでしょうか。  さて、遺伝情報の構造の違いが、ある生物とある生物でほぼ不連続な為に、姿形に影響をもたらす・・・。そして忘れてならないのは、大腸菌など原生生物の「ゲノム」と高等動物の「ゲノム」とでは量的な違いも膨大だということです。4種の塩基には違い有りませんが、その「配列の数」が大きく異なります。大腸菌ならば高々1000個程度の並びですが、哺乳類ともなれば天文学的数字に及びます。遺伝情報は分子そのものと対応しますので、ある種の並び方のパターンは、あるタンパク質の合成を促す、などのメカニズムと共に理解されます。これがヒトの場合はどうなるかといっても、私も詳しくは解りません。大脳新皮質が造られやすく出来てるのかな?などとも考えられますが、素人なのでお預けです。  最後にちょっくら例え話を・・・。私は激しいロックが大好きです。親は演歌が好きで、ある人はJポップが好きで、モーツァルトが好きでと千差万別。楽器も違えば作り手も違う。しかし、結局同じ規格のCDになります。音は波形として表せますが、典型的なエレキギターの波形や、ヴァイオリンの波形がある訳です。音には違いないが、音の構造が異なるのです。基本要素が同じなのに、全体のパターンが変わる・・・。波形で解析した時ある種のパターンを多く含むものが、「演歌」としての特徴を顕わにするともいいきれませんが、音楽理論ならばスケール「調」を理解すれば、演歌の特徴を知ることが出来ます。つまり、一定のパターンを見出すことが出来るのです。何か特徴を直感した時、理論的に分析すれば何らかのパターンに遭遇し得ることを示唆しています。

noname#2626
質問者

お礼

ありがとうございました。m(_ _)m  >あらゆる生物はこの「ゲノム」としての記述が可能 というのは何だか素敵だなあ、と思いました。 でもムズカシイなあ。 わかりやすく書かれた遺伝子の本なども探してみることにします。

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