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株主と株式会社

gousukeの回答

  • gousuke
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回答No.6

・株主は株価が上がれば売るか? →会社の価値以上に株価が上がれば売りますが、将来性も含めて「まだ安い」と判断すれば売りません。それが需要と供給となって株価が決まってきます。理論上は。現在のような景気が悪くて、先が見えない時は、当然株価は下がります。悪い情報が出ると、「将来を悲観して」売るのです。 例えば年に1億円の利益がある企業の時価総額が1億円しかなかったら買いますよね?だって1年で元が取れるんですから。2倍になったら売りますか?売らないですよね?だって2年でペイするんですから。資産価値や将来の先行きも影響しますが、基本的にはそういうことです。 ・銀行は真剣に会社のためを思っていない? →多分違うでしょう。普通だったら株価を上げさせるために、あらゆる手段を使うでしょう。優秀な人間を送りこんで、リストラしたり、スラップアンドビルドを進めて、再建させます。再建が上手くいって業績が上がってくれば、株価が上がって株を持っている銀行は喜びます。 逆に再建不能となれば、全株売り払って手を引くでしょう。それが不良債権の最終処理です。土地でも株でも。 今までは株式持ち合いで、安定した資金供給パイプや、それを背にした信用力といったものがありましたが、今はちょっと…という感じですね。相当の配当を受け取ってきたであろうことは、想像に難くないですが。 ・社長は大株主か? →ケースにより違うと思いますが、上場企業の多くは異なると思います。オーナー社長はもちろんいますが、本来社長は「経営のプロ」で、オーナーを含めた投資家は「ビジネスを後押し」するのが目的です。リスクを背負って、応分のリターンを得るという感じでしょうか。 ・会社は誰のもの? →共産主義者は勘違いしているかもしれませんが(偏見かもしれませんが)、私は「株主のもの」だと思います。だってお金を出している(くれる)んですから。政治家を含めて多くの人が勘違いしているのは、「会社が倒産すること」が問題なのではなく、「新しい企業が起こらないこと」が問題である、という認識がないことです。潰れたって、別の会社で働けば良いだけのことです。そして、会社を起こすためにはお金が必要です。それを出資しているのが株主です。だから、彼らは投資に見合ったリターンを求めるのです。政府は「税金で博打を打つ」ような真似はやめて欲しいですね。そのために、証券税制などの規制緩和をする必要があるのです。 彼ら投資家がいなければ、資本主義は立ち行きません。例え10万円の投資しかしていなくても、立派な投資家であり、株主です。10万円分その会社を所有してもいます。逆に従業員はそれに乗っかっているだけなので、リターンも小さいということです。労働組合だって会社の危機となれば、旗を降ろして休戦せざるを得ないのです。 ・問題となっている企業を助けない~ →上で書いたことを読んでいただければ、当然ということが分かっていただけると思います。投資に見合わない(値しない)と思えば売りです。どんなに株を発行したって誰も買いません。そもそも、発行済株式数が増えれば、一株あたりの利益が薄まり、配当が減ります。まして新しい株を発行しても、新規事業に投資するなどの前向きなものならともかく、後ろ向きな投資では… とにかく、もっと個人が投資をしなくてはだめです。間接金融から直接金融にシフトさせて、企業を選別し、だめな会社を倒産させ、将来有望な企業に投資する、というサイクルを活発化させなければどうにもなりません。新規事業が増えなければ、雇用も増えないのに…でも政府は口先ばかりで何もしない…一体何を考えているんだか。 一方で個人がリスクを負わないせいで、国が責任をもたなくてはならなくなり、でも責任感はないので(だって他人の金だもの!)結局失敗、という悪循環とも言えるかもしれません。そう言う意味では政府ばかりは責められません。昔よりは投資環境は整っていますし。でも、もうちょっとやりようがあると思うのは私だけではないはず。 長文で申し訳ありませんが、以上です。

Phms
質問者

お礼

色々と聞きたいと思ってる事まで説明いただきまして有難う御座いました。 1つ1つ理解するのが追いつかないぐらの嬉しい悲鳴状態。 どんどん質問が膨れ上がってきましたのでこの辺で閉じたいと思います。 従業員と株主の事、社会的有益な会社と株主にとって良い会社等。聞きたい事もまだ有るのですが、新たな質問と致しますのでその時に又教えて下さい。 ポイントを付加出来無かった方もこの場を借りて、再度お礼申し上げます。

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