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人民元切上げと通貨バスケット制度
(1)人民元がドルペッグ制を維持しているために欧米各国から非難され、特に対中国の膨大な貿易赤字を抱える米国は人民元切上げを強く主張しています。今後人民元切上げ(ドルペッグ制の廃止)は実現するのでしょうか?また、もし人民元切上げが実施されれば、日本にはどういう影響があるのでしょうか?円安元高となり、貿易相手国として米国を抜き1位に出た対中国輸出ではメリットがあると思われる反面、中国製品の輸入ではデメリットがあるような気がするのですが、いかがでしょうか? (2)一方でよく解決策として提案されるのが、人民元の「通貨バスケット制度」ですが、これはどういう制度なのでしょうか?先日もロシアが通貨バスケット制度を取り入れてドル以外にユーロも導入したという記事がありましたが、通貨バスケット制度そのものが理解できていないために意味が分かりませんでした。
- maria_sharapova
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(2)だけ簡単に解答させていただきます。 「ペッグ制」とは単一通貨に連動させることを言います、この場合は人民元はドルに完全に連動しています。 これを複数の通貨に連動させるのが「通貨バスケット制」です。 通常は貿易量に比例して構成通貨を決めるもので、中国であればドル・円・ユーロを中心にすることになるでしょう。 ただし、これも変動相場への移行の過程と捉えられ、経済規模が大きく世界に影響の強い通貨は、最終的には完全変動相場制を取ることが現在の世界経済では望まれています。
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- HAL007
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(1)時間の問題だと思われますが、実施すれば元高は避けられず 時間稼ぎをする事が一番の問題だと思います。 日本の輸入物価は上がるので物価の上昇要因になると考えます。 デフレから脱却出来ない日本ですからこれを契機に緩やかな インフレになる事が結果として良いことでは? (2)バスケットは篭の事です。一つの篭に違った種類のものを入れる事をさします。 メリットは入れたものの価値が逆方向に動く物にすれば 互いに打消して平均価格は差ほど変化しません。 後進国が複数の国との間で経済関係がある場合、 シェアに応じた比率にしたりします。 ロシアがユーロを入れた直接の理由はドル安でしょうが 経済の結びつきを考えてもユーロ圏が拡大している以上は 組入れないとならない必然性があると思います。 変動相場性にしてして仕舞う方法もありますけど経済力が ないと下落するだけで良いことはありません。
お礼
分かり易いご説明、ありがとうございました。
補足
>これを契機に緩やかなインフレになる事が結果として良いことでは? 現在も、中国が石油資源の大幅需要増や鉄鋼など素材の消費量拡大に伴って資源や素材価格が上昇しています。しかし日本国内では価格競争が激しいためにこれを商品に価格転嫁できない状態が続いています。本来であれば物価上昇に繋がってもいいはずなのに、です。 もちろんこれには日本のメーカーのコスト削減努力が一役買っていることもあるでしょうが、それがかえってデフレからの脱却を困難にしているとも思われます。 従ってデフレから緩やかなインフレになる、ということは断定できないような気がしますが…。
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分かり易いご説明、ありがとうございました。