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憲法における天皇の位置づけについて

日本国憲法第1条には、次のようにあります。 「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」 (1)「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とはどういう意味でしょうか。むかし学校で習ったときから意味がわからず、結局納得できないまま大人になってしまいました。ちなみに私が「日本国の象徴」と言われて真っ先に思い浮かぶのは富士山くらいです。また、日本国民にもいろいろな人がいますが、たとえば凶悪殺人犯なども天皇は象徴しているのでしょうか。そもそも「象徴」の意味がよくわかりません。 (2)「日本国民の総意に基く」とあります。「総意」があるかどうかを誰がどうやって判断するのかも疑問ですが、最近の意識調査によれば20代の半数以上は天皇に「関心がない」と答えているそうです。ということは、不謹慎な言い方で申し訳ありませんが、現在40代以上の人がほぼ亡くなる半世紀後くらいには天皇の存在意義はなくなるのでしょうか。男系・女系の議論をしている場合ではないようにも思えます。 以上2点、わかりやすくご教示いただければ幸いです。

  • ysk26
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  • lequeos
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回答No.2

1)おっしゃるとおりの理解でよいです。象徴とはシンボル、そのものを表すのに典型的な、あるいは代表的なものということであり、基本的に、富士山や日の丸と同じような存在である(違いは、天皇には生命があるということ)ということになります。また、天皇は「日本国」と「国民統合」の象徴ではありますが、国民一人一人を象徴しているわけではもちろんありません。だから凶悪犯罪者うんぬんは問題にならないというべきでしょう。国民が、日本という一体性を感じる一つの象徴ということですから、この「国民」に犯罪者も入るかというと、たぶんはいるのでしょうが、そのことに大きな意味はありません。 2)「日本国民の総意に基づく」とは、要するに定められた手続き(=憲法改正手続き)に従う限り、天皇の地位、あるいは存在そのものも変更可能である、ということを言っています。つまり、憲法改正さえすれば、天皇制を廃止することも可能であるということです。 ちょっと解説が必要かも知れませんが、一般に憲法、特に国会の決議だけでは改正できない仕組みの憲法(硬性憲法という)は、無制限に改正できる訳ではないというのが通説です。憲法の基本理念、我が国の憲法の場合には、平和主義とか代議制の原則、基本的人権の尊重などがあるでしょうが、これらはたとえ改正の手続きに従ったとしても変更することができないものであるということです。この「国民の総意に基づく」という文言は、天皇制が、この憲法の基本原則ではない=改正できない内容ではないということを確認するために置かれているもので、もし将来、国民の無関心が高じて、天皇制はなくてもいいや、という意見が大勢を占め、その結果、現実に憲法が改正されれば、天皇制が廃止される可能性もあるということを示しています。 ただまぁ、単に無関心な人が増えるだけではそういう議論にはならないでしょうがね。

ysk26
質問者

お礼

なるほど、犯罪者や天皇に無関心な人、さらに天皇制に反対する人まで結局は天皇に象徴されているの? と思ったのですが、あまり意味のない疑問だったみたいですね。 (2)についてのご説明、とてもよくわかりました。神聖不可侵なものなのではなくあくまでも「国民の総意に基づく」ものなのだということですね。 コメントが遅れて申し訳ありませんでした。 回答ありがとうございます。

その他の回答 (3)

  • code1134
  • ベストアンサー率20% (703/3370)
回答No.4

 「(前略、天皇の)この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」と2005-3/1現在規定されている訳ですが、今後の労働力人口の推移によっては帰化を前提として、国外から移民を受入れる場合も考えられます。  即ち、(極端かもしれませんが)「青い眼の日本国籍を有する外国人」の総意も関って来る場合もありうる訳です。  その様な(型の)総意にならぬ迄も、少々前の新人類や新しい所では ほりえもん的発想の日本国民が大多数を占める様な事態が到来したら?「(国債を発行して辛うじて工面した)国家予算を皇室に使うのは不経済と言う主張者も現れ、彼等の前では現形態での天皇(皇室)は崩れかねず、その時にはNO3さんが指摘されておられる「人間扱いされていないにも拘らず、特権階級」と見做されている現状に激変も有り得る、 気がします。  確かに、国の「象徴」には国鳥(花)も含まれますが、 これらが特定の種の動植物で、学名を有するのに対し、皇族(天皇)には学名も更には「姓」も定められていませんからね。この様な特異な立場を有し?且つ(No2さんが触れられている様に「生命がある」)即ち他界が避けられぬ「天皇」を「象徴」に含めている現状は(不謹慎ですが)「いい加減」とさえ私には映ります。  質問者が(2)で言及された「天皇の存在意義云々」よりも、現行の「天皇制」自体が危機的状況下にあります。  即ち、(男系男子のみに限定している)「皇室典範」も改定しなければ余程の医学の進歩が起こらぬ限り、(最長でも)2080余年には現皇太子も他界しますから、「天皇制の消滅」は避けられないのも自明です。  まさか、天皇の子孫が女性の時、無条件で、性転換するのも道義的に許されないでしょうし、常に手術が成功する保証もありませんし・・・  憲法改定と同時並行的な「皇室典範」の改定等が速やかに進行しないと、(自然の摂理が関係しますから)「天皇制」の明日に残念ながら「安泰」はないと、私は捉えています。       

ysk26
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり生きた人間を象徴とするといろいろな問題が起こってきてしまいますね。 2080年…今のように天皇に特別の関心がない世代が増えていけば、皇室典範の改正もいまいち盛り上がらず、「しょーがないね」で天皇家は絶えてしまう可能性もないとはいえないかもしれません。 まあ、そうなったときはそれが「国民の総意」になるのでしょうけど。時代の流れですかね。

  • apple-man
  • ベストアンサー率31% (923/2913)
回答No.3

>。「総意」があるかどうかを誰がどうやって判断するのかも疑問ですが、  皇室の予算は国会の承認を得ています。 国会議員は選挙で国民に選ばれていますから、 総意は国会を通じて間接的に表現されています。 >)「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とはどういう意味でしょうか  皇室の方には、一般の日本国民が人として 認められている自由、平等の原則が適用 されません。職業は自由に選べないし、 国政に参加する権利もありません。  天皇陛下はよく言うと、特権階級であり、 悪く言うと人間扱いされていないのです。 戦前は神様でしたが、戦後は神でもない。 人間扱いされない特権階級を象徴と 呼ぶんです。 >思い浮かぶのは富士山くらいです。  富士山も維持するのにいろいろお金が かかります、日本をアピールするいい広告塔になり ます。でも職業も選べないし、 参政権もありません。  陛下と同じでね。

ysk26
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 お礼が遅れて申し訳ありませんでした。 >人間扱いされない特権階級 私も子どものころは天皇家ってなんだかよくわからないけどえらくて豪華な暮らしをしている超セレブ…くらいに思っていたのですが、大人になってみると、逆に同情すら感じてしまいます。特にあの小さな子どもがわけもわからずカメラに囲まれて無表情で手を振る真似をしているのを見ると、なんだかとてもかわいそうに思えてきてしまいます。皇室の人たちのためにも天皇制なんてやめてあげたらいいのに…とまで思ってしまいますけどね。余談でした。

  • marimo_cx
  • ベストアンサー率25% (873/3452)
回答No.1

>ちなみに私が「日本国の象徴」と言われて真っ先に思い浮かぶのは富士山くらいです。 そういう捕らえ方で合ってると思います。 (1)象徴について ・日本の山 → 富士山 ・日本の鳥 → キジ ・日本の鉄道 → 新幹線 ・日本の名物 → 天皇 日本の名物って言うと変ですが、最近アラブ方面のニュースでよく耳にする“精神的指導者”が、他のものとしては近いでしょうか。ただ、天皇は存在しているだけで指導はしませんけど。地方の名物で(例えば群馬のからっかぜとか?)あってもなくてもよい、むしろ“名物地吹雪!”は無いほうが良いかもしれないけど、でも無いとなんか困る?みたいな、そんな感じでしょうか? >日本国民にもいろいろな人がいますが、たとえば凶悪殺人犯なども天皇は象徴しているのでしょうか。 日本は間接民主制ですので「国会の総意≒国民の総意」です。日本国憲法制定時の本会議決議はたしか全会一致だったかと思いますので、“制度上その表記は正しい”です。細かい事言うとご質問にある服役囚は日本国民の資格停止中なので数に入れなくて良いってのはあるんですけどね。 あと憲法改正論者がまず最初につけるいちゃもんに『あの決議の全会一致は偽物だ!』ってのがありますが、そんな当事者だって知り得ないネタを振りまわすのは屁理屈に近いと思うんですけどね。 (2) 私個人的には特に外交面で『最終兵器』と思っています。政治経済などのような理屈で成り立つ外交は技術的な問題が多々あり、逆にそれを理論的・技術的に解決すれば済みます。しかしもっぱら心情や感情に“しか”よらない問題の調停や解決は天皇という存在に期待するところは大きいのではないかと思います。 若者が天皇に関心が無いのは個人的に悪い事では無いと思います。イギリスのようにゴシップの提供者として関心を持たれてしまったら、もはや最終兵器の役に立ちません。 人格者(“お、なかなかやりますな”って程度でも良いのでしょうけど)でありつづける限り、国民が無関心である間は象徴天皇として働いて頂く事になるでしょう。イギリスのようになってしまえば千年あまり続いてきた天皇制は終わるかもしれませんが。(大政奉還の前だって、今と同じく政治はやってなかったけど天皇制)

ysk26
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 お礼が遅れて申し訳ありません。 生きた人間が何かを象徴しているということがどういう意味なのかよくわからなかったのですが、おっしゃるように精神的な指導者というのを考えると、なんとなく理解できます。邪馬台国における卑弥呼みたいな感じでしょうか。 「総意」についてもよくわかりました。 皇室も最近は跡継ぎやら兄弟対立(?)やらで、けっこうゴシップ的になってきた気もします。「開かれた皇室」って感じでいろいろオープンにしようとすると逆に難しい面もあるような…。

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