• ベストアンサー

置換積分について

「置換積分法を微少量の和の極限として説明できる」、 というようなコトを聞きましたが、それはどうやるのでしょうか?

noname#4530
noname#4530

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • newtype
  • ベストアンサー率29% (14/47)
回答No.1

∫f(x)dx 積分範囲はaからbまでとする。 まず区間a≦x≦bをn個の小区間に分割し、各小区間の代表値を定める。 a=x0,b=xnとして、xk-1とxkの間Δxkの代表値を ξkとして次の和を計算する。 f(ξ1)Δx1+…+f(ξK)ΔxK+…+f(ξn)Δxn n Σf(ξK)ΔxK……(1)である K=1 各小区間の幅を0に近づけていったとき(n→∞)の(1)の極限値が 定積分∫f(x)dxである。 ここでx=g(t)によるa≦x≦bとg^-1(a)≦t≦g^-1(b)(逆関数です) との間の1対1対応を用いて、区間a≦x≦bの分割及び、代表値に対応する、区間g^-1(a)≦t≦g^-1(b)の分割及び代表値を定める。 ξK=g(tk)とすると、x-tグラフより、 Δxk≒g'(tk)Δtk であることから、(1)は次のように書き換えられる。 n`````````n Σf(ξk)Δxk=Σf(g(tk))g'(tk)Δtk……(2) K=1```````k=1 a≦x≦bの分割における各小区間Δxkを0に近づいていけば、 g^-1(a)≦t≦g^-1(b)の分割における各小区間の幅Δtkも0にちかづいていく。このとき(2)は ∫f(g(t))g'(t)dt に近づいていく 。{ 積分範囲はg^-1(a)≦t≦g^-1(b)}。結局、 n ```````` n Σf(ξk)Δxk≒Σf(g(tk))g'(tk)Δtk K=1```````k=1 ↓ `` ```` ↓ ∫f(x)dx= ∫f(g(t))g'(t)dt (積分範囲aからbまで) {積分範囲はg^-1(a)≦t≦g^-1(b)} となる。 多少````が気になるかと思いますが、これは位置を調整しているだけなので無視してよいです。

noname#4530
質問者

お礼

ありがとうございました。 区分求積法でのやり方は大体理解することができました。 それでは、以下のような理解の仕方はどうなのでしょうか? y = f(x) とx=a,x=b,y=0で囲まれた図形の面積は、 超薄い長方形f(x)dxをaからbまで 集めてくるということで、∫f(x)dx(a~b) 。 その微小な長方形の底辺dxをg'(t)dtに変換して、 f(g(t))g'(t)dt (tの世界から見れば、関数f(g(t))g'(t)の下の超薄い 長方形) を、g^-1(a)からg^-1(b)まで集めてくるというコトで、 ∫f(g(t))g'(t)dt{ g^-1(a)からg^-1(b) } 。 というふうに理解しても問題ないのでしょうか? なんか怪しいようで、でもうまくいってしまう。このdxとかdtの取り扱いがね~ 今までこの教えてgooのQ&Aをみてきて、なんとなく、 「超準解析」というのをやればこの疑問解決するのかなぁ~と感じていますが、 この予想は当たっているのでしょうか? なんか的外れだったらごめんなさい。 なんか高校の頃は、問題解いて、そいで数学カンタン、とか思ってたけど、 全然違いますね~。(独り言)

その他の回答 (3)

  • newtype
  • ベストアンサー率29% (14/47)
回答No.4

1のお礼に書いてあることはdetmul2さんの解釈でいいと思います。 少し補足すると、x=g(t)のグラフというのは変換式をあらわす。 1.y=f(x)のグラフでx軸からa≦x≦bの範囲で「幅の長さがほとんどない長方形」を足しあわせたものが、∫f(x)dxとである。 2.x=g(t)のグラフでx軸からx=g(t)のグラフに向けて、1の長方形と同じ数の長方形を書きます。するとt軸に平行なたくさんの短冊がa≦x≦bの範囲であるのがわかると思います。 3.短冊とx=g(t)のグラフの交点からt軸に向けて垂直に直線を引くと、今度はx=g(t)のグラフの下に1と同じ数の長方形がg^-1(a)≦t≦g^-1(b)の範囲であるのがわかると思います。 4.これら長方形から一つ選んで考えると、Δx/Δt≒g'(t)⇔Δx≒g'(t)Δt。 あとは私の回答通りです。 実際に定理を使って計算するとき、 「xの微分」の考えを使えばdx=g'(t)dtとやることに抵抗はなくなると思います。 4で「Δx≒g'(t)Δt」とやりましたがこの式はΔxの近似式である。 「g'(t)Δt」をdxであらわし、これを「xの微分」という。 dx=g'(t)Δt……(1) とくにx=g(t)=tのときを考え、(1)に代入すると、 dt=1*Δtになり、(1)に代入して、 dx=g'(t)dtを得る。……☆ 両辺をdtで割ると、一見dx/dt=g'(t)=dx/dtとなるが、左辺と右辺は別物である。 この☆式を使えばx=(t+1)/2という変数変換を考えるとき、 dx={(t+1)/2}’dt⇔dx=(1/2)dtとすればよい。 まとめ 「dx=g'(t)dtの解釈の仕方」 1.私が示したように極限計算から極限値∫f(x)dx=∫f{g(t)}g'(t)dtを導く方法。ちなみにこの後の計算は定理でやる。 この左辺と右辺を見比べるとx=g(t),dx=g'(t)dtを代入しただけだとわかる。 2.xの微分の考え方を使う方法。 以上

noname#4530
質問者

お礼

「微分の考え」というのは、今までまともに習った記憶がなく、 (もしかしたら忘れてるのかもですが…) 苦戦していましたが、今回、「微分の考え」をナントナク脳に定着させることが できたような気がします。 あくまでナントナクですが…(HA~…このアタマがうらめしぃ~もっと高機能なアタマを~) ∞はとにかくオッキーンダ~、と思えばいいですが、 十分小さいdxとかは、たとえば図なんか書いて考えるときは、 そのdxよりも小さい世界が目にちらついて考えにくかったりしたのです。 というのがとりあえず今思いついたいいわけです… ものわかりの悪いぼくに付き合ってくれて、ホントにありがとうございました。

  • newtype
  • ベストアンサー率29% (14/47)
回答No.3

stomachmanさんのおしゃる通りです。 私の式は一価関数では簡単に説明できるのですが、多価関数では一対一対応ではないので、このままでは本当に意味がない。 「1対1の対応を用いて、区~」と書いてある所は一価関数の時だけに成り立つと修正しといてください。 さて、x=g(t)が多価関数の時を考察しましょう。 x=g(t)のグラフを書いて、x=a {ming(t)≦a≦maxg(t)}のt軸に平行な直線とx=g(t)の交点をそれぞれ (ta1,a)(ta2,a)……(tan,a)とする。(ta1≦ta2,…≦tan) 1.t=g^-1(a)を満たす、すべてのtを小さい順に並べる。 2.今度はaを動かして、1と同じようにそれぞれのaについてtを並べる。 3.1,2のすべてのtを小さい順に並べ、番号をつける。 (t1≦t2≦…tk≦…≦tn) 4.あとは一価関数のときと同じように、xの分割及び代表値に対応する、tの分割及び代表値を定めてやる。 こういうことを多価関数のときに自動的にやっていると考えられる。 以上

参考URL:
a
noname#4530
質問者

お礼

ちょっとムヅカシかったので、一般的な場合ではなく、 x = g(t) = t^2 などとして自分でやってみたところ、 g^-1(a) = {A|a = g(A)} g^-1(b) = {B|b = g(B)} としたとき、g^-1(a)の任意の要素からg^-1(b)の任意の要素までの どの範囲で積分しても同じ結果になりそうですね。 それでは、ありがとうございました。

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.2

 不定積分を理解なさったのなら、「置換積分法」(変数変換)は、 df/dx = (df/dt)(dt/dx) を積分形で表したものに過ぎないことはお分かりの筈。ここでのポイントは:  xやtをひとつだけ見れば「変数」ですが、xとtは独立ではない。つまり両者の間に関係があり、xはtの関数 ( x(t) )である。  でもまあ、区分求積法に戻って考えてみるのも悪い事じゃありません。変数xからtへの変換は ∫f(x) dx = ∫f(x) (dx/dt) dt と表せますが、特にx(t)が一価関数でない場合(たとえば t=sin x という場合など)に何が起こっているのか、まで含めて考察しなくちゃあ、意味がありません。  なお、「置換積分」は一般に多重積分にも拡張され、たとえば二重積分なら、 ∫∫f(x,y) dxdy = ∫∫f(x,y) |J| dpdq ここに|J|は、ヤコビアンと言い、行列Jの行列式(determinant)であり、Jは J= ∂x/∂p ∂y/∂p    ∂x/∂q ∂y/∂q  という行列です。

noname#4530
質問者

お礼

アドバイスありがとうございました。 ホントに参考になります。

関連するQ&A

  • 置換積分による定積分

    お世話になっております。数学3の定積分からの質問です。 教科書の基本的な説明の理解でうろうろしているのですが、その中で些細な疑問があります。 置換積分による不定積分を求める方法と置換積分による定積分を求める方法の考え方です。 これらは基本的には同じことですよね? 教科書では、xをtやらuやらで置換したときに、xとt(u)の対応を考えてから、t(u)のときの下端と上端を積分記号に与えていますが、 例えば、始めは下端と上端を考えないf(x)の不定積分F(x)を置換で求めてから、xの下端上端を考えて定積分の値を求めるのも方法としては間違いでは無いと思うのですが、如何なものでしょうか。 置換積分法による定積分は、煩雑さが解消できるというメリットがあるのかなぁという印象です。 本当に些細な疑問です。ちょこっとコメント下されば幸いです。

  • 定積分の置換積分について

    定積分の置換積分について 分からないところがあるのでよろしくお願いします。 下の画像の定積分の問題なのですが、置換積分のところです。 ここでぼくは、 x = 2sinΘ とおいて考えたのですが、これに置換積分の公式を使って解こうとすると、  x = √3 のときの Θ の値は π / 3 か 2π / 3 のどちらを取ればいいのか分かりません・・。 この Θ の値を決定するための条件のようなものが他にあるのでしょうか? それとも、 x = 2sinΘ と置いて置換しようとするのが間違っているのでしょうか・・? できれば、正答とその過程も合わせて教えてほしいです。 よろしくお願いします。

  • 置換積分法について

    置換積分法についての問題で ∫sinAcosAdx=∫sin2A/2dx として積分するものがあったのですが、 ここで私は、(sinA)'=cosA より、sinA=U とおいて ∫sinAcosAdx=∫U*(U)'dx=∫Udu=U^2/2+C=(sinA)^2/2 としてしまいました。 答えのやり方はわかったのですが、なぜここで置換積分法を使ってはいけないのかよく分かりません。 その理由を教えていただけたらうれしいです。 よろしくおねがいします。

  • 置換積分が使えない???

    こんにちは 数検の完全対策という本で準1級の勉強をしています。 1/sqrt(1+x)の積分についてなのですが、 2*sqrt(1+x)と解答だけ表記されています。 ※区分求積に関する問題の回答一部です。 youtubeの解説を見て、t=sqrt(1+x)と置換すれば上手く計算出来ると 説明されておりました。 しかし私が疑問に思っているのは、以下の置換ではムリなのかというところです。 初見で解こうとしたときに、t=1+xで置換積分を行ってみました。 結果は1/2*sqrt(1+x)と望ましい回答が得られませんでした。 これは置換の取り方の問題なのでしょうか?? すみませんが、宜しくお願い致します。

  • 置換積分について

    √(a^2 - x^2)を0からaまで積分するのに x = asinθと置換しますが、こうした置換は自由にできるのでしょうか。 たとえばそれが有効かどうかは別として、 x = alog(y)のように置換して1からeまで積分しても正しい答えが出るのでしょうか。

  • 置換積分について

    ∫[-∞→∞]sin^3Θdxを置換積分するにはどうすればよいですか?積分の範囲は∫[0→π]になるようですが。。

  • 置換積分 

    xルート1−xの積分を置換積分でしないといけない理由がわかりません。部分積分ではどうしてダメなんですか?

  • 置換積分について

    置換積分をする時に、たとえば、 y=cosx(0≦x≦π/2)のyがo→1の時、xは-π/2→0としてはいけないのですか?解答はπ/2→0となっています。cosx=0の解は-π/2でもあるのに、不思議です。説明が下手ですみませんが、どなたか教えてください!不足があれば、なんとか追加説明しますので、お願いします。だれにも聞けずに困っています。

  • 置換積分

    tan(x/2)=uとして、 (1)I=∫1/(2+cosx) dx (2)I=∫1/(3sinx+4cosx+5) dx という問題がありまして・・・・ 教えていただけませんか? または置換積分を説明しているページでもいいので・・・・

  • 置換積分

    おそらくは置換積分の問題だと思うのですが、 ∫x/(1+x^4)dx (積分範囲[0,1]) をどう置換していいかわからないのです。 1+x^2の形はtanθ、1-x^2の置換はsinθで置くというのは定石ですが、このように次数が大きい場合はどうすればよいのでしょうか。 部分分数展開も分母が1+x^4では使いにくいですし、なにかよい方法があれば教えていただきたいです。 よろしくおねがいします。