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微分(最適在庫量)

高校時の数学を忘れてしまいました. 微分に関し、なぜそうなるかを教えてください. 最適在庫量は在庫費用の最小化によってもたらされるそうです. 総在庫費用=C 1回あたりの発注費用=P 年間需要量=A 発注量=Q 在庫1単位あたりの在庫維持費用=S C=P・A/Q+Q/2・S ここでP・A/Qは発注費用でQ/2・Sは在庫維持費用 です. 最適在庫量とは総在庫費用が最小となる発注量だそうです. つまり、発注量Qについて微分すれば 0=-P・A/QQ+1/2・S QQ=2AP/S (注)2乗を表せないためQQとしている. ここでわからないのは (1)-Pになるのか (2)Qが分子にくるのか

  • nada
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  • stomachman
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回答No.2

まずは問題に出てくるC=...の式の意味を読み解いてみましょう。 在庫維持費用 在庫商品は毎日一定数だけ捌けるようです。その数をqとしましょう。年間A個が捌けるのですから、q=A/365ってわけです。 そして一日あたり、商品1単位あたりの在庫維持費用sは一定である。 初め在庫がゼロだとします。発注した商品が入荷すると、在庫がQだけ増える。これが、毎日一定数qだけ減っていくと、在庫量ゼロに戻るのにQ/q日掛かります。その間、在庫がだんだん減っていくから、在庫維持費用も減っていく。この期間、平均すると在庫はQ/2個、従って平均すると一日あたりの在庫維持費用はsQ/2ですね。年間幾らの在庫維持費用が掛かるかというと、365(sQ/2)。年間に掛かる在庫1単位あたりの在庫維持費用はS=365sです。従って、 年間に掛かる在庫維持費用は365(sQ/2) = SQ/2 発注費用 Q/q日ごとにQ個の商品を発注する。年間の発注回数は365/(Q/q)=365q/Q = A/Qです。何個発注しようが発注費用は一定で、1回あたりPだけ掛かる。従って、年間に必要な発注費用はPA/Q。 以上から、 C = PA/Q + SQ/2 という式が出てきたわけです。(これはとっても単純化されたモデルですね。在庫が減ると自動的に在庫維持コストも安くなる。実際にはそうは行きません。)  さて、商売する以上は、在庫費用をなるべく少なくしたいのは当然のことですが、頻繁に少量づつ発注すると年間平均発注回数が増えてPA/Qが大きくなる。一度に沢山在庫したら、SQ/2が大きくなる。丁度良い所はどこか、という問題です。 PA/QをQで微分すると-PA/(Q^2)です。Qを大きくすると、発注回数が減りますから、発注コストが減る。この、Qが増えるとPA/Qが減る、という関係があることが(-PA/(Q^2))<0という符号に現れています。 また、Qを10個だったのを11個にふやす、なんてのだと、年間平均発注回数の変化が大きいのですが、Qが10000個だったのを10001個にする場合には年間平均発注回数はほとんど変化しない。分母にQが来ていて、Qが大きくなると-PA/(Q^2)がだんだんゼロに近づく、という性質が、この事を表しています。 SQ/2の方は、単純にQに比例していますから、Qで微分するとS/2 後はお分かりのようですね。 だから、dC/dQ=0(Qを変えてもCが変化しない条件)を調べてみますと、 -PA/(Q^2)+S/2=0 よって、 Q^2 =2PA/S となります。A, Sはちょっと分かりにくい概念なので、A=365q, S=365sと置き換えてみると、 Q^2 =2Pq/s

nada
質問者

お礼

数学からはなれてだいぶたつのですが、やっぱり基礎的な知識があればいいですね.これななぜこうなるのかというレベルでいいと思います.stomachmanさんは一般の方なのにかなり詳しいですね.脱帽です.今後とも、よろしくお願いします.

その他の回答 (1)

  • a-kuma
  • ベストアンサー率50% (1122/2211)
回答No.1

Fのn乗を f^n という書き方をしたときに、それを f について微分したものは n × f^(n-1) です。 1/Qは Q^(-1) ですから、公式に当てはめると、その微分は -1 × Q^(-2) です。 ですから、 > (1)-Pになるのか の、マイナスがどこから来たのかは分かりますね。 > (2)Qが分子にくるのか これは、微分には関係ないですね。Pが一回あたりの発注費用ですから、 年間の発注回数を書けることで、その費用が出ます。 発注回数は、年間の需要量を発注量で割ったものになる、というか、 そう定義している、ということでしょう。

nada
質問者

お礼

簡潔なご説明ありがとうございます.役にたちます.高校時代の教科書を取り出して復習しました.今後ともよろしくお願いします.

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