jk7のプロフィール

@jk7 jk7
ありがとう数177
質問数6
回答数341
ベストアンサー数
46
ベストアンサー率
18%
お礼率
81%

  • 登録日2005/10/29
  • 歴史には、自然科学における「普遍的法則」のようなものは存在するのでしょうか?

    橋本惠氏の『イワクロ.COM~岩畔豪雄(いわくろひでお)と日米諒解案~』(↓) http://www.iwakuro.com/index.html は偶然見つけたサイト(オンライン書籍)でしたが、史実を丹念に調べ上げている力作だと思われます。が、今回の質問の趣旨は内容そのものから外れますので、詳細はサイトをご覧頂くものとして、私がこのサイトを読み、凄いと思った点は、著者が医師であり、自然科学に携わる方ならではの科学的な視点で歴史を捉えている点でした。 それは、著者の言葉を借りれば、25年程前に日本で起こった「エイズ薬害禍であるが、日米交渉の挫折と以下の諸点で相似形を呈している。 (1) 正規の手続きを踏んでなされた国家的規模の過ちであるという点。 (2) 施策が間違った方向へと進路をとるにあたって特異なキャラクターのキーマンが介在しているという点。 (3) キーマンの倣慢さが政府機関の意志決定を制度的にも心理的にも席巻しているという点。 (4) 過ちが明らかになるに従って徹底的な隠蔽工作がなされたという点。」 ということです。(あとがき―私がこの本を書いた真の理由―より) エイズ薬害禍と日米交渉の挫折――。一見何ら関連性のなさそうな2つの歴史的事実の間には実に驚くべき「相似形」が存在しているという著者の鋭い洞察力こそ、まさに自然科学で言う所の、事実を観察し、異なる事象間に存在する共通項を括り出し、そこから帰納的に規則性、法則性を導き出したことにあるように思われます。 ところで、史観(=歴史哲学?)というと、私には、唯物史観(史的唯物論?マルクス主義史観?)や皇国史観、あるいは終末思想や末法思想といった宗教的史観(?)くらいしか思い浮かばないのですが、いずれも特定のイデオロギーや宗教が色濃く反映されていて、到底、科学的なものとは思えません。 安政の大獄で刑死した福井藩士・橋本左内は、死の少し前、西郷隆盛や川路聖謨に対し、「日本がロシアと結べば必ずイギリスと戦争になる。イギリスと結べば必ずロシアと一戦交えなくてはならなくなる」と言ったそうです。その40数年後の1902年、日本はイギリスと日英同盟を結び、これを梃子に日露戦争を始めました。当時20歳を少し上回っただけの青年・橋本左内にどうして40数年後の未来が見えたのか――。 これはあくまでも推測ですが、おそらく彼は国内外の情勢だけでなく歴史にも通暁していたのではないか、そしてそこからある種の普遍的法則を彼独自の視点で帰納的に導き出していたからこそ未来が予測できたのではないかと思われます。 上述の橋本氏にしろ橋本左内にしろ、特定の史観とは全く無縁です(橋本左内は開国派であったため皇国史観からは自由でした)。再び橋本氏の言葉を借りれば、「歴史というものがしばしば言われる『歴史観』というような言葉で代表される、固定的な観念や概念でとらえられるようなものではなく、常にあらゆる可能性、流動性をはらんで進行してきたものであり、今現在も進行しつつあるものだ」と同氏が述べておられることからも明らかです(HOME―サイト立ち上げにあたり―より)。 考古学そのものを否定するつもりは毛頭ありませんが、歴史を学ぶことは、過去の膨大な情報量の中から、あたかも遺跡や土器を発掘するかのごとく細かい事実を穿り返すことではないように思われます。歴史を学ぶ意義は、まさに橋本氏や橋本左内のように、過去の事実から自然科学的探究によってある種の普遍的法則を見出し、それによって混沌とした現在を解析し、そして未来をも予測可能なものにすることにあるのではないかと思われます。 ところで、歴史には、史観(=歴史哲学?)以外に、自然科学における「普遍的法則」といったようなものは存在するのでしょうか?また、もし存在するとしたら、それはどのような歴史的事実を伴って表出したのでしょうか?それを通じて現在、そして未来をどのように解析することが可能なのでしょうか?また、そういったことを専門的に研究している方はいらっしゃいますでしょうか?あるいはこういったことに関する文献をご紹介頂いても結構です。よろしくお願いします。

  • 大学生が歴史を面白く学ぶ法

    こんにちは。 現在ある私大の法学部の一回生です。  入試の時、社会科目を政経で受けたため、日本史・世界史ともにほぼ受験勉強をせずに今まできました。    しかし時事問題(とくに国外の事情)や大学で政治学などの勉強をしていくにあたって、やはり基本的な歴史的知識が不可欠だと痛感しました。  また、知識不足からか歴史小説にも興味がもてません。友人が熱心に読んでいるとある意味羨ましいです。  そこで「通史でわかる世界史(or日本史)」といった類の本をめくったりしましたが、教科書をそのまま読んでいるような気がして、いまいち興味がもてません。  確かに春休みということで時間はたくさんあるのですが、どうしても歴史自体にあまり興味が湧かず、語学や経済学のほうに興味関心が移ってしまいます。  歴史全体を面白く、かつ短期的に(ラクをしようという意味ではないのですが)学べる方法がありましたら、教えてください。  いま考えているところでは、歴史の漫画を読む、NHKの「そのとき歴史が動いた」などを見る、というところが思いつきます。が、今から古墳時代や平安時代から順繰りにはじめるのもどうかな・・・と躊躇しています。かといって、近現代史だけ学んでも意味があるのか良くわかりません。

  • フランスの絶対主義と三十年戦争

    ヨーロッパの三十年戦争はフランスを絶対主義国にしたのでしょうか。それと、どうかかわっていたのでしょうか。教えてください!

  • カロリング朝とローマ教皇について

    いくつか質問がありますので長くなってしまったらスミマセン。 ・ピピン3世は何故ラヴェンナを教皇に寄進したのか? ・何故レオ3世はカール大帝に戴冠をしたのか?  これは宗教上の問題からなんでしょうか?それともビザンツ帝国が関係しているのでしょうか? ・西ローマ帝国は既に滅んでいるのに、どうして教皇がローマ皇帝権を与えることができるのか?  ローマ教皇と西ローマ帝国の間にはどんな関係があったのでしょうか? 答えづらかったらごめんなさい、よろしくお願いします。

  • イギリスの囲い込み運動について

    イギリスの囲い込み運動について今一わからないので質問させて頂きます。そもそも囲い込み運動とは何ですか?第一次囲い込み運動とは、金持ちの農民が土地を私有化して,貧乏な農民をかこいこんだとかんがえていいですか?、第二次の囲い込みは,それのひつじばんとかんがえてよいですか?

    • ベストアンサー
    • hide_m
    • 歴史
    • 回答数2