phengarisのプロフィール

@phengaris phengaris
ありがとう数2
質問数0
回答数2
ベストアンサー数
0
ベストアンサー率
0%
お礼率
0%

  • 登録日2014/01/07
  • 性別男性
  • 職業会社員
  • 都道府県東京都
  • ブラックバス等の外来魚問題について

    以前にも同じ質問をさせていただきましたが、釣りカテだったので、釣り人ではなく、かつこうした社会問題に関心のある方のご意見を伺いたいと思い、再度ご質問させていただきます。 ---------- 今後、ブラックバス産業が公(?)に認められることは無いんでしょうか。 十数年前の大ブーム→大バッシングから時間が経ち、最近は大がかりな駆除もなりを潜めていますが、関心の薄い人からすると 「ブラックバスは悪い魚!駆除!!」 という意見で固定されていて、ブラックバスはもちろん、他の魚も釣る雑食な釣り人である私としては悲しい気持ちです。 私自身の説明をさせていただきます。 私は釣り好き、自然好きの20代後半男性です。 釣りについてはブラックバスも当然好きですが、ヘラ釣りなどの他の淡水魚釣り、海水魚釣りなど、雑食に楽しんでおります。 ボランティア団体に所属し、害魚の駆除活動にも参加した経験があります。 また、大学では水産関係の勉強もしておりました(害魚対策や、漁業について専門というわけではありませんが) 自然保護的な観点から見て、ブラックバスが悪影響を与えていないとは思っていません。 閉鎖的かつ小さな水域に一定数以上のブラックバス/ブルーギルを放せば、ヘタをしたら 数年内にバス/ギルしか存在しない池になり、最終的には生き物がいなくなってしまうでしょう。 ただ、駆除ブーム時代の 「早くバスを根絶やしにしなければ、日本の魚は全て絶滅!」 というような状況にならないことは、既に証明されています。 爆発的に増えたブラックバスは、当然の帰結として今、個体数を大きく減らしています。 これは駆除の効果ではありません。爆発的増殖をした種は、その後個体数を減らし、やがては一定数に落ち着くものです。 下記のような流れが一般的な理解図です。また、食糧とは別に個体密度という意味でも、ハエをはじめとした実験で証明されています。 (1)元々いた生き物をドンドン食べる ↓ (2)爆発的に増える ↓ (3)元々いた生き物が減るため、食べるものが無くなる ↓ (4)徐々に減ってきて、代わりに餌となる生物が復活してくる ↓ (5)餌生物、捕食者が一定の数で安定 しかし、こちらはもちろん結果論であり 「だからブラックバスは悪くない!」 とは言いません。単に「絶滅はしなかった」というだけで、外来魚がいない方が在来魚に良い環境でしょうし、そもそも在来種が減る、減らない以前に、自然環境が人為的に変化してしまったことが問題なのですから。 それに、今個体数が減っているとは言っても、さらに10年後、20年後、100年後にどうなっているかはわかりません。 地球温暖化により降雨量が減り、水の流れが寸断され、水温が上がっていけば、在来魚よりバスに都合の良い環境が揃うわけで、また爆発的増殖が起こるかもしれません。 逆に、大型の水鳥が大繁殖して、メインターゲットがバスになる可能性もあります。 先のことはわかりません。 ただ、いずれにせよ人為的な駆除は、小規模なダムなど完全に水抜きができる環境でないと、根絶は不可能です。 あれだけの駆除ブーム、駆除に様々な団体が巨額の投資をして、駆除に成功した大きな湖、河川は存在しません。 間引く程度の駆除では意味が無いのです。根絶しなければ、生き残った魚に餌が行きわたるだけです。この事実は、少しでも生物に関する学問をかじった人や、水産に関わった人であれば容易に理解できるかと思います。 (また、データが無い経験の話ですが、早々に駆除を諦めた湖、ダムよりも、未だに駆除を続けている水域の方がバスの個体数は多いです。サイズは小さいですが) 以上のように駆除が事実上不可能なのであれば、バスの駆除は諦めて、バス釣り産業との共存という考えにシフトした方が絶対に得だと思うのですが、何故そうならないのでしょうか? 従事者から見ると非常に失礼かもしれませんが、淡水水産業の規模はびっくりするほど小さく、また、養殖業ではなく天然の漁師となると、もはや雀の涙です。後継者もいません。完全に消えゆく産業です。 日本の自然環境の保護は素晴らしいですが、バスを根絶できる、あるいは駆除を続けることで在来の自然環境を保てると、駆除派の人は本気で考えているのでしょうか? 「やったもん勝ち」 みたいで良くないのは重々承知の上ですが、事実上根絶が不可能で、かつ利用価値があるのであれば利用した方が良いように感じるのですが、いかがでしょうか。 ヘラブナも鯉もニジマスも、釣魚として人気の魚で、放流もされていますが、いずれも自然には存在しない魚です。 魚食魚ではないため、在来魚種に対するインパクトはバス等に比べたら圧倒的に少ないでしょうが、それでも良い影響は与えていないわけです。 にもかかわらず、釣りファンが多いという理由で養殖され、全国に放流されています。 彼らのように、いずれバスも 「そこにいてあたりまえの魚」 になる未来は無いのでしょうか?

  • ブラックバス等の外来魚問題について

    以前にも同じ質問をさせていただきましたが、釣りカテだったので、釣り人ではなく、かつこうした社会問題に関心のある方のご意見を伺いたいと思い、再度ご質問させていただきます。 ---------- 今後、ブラックバス産業が公(?)に認められることは無いんでしょうか。 十数年前の大ブーム→大バッシングから時間が経ち、最近は大がかりな駆除もなりを潜めていますが、関心の薄い人からすると 「ブラックバスは悪い魚!駆除!!」 という意見で固定されていて、ブラックバスはもちろん、他の魚も釣る雑食な釣り人である私としては悲しい気持ちです。 私自身の説明をさせていただきます。 私は釣り好き、自然好きの20代後半男性です。 釣りについてはブラックバスも当然好きですが、ヘラ釣りなどの他の淡水魚釣り、海水魚釣りなど、雑食に楽しんでおります。 ボランティア団体に所属し、害魚の駆除活動にも参加した経験があります。 また、大学では水産関係の勉強もしておりました(害魚対策や、漁業について専門というわけではありませんが) 自然保護的な観点から見て、ブラックバスが悪影響を与えていないとは思っていません。 閉鎖的かつ小さな水域に一定数以上のブラックバス/ブルーギルを放せば、ヘタをしたら 数年内にバス/ギルしか存在しない池になり、最終的には生き物がいなくなってしまうでしょう。 ただ、駆除ブーム時代の 「早くバスを根絶やしにしなければ、日本の魚は全て絶滅!」 というような状況にならないことは、既に証明されています。 爆発的に増えたブラックバスは、当然の帰結として今、個体数を大きく減らしています。 これは駆除の効果ではありません。爆発的増殖をした種は、その後個体数を減らし、やがては一定数に落ち着くものです。 下記のような流れが一般的な理解図です。また、食糧とは別に個体密度という意味でも、ハエをはじめとした実験で証明されています。 (1)元々いた生き物をドンドン食べる ↓ (2)爆発的に増える ↓ (3)元々いた生き物が減るため、食べるものが無くなる ↓ (4)徐々に減ってきて、代わりに餌となる生物が復活してくる ↓ (5)餌生物、捕食者が一定の数で安定 しかし、こちらはもちろん結果論であり 「だからブラックバスは悪くない!」 とは言いません。単に「絶滅はしなかった」というだけで、外来魚がいない方が在来魚に良い環境でしょうし、そもそも在来種が減る、減らない以前に、自然環境が人為的に変化してしまったことが問題なのですから。 それに、今個体数が減っているとは言っても、さらに10年後、20年後、100年後にどうなっているかはわかりません。 地球温暖化により降雨量が減り、水の流れが寸断され、水温が上がっていけば、在来魚よりバスに都合の良い環境が揃うわけで、また爆発的増殖が起こるかもしれません。 逆に、大型の水鳥が大繁殖して、メインターゲットがバスになる可能性もあります。 先のことはわかりません。 ただ、いずれにせよ人為的な駆除は、小規模なダムなど完全に水抜きができる環境でないと、根絶は不可能です。 あれだけの駆除ブーム、駆除に様々な団体が巨額の投資をして、駆除に成功した大きな湖、河川は存在しません。 間引く程度の駆除では意味が無いのです。根絶しなければ、生き残った魚に餌が行きわたるだけです。この事実は、少しでも生物に関する学問をかじった人や、水産に関わった人であれば容易に理解できるかと思います。 (また、データが無い経験の話ですが、早々に駆除を諦めた湖、ダムよりも、未だに駆除を続けている水域の方がバスの個体数は多いです。サイズは小さいですが) 以上のように駆除が事実上不可能なのであれば、バスの駆除は諦めて、バス釣り産業との共存という考えにシフトした方が絶対に得だと思うのですが、何故そうならないのでしょうか? 従事者から見ると非常に失礼かもしれませんが、淡水水産業の規模はびっくりするほど小さく、また、養殖業ではなく天然の漁師となると、もはや雀の涙です。後継者もいません。完全に消えゆく産業です。 日本の自然環境の保護は素晴らしいですが、バスを根絶できる、あるいは駆除を続けることで在来の自然環境を保てると、駆除派の人は本気で考えているのでしょうか? 「やったもん勝ち」 みたいで良くないのは重々承知の上ですが、事実上根絶が不可能で、かつ利用価値があるのであれば利用した方が良いように感じるのですが、いかがでしょうか。 ヘラブナも鯉もニジマスも、釣魚として人気の魚で、放流もされていますが、いずれも自然には存在しない魚です。 魚食魚ではないため、在来魚種に対するインパクトはバス等に比べたら圧倒的に少ないでしょうが、それでも良い影響は与えていないわけです。 にもかかわらず、釣りファンが多いという理由で養殖され、全国に放流されています。 彼らのように、いずれバスも 「そこにいてあたりまえの魚」 になる未来は無いのでしょうか?